気候変動
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2025.12.19 15:00
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@ganbareore114 ボラですね。群れる習性があるので冬になると起きる現象です。気候変動でも異常行動でもありません。河口に集まっているボラはへドロの中で餌を食べるので、臭くて食べるのは無理。 December 12, 2025
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ドルフィンズ スマイルの活動について取り上げていただきました🤗
ぜひ、ご覧ください👀
第2弾は気候変動プロジェクトアンバサダーの #齋藤拓実 選手、#今村佳太 選手のインタビュー🎤
お楽しみに!
#ドルフィンズ #ドルフィンズスマイル https://t.co/VgJxHfWSNH December 12, 2025
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ネットゼロの達成を遅らせると、地球は今後1000年間、極端な熱波に見舞われる可能性があります (2025/12/4)
https://t.co/yLTp8Ukd9c
新たな長期気候モデルによると、世界のネットゼロ達成が遅れると、熱波が今後何世紀にもわたって悪化し続けることが明らかになりました。
「これは特に赤道に近い国々にとって大きな問題です。これらの国々は一般的に気候変動への脆弱性が高く、ネットゼロ達成が2050年以降に遅れると、現在の観測記録を破るような熱波が少なくとも年に1回、またはそれ以上の頻度で発生することが予想されます」とキング博士は述べました。
猛暑は排出量のピーク後も長期間続きます
今回の研究結果は、世界の排出量が実質ゼロになる時期が遅れるほど、熱波がより高温になり、より長期化し、より頻繁に発生することを示しています。研究者たちはまた、南極海の長期的な温暖化が、ネットゼロ達成後も熱波を悪化させ続ける可能性があることも発見しました。
1000年間のシミュレーション全体を通して、研究チームは熱波の有意な減少を観測しませんでした。それどころか、熱波は少なくとも1000年間、産業革命以前の水準を上回ったままでした。一部の地域では、2050年以降にネットゼロが達成されたとしても、数世紀にわたって熱波の激しさがさらに増しました。
ネットゼロ達成でも即時の緩和は期待できません
筆頭著者であるオーストラリア国立大学のサラ・パーキンス=カークパトリック教授は、"今回の結果はネットゼロの達成によって将来の世代の気候条件が改善し始めるという仮定に疑問を投げかけるものだ"と述べました。
「今回の結果は憂慮すべきものですが、未来を垣間見ることができ、効果的で永続的な適応策を計画・実施することを可能にします」とパーキンス=カークパトリック教授は述べました。
「恒久的なネットゼロに向けて迅速に前進することが依然として極めて重要です。遅くとも2040年までに世界全体でネットゼロを達成することが、熱波の深刻さを最小限に抑えるために不可欠です。」
適応と迅速な排出削減の緊急性
キング博士は、今回の研究結果が、地域社会を熱波から守るために即時の排出削減と大規模な適応計画の両方を必要とすることを浮き彫りにしていると述べました。
「熱波の際に人々を涼しく健康に保つための公共インフラ、住宅、医療サービスへの投資は、ネットゼロ安定化の早期段階と後期段階とでは、規模、コスト、必要な資源の点で大きく異なる可能性が高いでしょう。この適応プロセスは数十年ではなく、数世紀にわたる作業となるでしょう」。 December 12, 2025
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目的: 牡蠣の不漁(気候変動影響)を背景に西播磨地域の観光誘客を促進。
·寄付金の主な使途
西播磨地域の「フィールドパビリオン等の観光コンテンツの磨き上げ」
今後のツアー造成など、中長期的な観光振興。
·牡蠣生産者への直接支援: 記述なし。寄付金は観光施策に充てられ、生産者への即時資金援助(義援金のようなもの)ではない。
·募集期間: 2025年12月~2026年3月末(予定)
これは?寄付するべき? December 12, 2025
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韓国の最高裁判断でも、ICJでも「自分の生活がどう脅かされているか」普通の人たちのストーリーを集めていました。法廷外で盛り上げるのが大切です
「気候変動は人権の問題」450人が国を訴える 「対策義務に違反」 https://t.co/LuzrscvqPc December 12, 2025
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オーストラリアの超有名番組Q&Aで、元首相のスコット・モリソンがガチで気候変動議論をぶち壊してきた瞬間が世界中でバズりまくってます🔥
若者が「気候変動どうにかして!」って真剣に質問したら、モリソン前首相がニヤリとしながらこう切り返したんです↓
「ねえ、じゃあ質問。CO2って地球の大気中に何%あるか知ってる?」
労働党副党首タニア・プリバーセクさん→「え…知らない…」
会場にいた気候活動家アリスちゃん→「私は科学者じゃないし…」
モリソン前首相「はい、正解は0.04%! しかもその中のたった3%が人間活動由来で、オーストラリアはその3%のまた1.3%だけ!
