ツイート数から予想!2016年流行語大賞はこれだ! 2016.11.30 15:23 UP

今年も残すところあと一ヵ月。
一年の締めくくりとして毎年、12月1日にはユーキャン新語・流行語大賞が発表される。
Twitterトレンドを分析する倭人速報では、今年一年のツイート数を分析して、2016年度の流行語大賞を予想してみた。


11/17に発表されたユーキャン新語・流行語大賞ノミネート一覧


アスリートファースト、新しい判断、歩きスマホ、EU離脱、AI、おそ松さん、神ってる、君の名は。、くまモン頑張れ絵、ゲス不倫、斎藤さんだぞ、ジカ熱、シン・ゴジラ、SMAP解散、聖地巡礼、センテンススプリング、タカマツペア、都民ファースト、トランプ現象、パナマ文書、びっくりぽん、文春砲、PPAP、保育園落ちた倭国死ね、(僕の)アモーレ、ポケモンGO、マイナス金利、民泊、盛り土、レガシー


上記ノミネートワードの中からツイート数で上位のキーワードを抽出した結果はこちら

流行語大賞ノミネートワード・ツイート数ベスト10!



  1. 「ポケモンGO」 8,670,294tw

  2. 「おそ松さん」6,507,838tw

  3. 「君の名は。」3,746,598tw

  4. 「シン・ゴジラ」3,496,484tw

  5. 「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」806,652tw

  6. 「SMAP解散」660,244tw

  7. 「EU離脱」313,045tw

  8. 「歩きスマホ」302,252tw

  9. 「アモーレ」262,945tw

  10. 「聖地巡礼」218,643tw



1位は世界中でユーザーの行動パターンを変えたと言われる「ポケモンGO」、2位には社会現象ともなった「おそ松さん」、3位、4位は「邦画空前の当たり年」を代表する「君の名は。」「シン・ゴジラ」と納得の結果となった。

各ワードが盛り上がったタイミングを検証!


1位の「ポケモンGO」は国内リリースされた7月に爆発的にツイートされているのに対し、2位の「おそ松さん」はアニメ放送最終回を迎えた3月にツイートのピークを迎えている。また、3位の「君の名は。」は公開して間もない9月のツイートが最も多い。

「ジャスティン・インパクト」でランクインした「PPAP」

4位の「シン・ゴジラ」も「君の名は。」同様、公開直後の8月にツイート数のピークを迎えている。
5位の「PPAP」は8月25日にYouTubeで公開されたが、ジャスティン・ビーバーさんが自身のTwitterで「My favorite video on the internet」と紹介した9月28日以降からツイートが急増。ベスト10にランクインしている流行語の中でツイートのピーク時期が最も遅いのがこの「PPAP」だ。
6位のSMAPもジャニーズ事務所がSMAP解散を発表した8月14日当日に最もツイートが集中している。

ほかの流行語の影響で定着した言葉たち

7位の「EU離脱」は英国での住民投票が行われた6月23日にツイートが集中。しかし、投票から2週間でツイート数は各日三ケタ以下に落ち込んでいる。
8位の「歩きスマホ」は以前から指摘されていたが、「ポケモンGO」が倭国でリリースされた7月以降に大きな問題となり、言葉として定着した。
9位の「アモーレ」はサッカーの長友佑都選手が交際相手の女優 平愛梨さんに対し「僕のアモーレ」ですと6月2日に発言したのが初であったが、7月以降に大量に投稿され定着したことが分かる。
10位の「聖地巡礼」が9月に最もツイートされたのは、「君の名は。」の大ヒットで物語の舞台を訪れる観光客が増えたことが理由と考えられる。

昨年の流行語大賞から見る流行語大賞の傾向

2015年に流行語大賞を受賞した「爆買い」は中国の大型連休がある10月からツイート数が右肩上がりになっているほか、「トリプルスリー」はヤクルトの山田哲人選手とソフトバンクの柳田悠岐選手がダブルで達成した10月から一気に広まった。
それに対し、2015年度流行語大賞にノミネートされながらも受賞を逃した「ラッスンゴレライ」「あったかいんだからぁ」「ドラゲナイ」などは、ツイート数が上半期に集中しており、下半期にはツイート数も減少している。
やはり、流行語大賞が発表される時期に近い下半期に流行したワードの方が人々に与える印象が強いため、有利に働く事が多いといえるだろう。


倭人速報編集部が予想する「流行語大賞」最有力候補はコレ!


上記分析からわかるように、流行語大賞は下半期に流行した言葉が獲得しやすい傾向にある。今年上半期に流行した「PERFECT HUMAN」が紅白出場にもかかわらず2016年度の流行語大賞のノミネートから外れていることを考えると、ピークが上半期だった「おそ松さん」が今年受賞する可能性は低いといえそうだ。

さらに、過去10年間の流行語大賞で映画やドラマなどのコンテンツタイトルが受賞した例はない。そのため、「ポケモンGO」「シン・ゴジラ」「君の名は。」も不利になるだろう。
と、なると下半期に流行した言葉で、なおかつ過去数回にわたって大賞を受賞している「一発ギャグ枠」に分類される「PPAP」が最有力だと考えられる。
しかし、今年の邦画の豊作振りは近年まれにみるものがあり、「君の名は。」「シン・ゴジラ」は興行成績面でも大きな話題を産み、ツイート数でも群を抜いて多かった。
またそれを上回るツイート数を誇る「ポケモンGO」は倭国だけでなく世界中で世代を問わず熱狂的に支持されたゲームとなった。これら社会的影響を考慮すると、これまでの傾向では不利ともいえる、「ポケモンGO」「シン・ゴジラ」「君の名は。」といったコンテンツタイトルの入賞可能性も捨てきれないのではないか?と考える。


以上の考察より、倭人速報編集部が予想する新語・流行語大賞の最有力候補は「ポケモンGO」「シン・ゴジラ」「君の名は。」「PPAP」に決定!


あなたが予想する2016年の流行語大賞は?


倭人速報公式アカウントでは「2016年度ユーキャン新語・流行語大賞」を予想する投票を開催中!


(2016.11.30 倭人速報編集部 クロ麻呂・霜月)

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