2022年冬アニメをTwitter分析!今期最も話題となった作品は? 2022.03.29 18:00 UP

2022年最初のアニメクールの放送も、続々と最終回を迎えつつある。
冬期も人気シリーズ作品から漫画原作のアニメ化、オリジナル作品など豊富なラインナップとなったクールだったが、前回のレポートから視聴者たちの注目作品には新たな変化があったのだろうか。
今回も倭人速報では1月1日~3月17日までの作品ツイート数をランキング形式で発表し、それぞれ話題となった作品に触れていきたい。


  1. 進撃の巨人 The Final Season Part21,105,541ツイート

  2. プリンセスコネクト!re:dive season 2699,401ツイート

  3. その着せ替え人形は恋をする574,237ツイート

  4. デリシャスパーティ♡プリキュアre:dive season 2439,729ツイート

  5. 明日ちゃんのセーラー服270,743ツイート

  6. 平家物語261,042ツイート

  7. スローループ166,157ツイート

  8. ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン164,145ツイート

  9. 佐々木と宮野128,723ツイート

  10. CUE!120,920ツイート


記事内のツイート集計範囲:角川アスキー総合研究所が独自に定義したエンタメ関連全量ツイート
集計期間:2022/01/01~2022/03/17
※2022年冬アニメから放送を始めたアニメのみ対象
※メディアミックス作品はアニメ以外のゲームやドラマなどに関するツイートが含まれている可能性があります
集計方法:Realtime trend analyticsを利用



また、上記10作品について投稿されたツイート数の推移グラフがこちらである。



作品ツイート数首位3作品のうち、前回のレポートでは4位にランクインしていた『プリンセスコネクト!re:dive season 2(以下、プリコネR)』が2位にランクアップ。2月15日にアプリの方で4周年記念を迎えた『プリコネR』は、「プリコネフェス2022」の開催やTwitterキャンペーンで大きな盛り上がりを見せ、2月13日に127,138ツイートをも獲得した。

また前回のレポート集計時にはいなかった、2月から放送開始の『デリシャスパーティ♡プリキュア(以下、デパプリ)』は初登場ながら4位に食い込み、プリキュアシリーズの人気の強さを示した結果に。

アニメオリジナルである『平家物語』は他作品の台頭により6位に落ち着いたが、大河ドラマの影響もあってか30代40代男性からのツイートを多く集め安定した人気を保った。

安定の人気を誇る『進撃の巨人』、盛り上がった回は?


毎週3万近いツイート数を誇った、今期最も話題となった作品は『進撃の巨人』(以下、『進撃』)。前回のレポートから変わらず1位を誇り、やはり最も盛り上がったのは「The Final Season Part2」の第1話より解禁されたOP・ED主題歌だった。

特にED主題歌を担当したヒグチアイさんのコメントや『悪魔の子』の歌詞からは、主人公・エレンへの解釈度が高すぎるとファンから慄きの声があったとか…。




また、集計期間内で新たに多くのツイート数を集めた回は、会話を軸に話が展開していった84話「終末の夜」。

ジャンやハンジ、ガビなどがそれぞれの立場から抱く思いや葛藤、感情の機微を会話劇のみで描いた構成となった回。アクションシーンなどの目を惹く描写はない回であったが、登場人物たちの思いを如実に表現した84話の放送後には、視聴者から様々な考察や意見が引き出された。





新プリキュア登場!今度のテーマは「ごはん」


昨年2月から放送を続けていた『トロピカル〜ジュ!プリキュア』が今年1月いっぱいで終了に。
今回個別タイトルでの集計はされなかったが、新シリーズ『デパプリ』とともに最もつぶやかれたワードは『トロピカル~ジュ!プリキュア』だった。
新シリーズへの引継ぎだけでなく、最終話の放送日には、「1年間ありがとう」といった声やお祝いのメッセージなど、多くのツイートが寄せられた。



そして新しく始まった『デパプリ』も負けず劣らずの人気ぶり!
情報解禁された1月9日は49,067、放送が開始された2月6日には41,252ものツイート数が集まっている。



新シリーズプリキュアのテーマは「ごはん」。また主人公の和実ゆい/キュアプレシャス役を務める菱川花菜さんは、2020年に声優デビューしたばかり。これからの新プリキュアと共に、彼女たちの活躍に期待だ。


『平家物語』大河ドラマの影響も





「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」

誰もが聞いたことがあるこの言葉から幕を開けるのは『平家物語』。
平安末期、貴族社会から武家社会へと倭国が歴史的転換を果たす、激動の15年を描いたサイエンスSARUの手がけるオリジナルアニメ。

第十話「壇ノ浦」、第十一話「諸行無常」を二話一挙放送したことにより、先日3月24日に最終回を迎えた。なお3月24日は1185年に壇ノ浦の戦いが起きた日であり、この巡りあわせがすごいとの声も挙げられた。




また『平家物語』と共にツイートされた単語にはNHK大河ドラマの名が。






今年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は、同じく平安末期の激動の時代を北条家の視点から描いた作品であり、一つの時代を全く反対の視点から描いた作品が同時期に放送されていたことが、『平家物語』の注目度を更に高めた理由の一つとうかがえる。


今期アニメの感想や考察ツイートには、『進撃』や『平家物語』、また『トロプリ』の影響から、一つの出来事に対していろいろな視点から見て考えることや「絶対的な悪はいない」といった意見のツイートが多くみられた。
激動の時代の中、今期冬アニメでは争いや時代の動きに対し、様々な視点や思想について考えさせられる機会を多く与えられたといえるだろう。


以上、2022年冬アニメレポートもこれで終了となる。

今期は今まで記事で触れてきたタイトル以外にも、『スローループ』や『CUE!』など、上位作品の中では日常系・美少女アニメの人気も白熱していた。

最終回を目前に、物語も視聴者も盛り上がりを見せるタイトル作品はまだ残っている。
それぞれがこれからどのような終わりを迎えるのか、冬アニメからはまだ目が離せない。


(倭人速報編集部:座布団)

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