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人事評価
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2025.11.24 00:00
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では、ADHDの特性が高い場合、長期の目標設定はどうしたらいいか?
このご質問はエビデンスの実装部分でとても現実的で重要な問いだと思います。
私自身が企業に務めてないところがイメージする上でのネックになってしまうので、非現実的な部分があれば申し訳ないのですが、現状、以下のように考えています。
ADHDの人に「3ヶ月後の締切だけ伝えて、あとは自己管理でよろしく」は、なかなか難しいと思います。
ただし、
•①長期タスクを「週・日・25分」に分ける仕組み
•②管理職は“枠組みだけ”を整える
•③細かい課題の分割は、本人+生成AI(外付け前頭葉)でやる
という役割分担にすると、現実的で、科学的にも筋が通るかとか考えています。
▼ なぜ「3ヶ月タスク」が特につらいのか
ADHDでは、
•「今すぐの小さな報酬」>「3ヶ月後の大きな報酬」になりやすい
→ 遅延割引・遅延嫌悪が大きい(Sonuga-Barke, 2002; Jackson & MacKillop, 2016)
•将来の予定を覚えておく/適切なタイミングで動き出す遂行機能・前向き記憶が弱くなりやすい(Barkley, 2012)
▼ 「じゃあ管理職が全部、週・日・25分に分解するの?」問題
ここが多くの現場で実装のネックになるところではないかと思います。
実際的には「管理職が、1人ひとりの25分タスクまで設計する」は現実的ではないでも「枠組みだけ整える」というのが折り合いのつくところではないかと思います。
● 管理職がやること(上のレイヤー)
•3ヶ月タスクに「中間マイルストーン」を置く
•例:12週間なら、4週ごとに「ここまで出来ていればOK」を決める
•週1回5〜15分の進捗チェックをチームの標準にする
•「この時間帯はこのプロジェクトに集中していい」という時間ブロックを一緒に決める
ここまでなら、ADHD特性の高い人だけではなく、全員にとっての「仕事の見える化」として機能します。
● 本人がやること(下のレイヤー)
•「今週やること」を「今日のタスク」→「25分タスク」に細かく割る
•自分の集中しやすい時間帯に、それを配置する
ここがまさに、ADHD特性上つまずきやすいところで、ここは現在では生成AIに手伝わせるのが現実解ではないかと考えています。
▼ 生成AIを「外付け前頭葉」として使う
ADHDの人は「何をどこまで分ければいいか」がしんどくて止まりやすい。ここをAIに手伝ってもらいます。
例:3ヶ月後に報告書を出す場合、AIへの投げ方イメージ:
「3ヶ月後までに○○の報告書を完成させたいです。長期の仕事を自力で分割するのが苦手です。
・12週間の“週ごとのゴール”案
・今週やるべき“25分で終わるタスク”を5個を、現実的な順番で提案してください。」
あるいは毎朝:
「今日のタスクはこれです(箇条書き)。
どれから始めるか決めるのに難しさを感じでいます。今日は実働4時間、エネルギーが高いのは午前中です。
“最初の25分でやるべきタスク”を1つ選び、その25分でやるステップを5〜7個に分けてください。」
こうすると、
•長期目標 → 週 → 今日 → 25分
という「階段」を、AIが先に描いてくれる
•本人はその中から「現実的にできそうなものだけ選ぶ」役割に集中できる、という分業になりやすいと思います。
ポイントは、
•AI案をそのまま全部やろうとしない
•「今日はこの2つだけ」「午前中はこれだけ」*“引き算”して採用すること、です。
▼ 管理職とAIの組み合わせ
現実的な運用は、こんなイメージかなと思います。
1.プロジェクト開始時:
•管理職と部下で「3ヶ月後のゴール」と「4週ごとのマイルストーン」だけ決める(15〜30分)
2.その後:
•部下が生成AIと一緒に「週→日→25分」の案を作る
•それをA4 1枚くらいの「計画案」として上司に見せる
•上司は「優先度はこれをもう少し上げよう」など調整だけする(10分)
3.運用:
•毎週の1on1(5〜15分)で
•「来週の“最初の25分タスク”は何にする?」と確認
•日々の細かい分割は、本人+AIで回し続ける
こうすれば、
•上司は「プロジェクトの枠組みと方向性」だけを見る
•ADHDの当事者は「AIを外付け前頭葉として使うことで、細かい分割の負荷を軽くする」
という形で、お互いの負担を現実的なラインに保ちやすくなります。
▼ 生成AIに任せていいこと/ダメなこと
任せてよさそうな領域
•長期タスクの分割(週・日・25分の案出し)
•優先順位づけのたたき台
•計画書や上司への報告メモの「下書き」
任せるべきではない領域
・ ADHDの診断や治療方針の決定
•抑うつ・希死念慮などメンタル危機への対応
•人事評価・法的リスク判断
つまり、生成AI=「計画と文章化を手伝う外付け前頭葉」であって、「主治医」でも「上司」でもない
という線をはっきりさせておく必要があると思います。 November 11, 2025
5RP
この考えは村社会の公務員の場合は注意が必要です。最近入庁した20代や転職者は65歳の定年を見越して入庁しているはずです。「数年でやめようかなぁ」と思って教養と専門科目があるこの試験を受けるとは思えない。某特別区でも入庁してわかりましたが、人の噂が大好きで、人付き合いがウェットの40〜50代は多いです(最悪ハラスメント事案あり)。最低限すぎる対応では村八分にされる可能性もあります。また60代の管理職が未だ居座り、人事評価や昇任試験の事実上のキーマンであることからも彼らに好かれている方が庁内で評価されやすい側面もあるのかなと思いました。 November 11, 2025
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