つまりハーバーブリッジに砂糖一粒乗ってるくらいの量なのに、経済ひっくり返して石炭火力全否定して、電気代爆上げしてまで対策するってマジで意味あるの!?🤔」
「CO2の割合すら知らない政治家が地球救おうとしてるの草」
「砂糖一粒で橋を洗うって例え天才すぎる😂」
「これが現実の気候変動議論か…」
もう世界中で「Harbour Bridge sugar grain」がミーム化してます🇦🇺🍚
政治家の数字センス、たまに怖いですよね💦 December 12, 2025
ホワイトハットの情報爆弾発言が暴露:EBS起動間近、オバマの同性愛アジェンダと小児性愛者脅迫帝国は崩壊、CIA崩壊、NATO崩壊、そして軍のホワイトハットが嵐を巻き起こす中、ディープステートのゲーム理論作戦は失敗に終わる!
愛国者たちよ、嵐は今まさに猛威を振るっている――2025年12月18日!ホワイトハットは核情報を投下し、悪魔のようなディープステートの必死の最終目的を暴露した。オバマの隠された同性愛アジェンダが爆発し、偽オバマの遺産を粉々に打ち砕き、ワシントンD.C.を数十年にわたり支配してきたエリートによる小児性愛脅迫組織との繋がりを断ち切ろうとしているのだ! この衝撃的なニュースは、バイデンのラップトップPC事件と直結しており、議会がついにJPモルガン、ドイツ銀行、バチカンといった世界の銀行や、エプスタインのモサド、CIA、MI6による児童人身売買帝国のために数兆ドルを洗浄していたバチカンの金庫室を暴露しつつあることを証明している。アドレノクロム工場、ピザゲート事件の真相、ポデスタのメール、ヒラリーのサーバーなど、ロスチャイルド家、ロックフェラー家、そして彼らの世界的な小児性愛シンジケートによって守られているものも含まれている!
陰謀団のゲーム理論作戦は見事に裏目に出ている。仕組まれた暴動、偽のパンデミック、致死性のワクチン、ロックダウン、気候変動の捏造、そしてWOKE(目覚めた人々)による軍事侵攻など、これらはすべて分断と征服を目的として計画されたものだが、大覚醒がそれらを打ち砕いている!世界中で爆発的に広がる大規模な市民の不安は混沌ではなく、ハリウッド、学校、裁判所、そしてメディアを通して悪魔的な小児性愛のアジェンダを推進する子供たちへの洗脳に反対する民衆の蜂起なのだ! オバマは、第四世代の戦争として、企業と軍隊に同性愛者の政策を押し付け、アメリカを弱体化させました。その間、中国共産党の潜入者とCIAの裏切り者たちは、トランプ大統領と主権国家に対してクーデターを起こしました!
