戦争と平和 映画
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2025.12.08〜(50週)
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これマジ必読だわ。戦争なんて誰もしたくないのに、なぜ戦争が起こるの?という問いに真正面から取り組んだ好著。しかも「対話を徹底すれば戦争はなくなる」みたいな話の本質的な「綺麗事さ」も、「そんな単純な話じゃない」と言う時の「単純でなさ」の由来もよく分かる。では、何が問題か。→
対立の根源に置かれがちな「民族」や「宗教」がなくなれば戦争は消滅するのか――著者は語る。「この本を通じて示される世界は、暗いかもしれません。軍隊をなくせば平和になるとも考えません。国や国民価値などを守るために戦うことが必要な場合もあります。みんなが仲良くすれば世界は平和になるという楽観的な立場はとりません。それが現実なのです」と。
当然ながら民族や宗教がなくなれば戦争がなくなる、みたいな暴論も本書では振りかざされない。
人間が変われば戦争はなくなるのか――否。国家概念がなくなれば、国際システムの問題が解決すれば戦争はなくなるのか――否。著者は単純化された議論にくみしない。あくまでも戦争と平和の問題は「人間」「国家」「国際システム」といった(主に)3つの視点から読み解くことから始めなければならないと訴える。
本書から得た着想をもとに一例を示そう。
ぼくらの街には警察がいる。なぜいるかといえば、犯罪がなくならないからだ。もっと言えば、人間の中にはどうしても犯罪を犯してしまう人がいる。というか、状況がそろえば「まず犯罪を犯してしまう」のが人間というものだ、と言うことができる。たぶん、これには多くの人が同意するだろう。なのに「すべての人から犯罪の可能性を完全に取り除くことができる」と考えるのはあまりにナイーブだ。
もちろん、そのような「(現状の)現実」を見た上で、「万事は対話で解決できる」「話せば分かる」と言って「警察なんて要らない」と結論づけるのも安易である。
リスクはゼロにはできない。できるのは、リスクに適切に備えることと、受け入れ可能なレベルのリスクにする、つまりリスクを管理することである。たとえば「安全保障」を考える上で基盤となる発想はこういうところにあると著者は言う。
戦場に赴く兵士の多くは「戦争なんて行きたくない」と思っている。なのに彼らはなぜ戦争に行くのか。そこには「国家」や「国際システム」から「戦場に行かせられている(行くことを強制されていて、それに抗えない)」側面があるからだ。こういった人間の「ままならなさ」を見ずに、戦争はすべて人間の心の問題だとして「対話」を過剰に信頼してしまえばどうなるか――逆に危ういと思うのはぼくだけでないと思う。
また、仮に多くの人が不戦に同意して武器を放棄したとしても、そこには常に「誰かが再び武器をつくる・持つ可能性」や「『捨てた』と言いつつ実は持っている可能性」、そして「多くの人が武器を捨てる中、ひそかに武器を持ち続けた『ならず者』が暴力を独占し振るい始めたら、それを誰も阻止できなくなる可能性」が存在し続ける。
現実にそうなってしまったら、相当にヤバイ。なので、結局、現実の国際関係は「最低限の備えは互いにしておこう」というところに落ち着くのである。
本書では、国際関係で各国が協力し合えない原因を、「囚人のジレンマ」などを用いて説明し、また、「武器があるから戦争が起きる」と「戦争が起きるから武器が必要」のどちらもが妥当性をもって現実を照射しているとも語られている。
では、戦争が「防ぎがたいもの」だとして、どうすれば防止・抑止できるのだろうか。たとえば著者は、「抑止」の基本を「なめられないようにする」といったわかりやい表現で語り直し、多岐にわたる具体策を展開している。それらが非常に明快で示唆に富む。ぜひ本を手に取って読んでほしい。
そのような感じで、本書は、そもそも「戦争とは何か」「平和とは何か」「国家とは」「国際システムとは何か」を伝え、戦争の原因にどんなものがあり、それを抑止する知恵や事例にどんなものがあり、それらを踏まえた上で「国益」や「同盟」「軍事力」「安全保障(=「何から」「何を」「いかに」守るのか)」「自衛権」などをどう考えたらいいか等を示し、議論の導きの糸を提供してくれる。「力の真空」や「緩衝地帯」といった込み入った話にも触れられていて勉強になる。
個人的には、巻末の読書案内に感動した。
どうすれば戦争を抑止できるのか。
国家はどうすれば協力し合えるのか。
この本から議論を始めることをぼくはオススメする。
『はじめての戦争と平和』
著者:鶴岡路人@MichitoTsuruoka
発行:筑摩書房@chikumaprimer December 12, 2025
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このアニメ、パトレイバー2 the movieが作られた頃、まだ国連のPKOが盛んでした
PKO参加への消極性を批判された倭国は、PKO協力法を公布し、態度を変化させていったのです
このアニメで語られている倭国の戦争と平和というトピックの裏にはそういう文脈があります https://t.co/jC9F31nFqM December 12, 2025
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@MosaKyoto ギャグで、トルストイ『戦争と平和』の上・下巻を読破して、「いやぁ、名作っていいなぁ」と充実感に浸っていたら、実は中巻があった、というネタを思い出した。 December 12, 2025
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『旅のネコと神社のクスノキ』と『ヤギと少年、洞窟の中へ』
入りました。
池澤夏樹と黒田征太郎の作品です
広島の被爆建物と沖縄戦のガマを舞台とし、戦争と平和を描いています。 https://t.co/OXgcrUwPTo December 12, 2025
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マリウスのロバ。兵士が手にした荷物を引っ掛けるフック付の棒をそう呼ぶ。
