対立
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2025.12.17 17:00
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ぼくの中国語SNSには、120万人ほどのフォロワーがいる。最近、日中関係をめぐる議論を読みながら、10数年前とは、空気が明らかに違うと思った。かつては怒りが先に立ち、言葉が追いつかなかった。街頭では倭国車が壊され、感情がそのまま行動になっていた。だが今、たとえ倭国への批判であっても、そこには理由があり、考えようとする姿勢がある。この変化を確かな「成熟」だったかもしれない。先ほど魯迅を例に日中関係について書いた。すると、あるコメントが静かに突き刺さってきた。魯迅は日中戦争が全面化する前に亡くなっている。戦時・戦後の倭国を知らない以上、その倭国観は限定的ではないか、と。これは反発でも否定でもなかった。歴史の時間軸を意識し、思考の限界を見極めようとする、冷静で誠実な問いそのものだ。怒りが思考に変わる瞬間を、目の当たりにした気もする。いわば感情をぶつけ合うだけの時代から、問いを差し出し合う時代へ。この小さな変化の積み重ねの中にこそ、日中関係の未来は潜んでいるのではないか。対立は消えない。けれど、言葉が深くなれば、世界は少しだけ違って見える。ぼくはまだ、その可能性を信じている。 December 12, 2025
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共存とは、対立が相手の存在否定とそれに基づく暴力ないし戦争に発展することが継続的・制度的に抑制された状態を指すのであって、決して「みな仲良くしようね」みたいなものではない。そもそも、(経済的・象徴的な)資源が限られる中で構造的に対立は避けられないため、共存は理想ではなく現実的な要請であり、それを前提に「どこまで」「どうやって」について議論される。『羅小黒戦記』もそれを考えようとしている。共存を非現実的だとして、前提から外してしまう状況こそ、現実の底が抜けて非現実的な欲望に支配されつつあることの証左だと思う。 December 12, 2025
18RP
一体どういう国際政治のウォッチをしていたら中欧関係の流れに対してこういう結論になるのか、個人的には理解不能。米中首脳の釜山会談以降(「G2会談」とでも読んでおこう)、国際政治は以下のような構造変化が起きていると理解している。
1. 米中関係は対立構造から当面は消極的共存へ
→米中は来年4回行われる首脳会談(トランプ大統領国賓訪中/習近平国家主席国賓訪米/トランプ大統領の深圳APECに合わせた訪中/習近平国家主席のドラルG20サミットに合わせた訪米)に向けて、対話を密にし、台湾問題ではお互い大きな挑発を仕掛けない事でほぼ一致
日中対立への影響:🇺🇸にとって、「万歳突撃」傾向のある高市政権下の🇯🇵は、米中関係の安定にとって「管理すべきリスク」に転落しており、結果、同盟国であるはずの🇺🇸は🇯🇵の肩を積極的に持たず中立姿勢維持
2. ウクライナの停戦交渉が米露主導で進行中
→🇺🇦や🇪🇺は停戦交渉において梯子を外されつつある。
→欧州各国はこの状況を挽回するため、🇷🇺にレバレッジが効く中国との接触と対話を模索。🇫🇷のマクロン訪中、🇩🇪のワーデフール外相が12月に訪中し、来年は🇬🇧スターマー首相、🇩🇪のメルツ首相の訪中が調整されている
日中対立への影響:🇪🇺各国は、価値観の共有よりも現実的な生存脅威(米露主導のウクライナ停戦、米欧関係の悪化)に対応するため🇨🇳を必要としており、悠長な「中国離れ」を言っている場合ではない。結果、価値観を共有されている🇯🇵の肩を積極的に持たず
想像だけど、今回の日中対立が2年前くらいのバイデン政権時代に起きていたら、恐らく🇯🇵は価値の同盟体系(G7や🇦🇺🇰🇷🇵🇭など)から積極的に支持表明され、国際的なメディアは「権威主義の🇨🇳による🇯🇵への威圧」というフレーミングで大々的に報道し、ワシントンやブリュッセルの行政関係者やシンクタンクなどから積極的な支持表明がなされていたと思う。
しかし、G2会談以降は上記のような国際関係の大きな構造変化が起きているため、今回は🇯🇵と価値を共有するはずの西側諸国も多くが🇨🇳と🇯🇵の対立で「中立」を保つというかつてない状況が生じている。
一方で🇨🇳側の「陣営」はどうかというと、🇷🇺は全面的に中国支持を表明、そしてあまり倭国語の情報空間では知られていないが🇨🇳の国連での発信はアフリカ諸国の支持をそれなりに獲得している。
このように、外で起きている大きな構造変化(特に米中露三大国をめぐる関係の変化)を完全に見誤ったことが、🇯🇵が積極的な支持を得られず、レバレッジもない状況で一人🇨🇳と向き合う状況を招いている。
にもかかわらず、国際関係のレアルポリティクス的視点と戦略的思考が欠落したまま、「法の支配」や「民主主義」を守り手としての立場を明確に発信して日中対立を切り抜けるとか、あまりにも時代錯誤的で構造理解に欠けているとしか言いようがない。国内メディアがこういう「願望」を垂れ流していると、ますます「内」の空気が「外」の構造と乖離し、自分たちをさらに厳しい詰みの盤面まで追い込んでしまうことになるだろう。 December 12, 2025