しかし、戦士たちよ、勝利の雄叫びを上げよ!CIAは、トランプ大統領に対する軍事クーデターの首謀者、9/11の内通者による愛国者法の強行採決、何百万台もの携帯電話とコンピューターに小児性愛の証拠を仕掛ける偽の脅迫工作、そして政府関係者、軍人、そして国民に従順を強要する反逆行為の首謀者として、完全に暴露されました!NATOは、終わりのないウクライナのマネーロンダリング戦争に対する世界的な反乱によって崩壊しつつあります。同盟が崩壊し、操り人形が崩壊する中、ディープステートへの裏金提供はもはや不可能です!
今、世界各地で猛威を振るっているEBS実験は、その合図です。プロジェクト・オーディンの衛星が主流メディアの嘘を覆い隠し、破られない量子金融システムを発動させ、NESARA/GESARAによる世界的な繁栄のリセットを解き放つのです! エリート層の小児性愛者向け銀行から押収された数兆ドルが愛国者の口座に殺到し、負債は帳消しになり、IRSは廃止され、主権は回復された!ホワイトハットと忠実な軍は、腐敗のあらゆる階層に浸透している。グアンタナモ収容所はオバマ、クリントン、ブッシュ両氏で溢れ、秘密法廷で絞首刑に処せられた。封印された起訴状は何千人もの人々の封印を解き、大量逮捕が加速する!
これは、私たちが信じてきた聖書の嵐だ。神の杖は準備万端、ワクチン中毒者とMKウルトラの生存者はリセット後の医療ベッドで癒され、子供たちはトンネルや孤島から永遠に解放される!ディープステートによる児童売春、アドレノクロム帝国、選挙盗難――これらはすべてトランプが準備したEBS放送で暴露される!CIAの傀儡に目覚めたリベラル派、世界中で団結する愛国者――悪の網が解け、悪はパニックに陥る!断固として防衛せよ。 軍事介入により秩序が回復し、正義は裏切り者を高く吊るし、黄金時代の豊かさが我々人民に爆発的に広がる!神は大きく勝利し、トランプは永遠の勝利を収める。陰謀団の悪夢は、我々の輝かしい夜明けとなる!WWG1WGA!ドカン!
今すぐ参加:https://t.co/kE7Tz1hBLQ ✅️ December 12, 2025
【日刊 アジアのエネルギー最前線】中国が再エネを加速中,中国には有利な条件がある
私も何度か中国の自然エネルギーの有利さを強調しているが,今日のオルタナ誌の財部明郎氏の議論は,中国の桁違いの有利さを明らかにし,トランプ政権が気候変動に積極的でない空間を利用して,いろいろな面で世界覇権の確立にいそしんでいる様が如実に語られている。太陽エネルギーに注目する限り,国土の広さが即ちその勝者を決めると言うことだ。倭国のとるべき方策は,面のエネルギーを否定し,点のエネルギーに邁進することだ。
◆251219 中国が再エネを加速中、気候変動対策だけではない4つの目的
オルタナ https://t.co/Mvr6B59lF3
中国の習近平国家主席は9月、2035年までの気候変動に関する国家目標を発表した · 気候変動を否定する米トランプ政権とは異なり、中国は気候変動に積極的に映る ..
その他
【柏崎刈羽原発】6号機の再稼働 来月20日を軸に調整 東京電力 - YouTube
YouTube https://t.co/u1x6RF7BMw
東京電力が、新潟県にある柏崎刈羽原発6号機の再稼働について、来月20日を軸に調整していることが、わかりました。 (2025年12月18日放送) この動画の記事を ..
米「サハリン2」の取引許可を延長 来年6月まで 倭国のLNG輸入は継続 – Quebee キュエビー QAB 琉球朝日放送 https://t.co/LQ2IjJ9QjB
アメリカ財務省は倭国が権益を持つロシア極東での石油・天然ガス開発事業「サハリン2」に関する取引について、来年6月まで許可を延長すると発表しました。
政府も注目する次世代エネルギー 核融合の仕組みと可能性 【第4回】制度設計・安全規制・地域 ...新電力ネット https://t.co/GCV1YbFJpn
商用炉の実現に向けて最も重要となるのが、「核融合専用の安全制度」をどのように整備するかという点です。既存の原子力法体系では対応しきれない領域があり、 ...
