ゆるふわな本格殺し屋アクション映画に注目! ベイビーわるきゅーれをTwitter分析 2021.11.08 18:00 UP

映画ジャンキーたちの間で今話題になっている、ゆるふわ殺し屋稼業・本格アクション映画をご存じだろうか…?

        

『ベイビーわるきゅーれ』



…以下『ベビわる』。
殺し屋なのにゆるふわって、どういうこと…!?と感じる方も多いだろう。
別に、ゆめかわいくてゆるふわなデューク東郷的な人物が登場する、というわけではない。

 ☆あらすじ
JK兼殺し屋として生きてきたまひろとちさとは、高校卒業と共にオモテの顔…「社会人」としての生活をしなければならなくなっちゃった!人殺しを生業にしてきたのに、突然社会に馴染んでと言われても…。
殺し屋だけじゃダメなのかなぁ?
コミュニケーション能力ではなく人殺しにスキル全振りしてきた二人は、アルバイトでも失敗ばかり…。ある日ひょんなことからヤクザと揉めちゃった…!私たち、どうなっちゃうの~!?


映画予告編


ということで今回は、映画『ベビわる』に関するツイートを分析、作品の盛り上がりを見ていこう。

◆口コミで上映館拡大!激アツ映画にご注目!


『ベビわる』は2021年7月30日に公開された、バイオレンスアクション映画である。



こちらは映画上映前~最近までのツイート数をグラフ化したものだ。

映画公開と共に口コミが拡散…上映開始から2週間ほどたった頃には落ち着きつつあったツイート数は、8月中旬を境に息を吹き返すどころかとんでもない数値まで伸びあがっている。
ここからは集計期間内に話題になったエピソードなどを取り上げ、『ベビわる』の魅力に迫っていこう。

 

◆公開初日満足度は1位に


7月30日に公開された本作…。
映画やドラマなどのレビューアプリ「Filmarks」ではなんと…国民的アニメ『クレヨンしんちゃん』の劇場版を第2位に抑え、初日満足度ランキング第1位を獲得!上映開始から好スタートを切った。




二人の会話が愛おしい超脱力系な日常パートから、一瞬でキレキレな本格アクションに切り替わるギャップにも注目が集まったようだ。終盤のタイマンバトルは特に好評で、多くの映画ファンを唸らせた。




 

◆オタク心をくすぐるコンテンツ展開にも注目


映画を観た一部のファンの間では「人が20人くらい死ぬあずまんが大王」や「まんがタイムきららで連載してるジョン・ウィック」、「初代プリキュア」といったコメントも。

そしてパンフレットにはキャラソンとドラマCDが付属している超豪華仕様…。これには「オタクへの福利厚生、ここに極まれり」と、多くのオタクの注目が集まり…イラストや小説などといった二次創作も続々と生み出されるなどした。
因みに筆者は好きな漫画家さんが描いた主演2人のイラストを見たことがキッカケで『ベビわる』を観た元気なオタクである。






 

◆監督のツイートに反響


8月28日の阪元裕吾監督のツイートには多くの反響があった。

女性主演アクション映画にありがちなセクシーな描写を無くしての映画作りにも注目が集まった。「テンポの良さやアクションのカッコよさを純粋に楽しむことができた」といったコメントや、監督のツイートが拡散されたことによって興味を持ったユーザーも多かった。






こちらは『ベビわる』を含むツイートを年齢・性別でグラフにしたものだ。



普段は男性のツイートの割合が多かった本作だが、監督のツイートが拡散された週におけるツイートの男女比は逆転。中には「余計なセクシーなカットが無くて、ノンストレスで鑑賞出来た」といった女性ファンからのコメントもあった。
主演の伊藤彩織さんの高速アクションは本当にとんでもないくらいヤバイので、是非その目に焼き付けていただきたい。




 

◆ラジオや漫画でも紹介されました


9月7日にはヒップホップ・グループ「ライムスター」の宇多丸氏が、10日にはコンバットREC氏がラジオ『アフター6ジャンクション』の中で『ベビわる』について熱く語る回も。




同月24日には漫画『邦キチ! 映子さん Season7』で『ベビわる』回が公開された。
映画好きオタクの間でも有名な『邦キチ』で取り上げられることは、近代における当時の『中央公論』に小説が載るのは売れっ子作家の証…ってくらいすごいことだと筆者は考えているので、とにかくすごいことが起こったのだ。




様々なメディアで紹介され口コミはさらに拡散…。
11月以降も上映館は全国に拡大する予定とのこと。
まだ観ていないよ~という方も、これを機に是非『ベビわる』をキメて頂きたい。
もう観たよ~という方は、おかわりわるきゅーれ…ということで。

▶『ベイビーわるきゅーれ』今の話題はこちら

今、阪元監督作品が熱い


『ベビわる』人気で今、阪元監督作品がとてもおアツなことになっていることはご存じだろうか?

実は一部劇場では阪元監督の過去作から『ベビわる』を含める4タイトルが一挙上映…一日で堪能できるサイコーイベントが開催されていたのだ…!

11月3日、池袋シネマ・ロサでは阪元監督の『ベビわる』、『最強殺し屋伝説 国岡』『黄龍の村』『ある用務員』…これら4つの作品を全て舞台挨拶付きで、一日でエンジョイすることのできるとんでもないイベントが開催。当日のチケット争奪戦は熾烈を極めた。




ちなみに筆者が阪元監督作品の中で一番好きなのは『黄龍の村』だ。

若い男女、辿り着いた不気味な村、そこで突きつけられる怪しげな風習、謎に包まれた存在「おびんたわら様」…事件が起きない筈もなく。不幸の渦に取り込まれていく彼らの行く先にあったものとは…?

『グリーンインフェルノ』や『ミッドサマー』的ホラーだと思って劇場に足を運びましたが、いい意味で期待を裏切られる。
あと筆者は、村人の中にオモコロの雨穴さんのような仮面をかぶった人が出てきてテンションが上がりました。




――アクション映画界の期待の新星・阪元監督から、今後も目が離せない。

(倭人速報編集部:望月アキヒロ)

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