2021年の夏季クール放送アニメの全作品が終了した。
これまでのレポート「2021年夏アニメ 初速Twitter分析！」、「2021年夏アニメ 折り返しTwitter分析！」に引き続き、倭人速報では9月1日～9月30日の作品ツイート数をランキング形式で発表する。

1. ラブライブ!スーパースター!!318,493ツイート


2. 小林さんちのメイドラゴンS169,679ツイート


3. アイドリッシュセブン Third Beat!151,233ツイート


4. 天官賜福150,547ツイート


5. カノジョも彼女92,314ツイート


6. かげきしょうじょ!!92,287ツイート


7. うらみちお兄さん90,601ツイート


8. ひぐらしのなく頃に卒69,436ツイート


9. 探偵はもう、死んでいる。61,645ツイート


10. マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON -覚醒前夜-56,136ツイート

記事内のツイート集計範囲：角川アスキー総合研究所が独自に定義したエンタメ関連全量ツイート
集計期間：2021/09/01～2021/09/30 ※2021年夏アニメとして放送開始の作品のみ対象
集計方法：Realtime trend analyticsを利用

上記10作品について投稿されたツイート数の推移グラフがこちら。



作品ツイート数首位3作品には、前回のレポートでは6位にランクインしていた『小林さんちのメイドラゴンS（以下、メイドラゴン）』が食い込んだ。
代わって『天官賜福』は順位こそ4位へと落ちたが、月内ツイート数は8月集計より8,000ほど多い15万ツイートの大台に乗る形となった。

また、8月にツイート数上位へ浮上してきた『かげきしょうじょ!!』は9月で更に順位を上げ『うらみちお兄さん』を追い抜く形で6位へと落ち着いた。

ファンも満足の第二期完走『メイドラゴン』

2017年に一期が放送された本作は、時にコミカルに、時にシリアスに「ドラゴンのメイド・トール」と「普通の会社員・小林」との交流が描かれた人気タイトル。制作の京都アニメーションが描写する豊かなキャラクターも相まって第2期が待ち望まれていた。
2019年には休業などを余儀なくされた京都アニメーションだったが、『メイドラゴン』第二期はその後初の元請制作タイトルとして、アニメ史上でも注目すべき作品となった。

9月23日の最終話放送後には公式アカウントへ「最終話も本当素晴らしくて美しくて泣きました」「京アニスタッフありがとう最高だった」などといったリプライが送られており、ファンたちの心に残るアニメとなったようだ。
▶「小林さんちのメイドラゴンS」今の話題はこちら

第一話と最終話の反響を比較！

今期夏アニメで、作品ツイート数の多かった上位10タイトルの放送期間中ツイート数をグラフ化したものがこちら。



『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON -覚醒前夜-』は全8話と、1クールアニメの中でも短い話数ながらランクイン。特に滑り出しで話題を拡散した形だ。

『天官賜福』は7月、8月時点でも根強く話題を維持し続け、1話放送日のツイート数(28,912ツイート)と最終話放送日のツイート数(29,729ツイート)にほぼ差を作ることなく完走し、ファンを離さなかった様子が伺えた。

放送期間前後でもっとも話題を拡散した作品は『かげきしょうじょ!!』だ。
1話放送日のツイート数が8,151ツイートと少なかった本作だが、徐々に話題となり、最終話放送日のツイート数は17,538ツイートとおよそ1万ツイートも成長。翌日の『うらみちお兄さん』最終回でのツイート数(15,627ツイート)とほぼ並ぶまでとなった。

『かげきしょうじょ!!』がツイート数上位に食い込み始めたのは中期からだ。「2021年夏アニメ 折り返しTwitter分析！」では、本作の視聴層が男女に渡って広く愛好されている様子や、視聴者によってどういったツイートが多く投稿されているか分析している。
その勢いが最終回まで衰えなかったことが結果として表れている形だ。
▶「かげきしょうじょ!!」今の話題はこちら


以上、7月から続いた夏アニメレポートも今回で終了となる。みなさんはお気に入りの作品に出会えただろうか。
倭人速報では10月開始の秋アニメも追って分析していくので、引き続き視聴の参考にしていただきたい。

(倭人速報編集部：ニシノ)