世界の石炭需要、今年過去最高に 30年までには減少へ=IEA
ロイター https://t.co/md1OzJHaLW
国際エネルギー機関(IEA)は17日、世界の石炭需要は2025年に過去最高を記録するものの、再生可能エネルギーや原子力、天然ガスが発電における石炭支配を後退 ...
How China's 'Risky, Dangerous' Brahmaputra Mega Dam Could Impact India
NDTV https://t.co/fNd3SxUWVL
China is building one of its largest and most contentious infrastructure projects to date, a vast hydropower system on the Yarlung Tsangpo river ...
China's green power in Angola: When clean energy comes with heavy debt
Global Voices https://t.co/toldmg1KnW
... hydropower positioned as a climate-friendly alternative to fossil fuels ... hydropower as a low-carbon solution that supports both foreign ...
Ban Ve Hydropower Plant: 'For the electricity of the Fatherland, for the future' https://t.co/9A6UKLCoYZ https://t.co/I9Y7vPR2ns
With a capacity of 320 MW, the Ban Ve Hydropower Plant consistently fulfills its electricity supply mission while also contributing to flood ...
THE 8B PROJECT THAT COULD LET CHINA TURN OFF ASIA'S WATER China is building the ...x.com https://t.co/9ph7WgsK49
... hydropower system deep in the Himalayas, and doing it in near-total secrecy. It will also give Beijing unprecedented control over one of Asia's ...
India and China in deep water over Himalayan hydropower
John Menadue https://t.co/vvcDROtKbR
India and China are racing to build vast hydropower projects in the Himalayas. Framed as clean energy, the dams are also about territorial control ...
China is building the world's most powerful hydropower system deep in the Himalayas Saudi Gazette https://t.co/LsAsHkoiJH
Experts say the hydropower system, built in the lower reaches of Tibet's Yarlung Tsangpo river, will be a feat of engineering unlike any ever ...
Junta Pushes Revival of China-Backed Myitsone Dam Project
The Irrawaddy https://t.co/D6YUP5fG2k
The junta wants to revive the long-suspended hydropower project in Kachin State despite a welter of humanitarian and environmental concerns—as a ... December 12, 2025
「30年後の気候危機」を語る前に、「5〜10年以内に人類文明を救うか滅ぼすか」を決めかねないAI競争が進んでいる。もし超知能が間に合い、しかも制御できれば、気候変動は「解ける問題」に変わる。逆に制御を失えば、問題そのものを心配する主体が消える——これがシリコンバレーの論理だ。