古代ローマ共和制末期のマリウスによる軍制改革で、軍団兵は行軍時に私物と共用軍需物資の一部を分担して運んだ。鈍重弱体な兵站線を短縮し軍団の機動を迅速にするため。
ふと思うのだが、戦闘時にはこの装備はどうしたものだろう。用意周到なローマ軍団だから、予め兵営を野戦築城し兵営指揮官の下厳正に管理され、そこから出撃したと思われるが、不期遭遇戦では? てんでばらばらに放り出して、あとで回収するのに手間が掛かったりして。
映画『戦争と平和』で会戦に際し戦列歩兵が整列した場所で背嚢を下ろし、進軍していく場面がある。そういったことで混乱を避ける手立てくらいはあったか。しかし、地面に整然と並べ置かれた背嚢の列。戦闘に勝利して部隊がこの場に戻ってきても、二度と背負われない背嚢が少なからずあったものかと映画を観たときに無常感を覚えたものだ。
https://t.co/4HlVO7MDth December 12, 2025
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@philosophy1985 「聡明さは、戦争の可能性が永続することを見てとるところにあるのではないか?」(レヴィナス)
①戦いとしての実存:生成と消滅の狭間で(cf.「海の底にも都の候ふぞ」)
②生を善く導きうるのは、ただ「哲学」のみである:ストア派の哲学観
③戦争と平和:競争、共生、本来性をめぐって December 12, 2025
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【#読むらじる👀】
「インタビュー 戦争と平和を考える」は
平和の尊さをその人の人生からたどる
インタビュー番組です📝
聴き逃し配信から
放送後1週間お聞きいただけます
#ラジオ深夜便
https://t.co/hMCbujgz8m December 12, 2025
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映画ペリリューや自担の朗読劇など戦争と平和を考える映画や作品がある中これは本当に腹が立つ
雲のライトの件とか被害者の写真の件とか悲しい歴史を笑い話にしてんじゃねえよ https://t.co/m8Vye68xm8 December 12, 2025
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#なごやピースフェスタ
ピーストーク
オープニング
世界を平和に変える○○
#中坂美祐 スポーツ
#長谷川雅 食べ物、食事
#大村杏 SKE48
トークセッションには戦争と平和の資料館「ピースあいち」で語り継ぎ手のボランティアをしている大橋麻由さんも参加しました。 December 12, 2025
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アニメでも、90年代はこのくらい、倭国をめぐる戦争と平和について、深い洞察があったんだよね。
今はどうしてこんなに幼稚になったのか。 https://t.co/8nnSbltpqE December 12, 2025
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本日観てきました‼️
一般的な映画でよく見られる
<善人><悪人>といった、くくりがない。
戦争という大きな渦に巻き込まれた、立場も人格も違う、将兵それぞれの心理描写や行動が、上手に描かれている。
全世代で戦争と平和について学べる、素晴らしい作品
#ペリリュー
#ペリリュー楽園のゲルニカ https://t.co/IX46IkEl6t December 12, 2025
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先日、沖縄に行ってたくさん戦争と平和について学んできて思うところが沢山ある中で、あのナメた投稿は流石に腹が立ったのでバンド公式もメンバーも全員ブロックした。
昔、某盤がイベLIVEで首切動画流した時と同じ様な不愉快さ。
どういう教育受けたらあのコスプレして沖縄でLIVEしようと思えるの? December 12, 2025
このことば、気になってさっき調べたんです。トルストイっていつも勝ってたのかな、って。調べたところ、この言葉はトルストイ自身の「戦場での勝利体験」から出たものではなくて、彼の代表作『戦争と平和』の中で描かれた思想の一部だそうです。
トルストイ自身は軍人としては「常勝」だったわけではなく、むしろ、いっぱい負けた人。敗北や混乱を数多く経験したことが、こういう記述につながったのかと。たしかに負けた経験の多い人のことばとして考えると、深みが違ってきますね😊ブルーオメガさん、啓発的なことば、ありがとうございます! December 12, 2025
ピースあいちという戦争と平和の資料館へ行って来た。
戦後80年の企画展もあり、戦争を実際に体験した方々からの遺品などの寄贈品の展示などを見た。
当時は代用として陶製で出来た水筒などや、実際の写真でどのような事があったかを知る事も。
他に、映像紙芝居で見るハンセン病について見たりも。 https://t.co/G2AoM9ZbDe December 12, 2025
ペリリュー -楽園のゲルニカ- 見てきた
すごく良かった
愛嬌のあるキャラクターだけどちょっとエグいシーンもあり、戦争の悲惨な状況を物語っていて戦争と平和を考えさせられる映画でした
#ペリリュー
#ペリリュー楽園のゲルニカ https://t.co/Gh6eQJdyO5 December 12, 2025
今月のブログテーマ
✨🍀戦争と平和🍀✨
⭕️今週のブログ⭕️
法学者『カール・シュミット』の著作を通して
今から100年前のドイツで
祖国のために尽くした
カール・シュミットの著作を通して
戦争と平和についてお伝えします
是非ご覧ください✨
⇩
https://t.co/xj1Wef1UTS
#ありがとう https://t.co/M1mSXKXgch December 12, 2025
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