2023年冬アニメをTwitter分析!アニメの中こそ多様性?セクシャリティに囚われない自由さ 2023.02.24 16:00 UP

冬アニメも放送を開始して折り返しというところまで放送が終了したが、みなさまは今期どのアニメを視聴しているだろうか。
今回は2023年に入って放送を開始した冬アニメの1月~2月中旬までにつぶやかれたツイート数の上位10作品をランキングにした。


  1. お兄ちゃんはおしまい!358,792tweet

  2. 吸血鬼すぐ死ぬ2248,638tweet

  3. 英雄王、武を極めるため転生す_~そして、世界最強の見習い騎士♀~246,837tweet

  4. NieR:Automata Ver1.1a241,509tweet

  5. 文豪ストレイドッグス236,848アカウントtweet

  6. 転生王女と天才令嬢の魔法革命230,988tweet

  7. スパイ教室182,644tweet

  8. 東京リベンジャーズ149,495tweet

  9. あやかしトライアングル124,674アtweet

  10. お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件121,735tweet


記事内のツイート集計範囲:角川アスキー総合研究所が独自に定義したエンタメ関連全量ツイート
集計期間:2023/01/01~2023/02/19
※2023年冬アニメから放送を始めたアニメのみ対象
※メディアミックス作品はアニメ以外のゲームやドラマなどに関するツイートが含まれている可能性があります
集計方法:Realtime trend analyticsを利用


今回ツイート数が一番多かったのは『お兄ちゃんはおしまい!』(以下『おにまい』)で総ツイート数は358,792tweetとなった。
また、最近は安定した人気を誇る作品の続編が注目されがちだが、今期の上位は初アニメ化作品が半数を占める結果となっている。
ここからは上位作品から抜粋してツイート数推移をグラフ化し、分析と作品の紹介をしていく。

外見はカワイイけど実は男?『お兄ちゃんはおしまい!』


主人公の実が天才科学者である妹の手によって「女の子になる薬」を盛られ、ある日目覚めると女の子になっていた。
薬の経過観察として女として暮らすことになった引きこもりニートの実は、はじめての女の子としての日常生活に苦難していく。
心は男性、肉体的は女性というTS(トランスセクシャル)作品となっている。



もともと同人誌で発表された作品だったが、書籍化し今回ついにアニメを果たした。
作画のクオリティの高さが話題の『おにまい』を含むツイート数推移をグラフ化した。


放送開始までのツイート数は多くなかったが、放送直後の1月6日には29,693tweetと盛り上がりを見せた。
また、放送日のツイート数は1万ツイートを切ることはない。放送日以外のツイート数も多く、日常的に話題にされているようだ。

そして、『おにまい』で話題に多く上がってくるのが、作者にも狂気と言わしめたEDだ。
作画のクオリティが高く、ぬるぬる動くEDは何度も繰り返し視聴したくなる中毒性があり、YouTubeでは120万回以上再生されている。








設定だけ見るとTSはマニア向けと思われるかもしれないが、今回のツイート数の多さからも昔と比較してこういった作品への見方も軟化してきているのではないだろうか。

『リコリス・リコイル』に続く?女性の活躍が見れる『転生王女と天才令嬢の魔法革命』


魔法で空を飛ぶという夢を持つ王女アニスフィアは、ある夜自作の魔女箒の試験飛行で貴族学院の夜会に飛び込んでしまう。
そこでは天才公爵令嬢のユフィリアが王子から婚約破棄を言い渡されており、その場からアニスがユフィリアを連れ出すというストーリーから始まる。



6位にランクインした『転生王女と天才令嬢の魔法革命』(以下『転天』)は、主人公2人が女性となっている作品だ。
近頃女性がメインで活躍する作品が注目されているが、今作もその中の1つといえる。続いては、『転天』を含むツイート数推移をグラフにして分析していく。



『転天』も『おにまい』と同じく、放送日のツイートが1万ツイートを切ることはなく、安定した人気がある。
ツイート数の差を比較すると『おにまい』とは差がついているものの放送日当日ツイート数はさほど変わらないので、リアタイ勢が多いのかもしれない。
話数が進むにつれてツイート数は落ち着いていく傾向にあるが『転天』は安定感があり、後半でさらに伸びていく可能性もありそうだ。




また、『天転』の共起語を集計してみると上位に『リコリス・リコイル』(以下『リコリコ』)が入っている。
去年放送されたアニメの中でも、特に人気を博した『リコリコ』だが、放送後には女性が活躍する作品が注目されることが増えているように感じる。
昨今はGLに限らず、BLやTSと地上波でもそういった作品の放送は多くなってきている印象だ。少しずつ、セクシャリティの多様性が受け入れられ始めたということなのかもしれない。

秋アニメが豊作だったこともあり、今期は何見ればいいかわからない…という声もあるが、是非ツイートランキングなどを参考に今からでも冬アニメの視聴を開始してみてはいかがだろうか。

(倭人速報編集部:ゆりかわ)

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