ユヴァル・ノア・ハラリ「要するに——マイクロソフトはもちろんAI競争の主要プレイヤーの一つですが——彼らが言っているのは『今やAI競争以外には何も重要ではない』ということです。なぜなら、それはあまりに速く進んでいて、しかも賭け金があまりに大きいからです。
もしAIへの賭けが成功し、たとえば今後5年以内に超知能AIを作れて、しかもそれが制御を失って私たちを破壊するのではなく、実際に助けてくれるなら、そのAIは気候変動のように、私たちが解き方を知らない問題をすべて解決するでしょう。だから気候変動を心配する必要はなく、私たちが解くべきなのは超知能AIだけだ、というわけです。逆に、それが私たちの制御を離れて、たとえば人類文明を破壊してしまうなら、やはり気候変動を心配する必要はありません。私たちはここにいないからです。
つまり、どちらの見方をしても——これもまた一つの解釈ですが——重要なのはAI競争だけであり、それは今後5年か10年のうちに私たちを救うか滅ぼすかのどちらかになる。だから30年後の気候カタストロフを心配することは、ただ無関係になっていく、ということです」 December 12, 2025
東浩紀さんの新刊めちゃオモロい。古来「平和」は定義が揺れてきた。自己都合の定義も氾濫してきた。定義の決定版は今も存在しない。そこに東さんが議論の出発点を持ってくる。主要素は「考えないこと」である。本書は「考えないこと」の地平から平和の可能性を開く野心的試みだ。以下概説したい。→
平和とは、実は「それについて考えない時」に感じられるものである。平和について考える必要がない時に平和が結実する。本書のタイトルに「愚かさ」とあるが、「平和」と「愚かさ」はまさに「考えない」という点で共通している。というか、両者は表裏一体である。
現代は、戦争や紛争にしても気候変動や人権の問題にしても、それぞれコミットする際に「もっと調べろ」「もっと知れ」「もっと賢くなれ」という圧が強くかかってくる。もちろん、考えることには価値がある。ただ一方で、「考えないでいられる」「平和ボケでいられる」という世の中を想像してみてほしい。ぶっちゃけ深く考えなくても済む社会は、それはそれで平和なのではないかと思えるだろう。政治のことも争いのことも熱心に考えなくていい時代、それが平和の要素として重要ではないかと東さんは問いかける。
当然の話だが、全員が全員考えなくていいという訳ではない。平時においても安全保障について考える必要はあるし、武力の備えを充実させる人も必要だ。軍人や外交官、国際政治の専門家までもが思考停止するのは危うい。
これを踏まえた上で、まず東さんが注目していることを示そう。それは、「考えないこと」を許す社会の在り方である。考えなくてもいいことを考えない、それがより広く許容される社会が実現するなら、その社会は相当に平和だと言えるかもしれない。もちろん、本書でも平和と戦争が対比的に出てくる。「考えないこと」だけで平和という観念を肉づけするのは難しい。
そのため東さんは、平和の端的な表現として「戦争がない状態」というシンプルな見方から議論を説き起こす。ただ、東さんは「戦争がない状態」というよりも「戦争が欠けている」状態という言い回しを使って議論を始める。
ここでいう「欠け」が何なのかが重要である。それは、軍事力にまつわるものや政治戦略に関するものというよりも、「戦争について考えない」「考えないことが許される」という思考の欠如を前景化させる言葉だ。繰り返しっぽくなるが、東さんの言葉を引用したい。「平和の本質は戦争をしないことにあるのではない。戦力を放棄することにあるのでもない。戦争について考えないことが許されることにある」
逆に、戦時においては「考える」ことが推奨される。というか社会的に強制される。考えざるを得なくなる。そして、かつての平和は「悪を野放しにしていた能天気な時代」といったかたちで再解釈される。戦時の敵となった国とも昔は仲良くしていただろうが、それも「上っ面の平和だったのだ」と再解釈される。その状況下では、たとえば敵国の人と結婚しようとする人は、全力で止められてしまうだろう。が、よく考えてみてほしい。以前はおそらく、その外国人(現在は敵国人になってしまったが、それ以前はそういう認識がなされなかった人)との婚姻関係において、相手が外国人であるかどうかはあまり問題にならなかったはずだ。むしろ、「どこの国の人か」で結婚相手として相応しいかどうかをジャッジしたら、不純なこととして受け取られかねないくらいである。そこには、「どこの国の人か」を結婚の障害にしてはならないという社会的合意がある。
