確証バイアス トレンド
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2025.11.28 11:00
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みい山のこのシーン、「社会適応の道へと導こうとする善良な教師の救いの手を、障害ゆえに愚かにも跳ね除けて発狂するみい母の愚かさ」を強調する意図で描かれてるので、すげぇ戯画的というか露悪的な描写になってるんですが、
「我が子の障害受容」は
・親なのに、我が子の問題に気が付けなかった無力感
・我が子を障がいのある身体に産んでしまった自責感(特に母親)
・我が子の今後の人生を心配する焦燥と絶望感
・自分の育て方が誤っていたのではないかとの自責を生じさせる強い後悔
・誰よりも側にいた親である自分を差し置いて、したり顔で我が子の発育の問題へ言及してくる相手への猜疑心や憤怒
辺りが一気に襲ってくる、
「その辺の健常者ですら耐えられない超過酷イベント」なんで、ただでさえ障がいのあるみいの母親が大発狂するのは当たり前なんですよ。
健常者の親ですら
・(遺伝的なもの含め)自分以外の問題ではないのか!?と自己防衛の為に他責せざるを得ず、教師の見識や同級生のいじめを強く疑う(そもそも子どもの生得的な障がいは親のせいではない、というのは前提)
・我が子の将来を絶望し、極端な接し方をしてしまう
・「障がいのある身体に産んで/産ませてしまった」自責に囚われ、我が子と正面から向き合えなくなる
・障がい関連の書物や情報を漁りまくってそこら辺の専門家より詳しくなってしまい、医師や専門家の指導・助言に懐疑的になり従えない
・確証バイアス(己に都合の良い情報のみを信じてしまう現象)で「発達障害は食事療法で治る!」などの荒唐無稽な話にすがってしまう
・スピリチュアルに傾倒し、救いを宗教へ求める
辺りが噴出しまくる、
超過酷イベントなんです。
更には(これは漫画内でも、障がい理解に乏しかった作中時系列における過去エピソードで、読者にわかりやすく要点を演出しデフォルメする必要があったとはいえ)、みい母親側の心境は無視して教師側が
「発達の遅れが見られます」
↓
「検査を受けては如何ですか?」
↓
「今からでも支援級に転学を…」
と、矢継ぎ早に「障がい者で確定です、転学が必要なレベルです」とフルコンボで伝えたら、健常者でさえもその場で「ギャオオオオン」して当然です。
この漫画、露悪的なんで滅茶苦茶嫌いなんですけど、折角話題になってるので、皆様にも「我が子に発育の遅れがあると知らされた親」の過酷な心境を、これを期に少しでも寄り添って頂ければと思います。 November 11, 2025
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