15RP
209話
“透悟静坐編🚀” 愛の家庭
2020年、激震後の長野
内田教会長は、とにかく教育に力を入れた
新しいメンバーだけでなく、
何十年と信仰していてもまだ夫が反対するメンバーに対しても‼
「“原理”は人を裁くものではなく、愛するものです💛」
目の覚めるような思いがした
生活の中に潤いが生まれた
家庭が、裁きの場でもなく、対立の場でもなく、愛の家庭となっていく
「あんなにも反対していた夫が、笑顔になりました💛」
「“ありがとう”って言われました💛」
「子供達から“最近、お父さんとお母さん仲いいね”そう言われました💛」
まさしく「生活原理」なのだ☺
長野全体の再創造は続いていく
#信教の自由 #僕の見た家庭連合
【過去作はプロフィール画面のハイライトに有】 December 12, 2025
12RP
公明党は、与党を離れている。
それでも変わらないのは、
物価高の中で、子育てや暮らしを守る声を制度に届けること。
・0〜18歳を通した扶養控除
・所得税の物価スライド
・奨学金返済の負担軽減
立場より、生活。
対立より、実効性。
公明党は、現実解を積み上げる。 https://t.co/VLlRC1WBc4 December 12, 2025
9RP
(See below for the English version.)
フィンランドの「つり目」ポーズに苦言を呈した当方の投稿に対して、フィンランドの大手新聞社よりインタビュー機会を頂きました。現地でどこまで報道頂けるかわかりませんが、当方の回答コメントを以下に記します。
<新田回答コメント>
今回の議論は、単なるSNS上の騒動ではなく、フィンランド社会がこれまで自認してきた「人権先進国」という自己イメージと、アジア系住民が日常的に経験してきた現実とのズレを可視化した出来事だと受け止めています。
まず私は、人権活動家のように声高に差別を糾弾したいわけではありません。むしろ、直接的に嘲笑されたわけではない私たち倭国人が抱いた感情は、「差別された」ことよりも、「アンフェアさに強い失望を覚えた」ことのほうが大きいといえるでしょう。
フィンランドは長年、世界に向けて高い倫理性や人権意識を掲げてきました。その姿勢は国際社会から尊敬を集めています。しかし、今回のように公的立場にある人物─国会議員、ミス・フィンランド代表、弁護士、人権団体のトップ─が差別的と受け取られ得る表現を軽視し、それを「幼稚な振る舞いではあるが差別ではない」と片付けてしまう空気が生まれていることには、率直に大きな違和感があります。
アジア系の表象を誇張し嘲笑する行為は、欧米社会で長年「差別の象徴」として明確に指摘されてきました。黒人に対するステレオタイプ表現は厳しく糾弾される一方で、アジア人に対しては“ジョーク”として扱われる。この基準の不均衡こそが問題の核心です。
さらに、フィンランド在住の倭国人からは
「学校や地域社会でアジア人差別が“透明化”されている」
「対応ガイドラインすら存在しない」
といった声が数多く聞かれます。今回の件は、単に一個人の失態ではなく、社会の無自覚なバイアスが表面化した現象と捉えるべきではないでしょうか。
重要なのは、今回の批判がフィンランド全体への敵意ではないということです。倭国人の反応の多くは、
「その高い道徳的基準は本物だったのか?」
「人権意識は単なる綺麗事だったのか?」
という、「これまでポジティブな印象を抱き続けてきたフィンランドに裏切られた」かのような失望感から生じています。
差別とは、加害者の意図ではなく、受け手の経験と歴史的文脈で判断されるものです。「差別かどうかは我々が決める」とする姿勢は、国際人権の潮流とも相容れません。
フィンランドは本来、対話と包摂を重んじる社会です。だからこそ、この問題が感情的な対立ではなく、フィンランド社会とアジア系市民の相互理解を深める契機となることを期待しています。
<A more detailed personal view on the issue>
This controversy is not simply a social media uproar; I view it as an incident that highlights the discrepancy between Finland's self-image as a "human rights-advanced country" and the reality experienced daily by Asian residents.
First of all, I do not wish to loudly condemn discrimination like a human rights activist. Rather, I would say that the feelings we Japanese, who were not directly mocked, felt more like "deep disappointment at the unfairness" than "discrimination."