これを受け、東さんは「ぼくは、そのような政治的な思考停止の領域についての合意の広がりこそが、ある社会が平和と呼ばれるべきか否かを判断するうえで重要な指標になるべきだと考える」(( )は引用者)と述べる。
もう、ここまででも十分おもしろい。
だが、東さんはここからさらに面白くなる。
上記の平和観には危うさもある。平和を平和たらしめるには、ある種の弱点を抱え込まなければならないと東さんは言う。それは、みなが平和だと思っていた「かつての時代」について、「じつはあの時は平和ではなかった」という人が現れた際に、平和観を更新せざるを得なくなるという弱点だ。
たとえば、一部の人たちが平和だと感じていたその当時に、人知れず虐げられていた人たちがいたとする。その人たちの搾取構造の上にかつての平和が築かれていたとしたらどうか。虐げられていた人たちがレジスト的なアクションを起こした場合、過去の平和は否定され、新たな平和観を組み直さなければならなくなる。過去を再解釈し、現代に通じる一貫した思考を再編集しなければならなくなる。その「訂正可能性」をきちんと確保することが平和にとって不可欠だと東さんは指摘する。
平和を享受している人たちは、平和について思考停止になっているだろう。平和について考えなくていいくらい安泰だからだ。そして、考えない人たちは、知らぬ間に人々を虐げ、その人たちに害をなすだろう。そのため、被害者たちはめちゃくちゃ悩み、思考する。思考させられる。そして、「じつはあの時は平和ではなかった」と語りだす。この「じつは」という論理を使うのは、多くはやはり弱者であり、被害者である。それを無視して、無理やり過去からの思考の一貫性を保とうとしたら、それは平和ではなくなる。
この意味で、「平和は本質的に加害の可能性に結びついている」のである。
ぼくらは平和を語り続ける際に、常に「じつは平和ではなかった」と抗議され、訂正される可能性を考慮しなければならない。むしろこの訂正可能性に開かれることこそが平和の要件だと言える。
「戦後長いあいだ、平成初期のあたりまで、倭国は冷戦体制と経済成長に支えられて高水準の平和を達成していた。社会の隅々にまで『考えないこと』が広がっていた。しかしその果実を享受し消費社会を謳歌することができた人々は、じつのところ世代や性差や階級で限られていた。それゆえ、21世紀に入ると、さまざまな立場、特に若い世代から告発が相次いだ。いま昭和を振り返るとき、彼らの声を無視することは許されない。繰り返すが、平和ボケが平和ボケでいられることはとても貴重なことである。しかしそれは告発を無視してよいことを意味しないのだ」
また、そういった声を受容するには、ある種の忘却が必要である。「平和を維持するためには正義ではなく忘却が必要だ」というカール・シュミットの議論を引き合いにだして東さんは総括する。それこそ、過去を水に流す的な態度が必要な場面もあるだろう。
その際、ぼくらは再び過去を忘れるという仕方で考えることを止める方向に進む。
これが平和の定義の出発点である。
本書は「考えないことを考える」。「考えないこと」の価値を考える。そこから開始して平和観を構築していく。これが、説得的に平和を肉づけするのだから興味深い。
ぜひ、本書を読んで確認してみてほしい。
東浩紀@hazuma『平和と愚かさ』ゲンロン@genronedit December 12, 2025
有料記事がプレゼントされました! 12月19日 18:36まで全文お読みいただけます
「気候変動は人権の問題」450人が国を訴える 「対策義務に違反」:朝日新聞 https://t.co/6k5q2Fjtld December 12, 2025
有料記事がプレゼントされました! 12月19日 16:38まで全文お読みいただけます
「気候変動は人権の問題」450人が国を訴える 「対策義務に違反」:朝日新聞 https://t.co/xWmcf66BG3 December 12, 2025
マイク・イードン博士 @HCimiez
ある時、人口増加を懸念する人々が、病気と気候変動で
人々を怖がらせることを決めました。理由はわかりません。しかし「私たち」は多くの人数がいます。私たち一人一人が立ち上がり、十分な数の人が彼らの愚かな計画に従うことを拒否すれば 、私たちは勝利できます。 https://t.co/v4jCpyZnWr December 12, 2025
@ganbareore114 ボラですね。群れる習性があるので冬になると起きる現象です。気候変動でも異常行動でもありません。河口に集まっているボラはへドロの中で餌を食べるので、臭くて食べるのは無理。 December 12, 2025
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