1位はアカデミー賞俳優を輩出!アメコミ大作『ジョーカー』 2019年下期(10月~3月)映画ツイート人数ランキング 2020.04.30 18:00 UP

2019年も多くの新作ドラマや映画、アニメ、そして数々の芸能人がエンタメシーンを大いに盛り上げました。
そこで倭人速報では、2019年10月から3月の下期に様々な作品や芸能人についてツイートした人数(アカウント)を集計。ランキング形式でご紹介いたします。
あのアメコミ原作ビッグタイトルから、口コミで広まったアニメ映画まで、あなたの気になる作品は一体何人のユーザーにツイートされたのでしょうか?

2019年10月~3月映画ツイート人数ランキング



  1. ジョーカー622,038アカウント


  2. アナと雪の女王2341,110アカウント


  3. ミッドサマー320,735アカウント


  4. パラサイト 半地下の家族274,518アカウント


  5. キャッツ151,378アカウント


  6. ヲタクに恋は難しい132,185アカウント


  7. かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~118,426アカウント


  8. 犬鳴村116,935アカウント


  9. ドクター・スリープ105,760アカウント


  10. ブラック校則85,033アカウント




2019年10月~3月期に最も多くのTwitterユーザーに言及されたのは、「ハング・オーバー!」シリーズで映画ファンにはお馴染み、トッド・フィリップス監督の最新作「ジョーカー」でした。
それまでコメディ作品のイメージが強かった同監督が送り出したのは、世界的ヒーローであるバットマンの宿敵「ジョーカー」が、冴えない男から悪のカリスマへ変貌するまでのオリジン。
貧困やマイノリティ、社会的弱者の視点で描かれる本作は、凄惨で過激な描写からR15+指定を受け公開。海外では、暴力が誘発される可能性があるとして、鑑賞者に荷物チェックを実施したり、警備を強化するなど、慎重な体制で上映されたことも話題になりました。

また、キャラクターとしての「ジョーカー」といえば、もはや伝説化してしまった故ヒース・レジャーの「ダークナイト」での怪演を、どの俳優がどのように超えるのか?が課題。もちろん今回のジョーカー役、ホアキン・フェニックスは果たしていかほどか?という注目が、公開以前から集まっていました。
しかし、ワーナーが「ジョーカー」倭国公開において用意したのが字幕版のみという点からも、第92回アカデミー賞にて、ホアキン・フェニックスが主演男優賞を獲得していることからも、演技の是非は言うまでもないでしょう。

語らなければならないのは、脚本・演者だけではありません。本作の構図、色彩はとても美しく設計されています。撮影班には、つい1週間前まで巨匠マーティン・スコセッシとともに「アイリッシュマン」の撮影をしていたクルーが貸し出されていたそう。
ありとあらゆる要素において刺激と発見に満ちた「ジョーカー」は、Twitterでも話題に。アメコミ初心者も口コミで劇場に足を運ぶ大ブームとなりました。


2位には、Let It Goで社会現象にもなったディズニー映画「アナと雪の女王」の続編「アナと雪の女王2」がランクイン。
Twitterでは、「アナ雪2」PR方法について批判が起こり、一時期は炎上にまで発展しました。しかし本作の魅力は、そうした負の話題では帳消しにはなりません。

ディズニープリンセスの中では珍しく、アナとエルサは成人したキャラクター。そしてエルサは恋人や結婚相手を必要としない、自立した女性として描かれるなど、「アナ雪」はディズニーの先進的な挑戦がよく見える作品でした。
「アナ雪2」もまた、前作と同様にミュージカル調の作品。主題歌の「Into The Unknown」も「Show Yourself」も素晴らしい楽曲でした。ラジオや街中で耳にし、これをきっかけに劇場へ赴いた方も多いのではないでしょうか。

しかし今回の注目点は、何といってもストーリーです。前作を鑑賞した人ならば誰もが気になる「なぜ、エルサに力は与えられたのか―。」というキャッチコピーのとおり、本作では氷の力を持って生まれたエルサが、自分の運命を知るために冒険を決意。そしてその妹・アナもまた、大きな障害に阻まれ苦悩します。
彼女たちの姉妹愛が迎えるラストの展開は、ディズニーが辿り着いた新境地と言えるかもしれません。


3位に輝いたのは「ミッドサマー」。下期の中でも、倭国公開が2月21日だった本作がここまで食い込んだことからも、話題性の強さが感じられますね。
アリ・アスター監督の前作にしてデビュー作である「ヘレディタリー/継承」は、映画ファン・コミュニティの中では有名なホラー作品。しかし「ミッドサマー」はこれと比べても爆発的に話題になりました。

ポスターはとても美しく華やかですが、その予告映像はどれも不穏な音楽が流れており、ただごとではなさそうな雰囲気を纏っています。実際、倭国では本作が修正込みでR15+指定を受けたことからも、美しいだけでは終わらせてくれない映画だということを察せられます。

