『VTuber』の魅力をTwitter分析!時代はバーチャル化? 2021.10.15 17:37 UP

最近YouTube急上昇のゲーム欄に多く登場するVTuber。
先日チャンネル登録者1000万人を突破したHIKAKINも、8月にVTuberとしてデビューして話題になったことは記憶に新しいのではないだろうか。
今回は最近目にすることが増えてきたVTuberをTwitterから分析し、どういった層の人に支持され、今どのくらい注目度が上がっているのかを分析していく。

注目度が右肩上がり!VTuberへの関心


まず、VTuberといえば、先駆者であるキズナアイを想像する人が多いのではないだろうか。メディアでも目にする機会が多い彼女は等身大の3Dで様々な動きをし、豊かな表情を見せてくれる。


しかし、今デビューする多くのVTuberは2Dモデルといわれるイラストを加工して立体的に動いて見せるようにするものでデビューする。
2Dモデルは動きが制限されてはしまうものの、自宅で手軽に配信ができコストも抑えられることから、多くの個性豊かなVTuberたちが誕生し、現在ライバーの数は1万を超える。
今回は、『VTuber』を含むツイートと、VTuberと一緒にツイートされるワードとして上位に上がる『にじさんじ』や『ホロライブ』といった海外にも進出をしている有名事務所名を含むツイート数推移をグラフにしてみた。


グラフをみてわかるように、2020年は横這いだった数字が、2021年に入ってから徐々に伸び始めている。また、ツイート数が大きく伸びる頻度も上がっており、VTuberが注目されていることがわかる。
特にツイートが伸びている7月1日は前日の6月30日に『にじさんじ』所属の鈴原るる、7月1日に『ホロライブ』所属の桐生ココといった人気ライバーの卒業があったこともあり、この日のトレンドは桐生ココ、鈴原るる関連のツイートが上位を占め、VTuberを含むツイート数は87,776tweetとなった。
また、鈴原るるの卒業配信は同時接続が18万人、桐生ココは48万人を超えるなど、如何に彼女たちが多くの人に愛されていたかが伺える。






また、『にじさんじ』『ホロライブ』を含むツイートを年齢・性別でグラフにすると大きく差が出た。

まずは『ホロライブ』だが、女性ライバーのみが所属していることもあり、男性のツイートが圧倒的に多く、メイン年齢層は30代となった。
(女性VTuberグループ『ホロライブ』、男性VTuberグループ『ホロスターズ』、音楽レーベル『イノナカミュージック』を統合し『ホロライブプロダクション』となっている)

続いて『にじさんじ』だが、男女問わず所属しており、ライバーの数は『ホロライブ』より多い。
ツイート数は男性の方が比率は多いものの、女性のツイートも一定数あり、年齢層のメインは20、30代と『ホロライブ』よりリスナー層が広そうだ。

『にじさんじ』を含むツイートをする女性が多い要因として考えられるのは、人気男性ライバーが多数所属しているからだろう。
特に『にじさんじ』に所属している葛葉は男性ライバーとしては初となるチャンネル登録者100万人を突破する人気だ。



ツイート数はチャンネル登録者が100万人以上いる人気ライバーが多く所属している『ホロライブ』より、『にじさんじ』が多い結果に。
これは『にじさんじ』は事務所名がついた企画が多いことや、同じ事務所同士でのコラボが活発なことが要因ではないだろうか。
また、企画もバラエティ色が強いものが多く、ライバー単体で推すというよりかはユニットや事務所単位で応援しているリスナーが多いと考えられる。
なお、VTuberと一緒につぶやかれるワードは『ホロライブ』所属のライバーが多いことから、ライバー名だけをつぶやく傾向にあるため『ホロライブ』のツイート数に繋がらなかったようだ。
各事務所のツイート数が伸びた日にも事務所の特色が出ており、『ホロライブ』はライブ関連で大きくツイートが伸び、『にじさんじ』はゲームの大会などで大きくツイートが伸びる結果となった。




また、雑談枠、歌枠、ゲーム実況などの配信を行うライバーが多いが、YouTuber、歌い手、芸能人やお笑い芸人など、VTuberに留まらず、さまざまな界隈の人ともコラボを行っている。
その中でも最近話題になったのは、ジャニーズの山田涼介(やまだりょうすけ)がYouTubeチャンネル『LEOの遊び場【山田涼介】』を開設し、VTuberの叶(にじさんじ所属)や渋谷ハルとApexの大会に出場したことだろう。
こうして様々な界隈とコラボをすることでより多くの人の目に触れ、VTuberの認知度と人気が伸びているようだ。



時代はバーチャル?


また、記事の冒頭でも取り上げたが今年の8月に有名YouTuberのHIKAKINがVTuberデビューをしているが、他にもさまざまな人が実はバーチャル化している。

2019年にはジャニーズ事務所からバーチャルアイドルとして海堂飛鳥(かいどうあすか)、苺谷星空(いちごやかなた)がデビューし、演者は海堂飛鳥を藤原丈一郎(ふじわらじょういちろう)、苺谷星空を大橋和也(おおはしかずや)が担当している。



最近では『すとぷり』がバーチャル化したことも記憶に新しい。
8月28日にバーチャルライブを行ったこともTwitterで大きく話題となりトレンド1位となった。



また、人気YouTuberのP丸様も自身の誕生日である9月30日に3Dライブを披露。
そして両国国技館でのバーチャルワンマンライブ決定を発表し、盛り上がりを見せた。






コロナ禍でインターネットで活動する人が増えた昨今。
顔出しをせず活動するYouTuberにとって、バーチャル化することでより幅広いパフォーマンスが可能になることもあり、今後はさらにバーチャル化する人が増えていくのではないだろうか。

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