ストーリーに関して多く語りすぎるのは野暮といえるこの作品、Twitter上ではネタバレを回避しつつ口コミを広めたい!という人々が、秀逸な言い回しでこの映画を表現しました。(「邪悪な無印良品」「山田と上田が登場しないTRICK」「金田一が来なかった穏やかな八つ墓村」「セラピー映画」などなど…)
また、アリ・アスター監督自身がこの作品の鑑賞者へ「みんなが不安になるといいな」と穏やかな笑顔で語ったことも、「怖すぎる」と話題になりました。

さらに、巧妙に設計された脚本・小道具などから、鑑賞後の考察をする人々も多数発生。どうしても語りたくなってしまう、画面内外の余白が魅力の作品と言えるかもしれません。

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また、上位10作品にはアカデミー賞を受賞した「パラサイト」、倭国最凶の心霊スポットともいわれる旧犬鳴トンネルの向こう側を題材とした「犬鳴村」、あの「シャイニング」の続編に位置する「ドクター・スリープ」と、ホラー・サスペンス映画が多数ランクイン。

「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」「ヲタクに恋は難しい」「ブラック校則」といった漫画原作の実写化・ジャニーズ主演映画や、ミュージカル原作で舞台ファンが注目する中、不気味(⁉)と話題になった「キャッツ」などと併せても、陰と陽の差の激しい、大人向けなラインナップとなった下期でした。



長寿シリーズの最終作から人気アニメの劇場版まで11位~50位のラインナップは多彩


11位:スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け:74,508アカウント
12位:イエスタデイ:73,093アカウント
13位:空の青さを知る人よ:72,694アカウント
14位:Fukushima 50:72,167アカウント
15位:IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。:66,776アカウント
16位:映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか:64,572アカウント
17位:劇場版 メイドインアビス 深き魂の黎明:64,114アカウント
18位:フォードvsフェラーリ:63,239アカウント
19位:屍人荘の殺人:62766アカウント
20位:ジュマンジ/ネクスト・レベル:61,159アカウント
21位:映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ:58,904アカウント
22位:ジョジョ・ラビット:56,499アカウント
23位:ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 ー 永遠と自動手記人形 ー:54,872アカウント
24位:HELLO WORLD:53,719アカウント
25位:マレフィセント2:51,422アカウント
26位:デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆:49,529アカウント
27位:AI崩壊:47424アカウント
28位:アナベル 死霊博物館:43,595アカウント
29位:蜜蜂と遠雷:43,150アカウント
30位:午前0時、キスしに来てよ:39,023アカウント
31位:ラストレター:38,779アカウント
32位:映画ドラえもん のび太の月面探査記:38,237アカウント
33位:サヨナラまでの30分:37,969アカウント
34位:地獄少女:37,496アカウント
35位:記憶屋 あなたを忘れない:34,248アカウント
36位:ターミネーター:ニュー・フェイト:33,704アカウント
37位:シグナル100:33,029アカウント
38位:冴えない彼女の育てかた Fine:32,872アカウント
39位:ジェミニマン:32,548アカウント
40位:バイバイ、ヴァンプ!:32,349アカウント
41位:僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング:32,043アカウント
42位:この世界の(さらにいくつもの)片隅に:30611アカウント
43位:劇場版「SHIROBAKO」:30,588アカウント
44位:最高の人生の見つけ方:30,516アカウント
45位:記憶にございません!:30,046アカウント
46位:一度死んでみた:29,715アカウント
47位:mellow:29,517アカウント
48位:仮面病棟:28,379アカウント
49位:宮本から君へ:27,754アカウント
50位:スケアリーストーリーズ 怖い本:26,869アカウント


記事内のツイート集計範囲:角川アスキー総合研究所が独自に定義したエンタメ関連全量ツイート
集計方法:Realtime trend analyticsを利用


※集計期間中に公開された映画タイトルのみを対象としています。

2019年下期にツイートした人数が多かった映画作品TOP50の結果をご紹介いたしました。

TOP50には長寿シリーズの最新/最終作や人気アニメの劇場版など、公開前から期待の集まった作品が多数。また、公開後から口コミで人気が広まり上映が拡大・延長された作品も複数ありました。
脚本が炎上したことで話題となってしまった作品もありますが、こうしたタイトルが上位に入ったことは、人々の意識関心や批評性がしっかりと作用している表れでもあります。

2019年下期映画も徐々にDVDやBlu-ray、配信が始まってまいりました!外に出ることもままならない昨今ですが、この機にいろいろな映画を発掘して、ワクワクしてみませんか?きっとお気に入りの作品が見つかるはずです。

(倭人速報編集部:ニシノ)

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