Finland has long upheld high ethical standards and a strong awareness of human rights. This stance has earned it respect from the international community. However, I find it frankly very strange that public figures like this one—a member of parliament, a Miss Finland pageant winner, a lawyer, and the head of a human rights organization—are downplaying language that could be perceived as discriminatory, dismissing it as "childish behavior, but not discriminatory."
The exaggeration and mockery of Asian representations has long been clearly identified as a "symbol of discrimination" in Western societies. While stereotypical representations of Black people are severely condemned, those made against Asians are treated as "jokes." This imbalance in standards is the core of the problem.
Furthermore, many Japanese people living in Finland have said things like, "Anti-Asian discrimination is 'invisible' in schools and local communities," and "There aren't even any guidelines for dealing with it." This incident should not simply be seen as the fault of one individual, but as a manifestation of unconscious bias in society.
What's important is that this criticism does not reflect hostility toward Finland as a whole. Many Japanese people's reactions stem from a sense of disappointment, wondering whether Finland's high moral standards were genuine and whether its talk of human rights was merely empty words. They feel betrayed by Finland, a country they've always held a positive impression of.
Discrimination is judged not by the intentions of the perpetrator, but by the experiences and historical context of the recipient. The attitude of "we decide whether something is discriminatory or not" is incompatible with the current trend in international human rights.
Finland is a society that inherently values dialogue and inclusion. This is why I hope that this issue will not become an emotional conflict, but rather an opportunity to deepen mutual understanding between Finnish society and its Asian citizens. December 12, 2025
9RP
やっと『羅小黒戦記2』を観れた。日中が政治的な対立をエスカレートさせている最中に、倭国で「共存」を謳う中国映画が上映されるのが「皮肉だ」とする意見を見かけたが、それは違う。この映画は政治しか見ない人たちに突きつける「文化」側からのアンサーにほかならない。前作のテーマは「テロ」だったのに対して、今作は明確に「分断」と「戦争」である。
改めて「皮肉」以上の言説としての文化論の必要性を感じた。そして、ちょうど今日原稿の依頼をいただいたので、noteで雑感ではなく、ちゃんとした媒体で論考を書きたいと思う。
(でも〆切が短すぎて年末年始が潰れる…) December 12, 2025
8RP
書きました。月一回の朝日新聞のコラムです。有料記事がプレゼントされました!12月18日 16:58まで全文お読みいただけます
(時事小言)経済対立からグランド・バーゲンへ 米中「取引」、台湾に及ぶなら 藤原帰一:朝日新聞 https://t.co/k8F6ECXTzb December 12, 2025
6RP
「麒麟がくる」の佐々木秀吉は、近年の研究が反映された秀吉像として興味深い。出自ゆえの素朴さ、主君や同輩に対する時の抜け目なさ、そして密かに対立するものへ向けられる隠れた敵意。状況によっていくらでも「顔」を変えられる不気味さが最高だった。 https://t.co/qhzZWhk978 https://t.co/CieC0lOiO5 December 12, 2025
5RP
何が起きたか(ざっくり時系列)
① アンコール公演でチケット問題が爆発
GDのアンコール公演(ソウル)が
✔ 需要>供給
✔ 転売(=암표)が大量発生
特に**海外FAM(中国FAM含む)**が
・高額転売でも購入
・実際に現地まで来て入場
→ ここでまず不満が溜まる
⸻
② 韓国FAM内で意見が真っ二つに割れる
韓国ファン側で対立
❌ 強硬派
「転売で買ったやつはファンじゃない」
「入場させるな/冷遇して当然」
⭕ 穏健派
「転売は悪いけど、公演を見に来た“FAM”を人として雑に扱うのは違う」
この対立がSNSで激化🔥
⸻
③ 中国ファン(CFAM)が本気で動く
ここが一番大きいポイント。
中国ファンが
・声明文要求
・フラワートラック
・世論整理
・事務所/関係者へのコンタクト
を組織的に実行
→ その結果、
公式側から“入場・対応に関する立場表明(入場文)”を引き出すことに成功
※これが「中国ファン1人の方が100人より影響力ある」と言われてる理由
⸻
④ 立場表明後も、韓国ファンの一部が皮肉・攻撃
「海外ファン優遇」
「転売容認した」
「なんでCFAMの言うことは聞くの?」
→ 中国ファン側が激怒
→ 日中ファンの感情対立が表面化
⸻
⑤ 結果:三方向で荒れる
🇨🇳 中国FAM
「実際に支えてきたのは誰?」
「差別的な扱いをするな」
🇰🇷 韓国FAM
「自国ファン軽視」
「秩序が壊れる」
👤 GD本人
何も言えない立場なのに
名前だけが消耗される状態… December 12, 2025
4RP
🌟本日もフジテレビの番組をご覧いただき、ありがとうございました📺✨
『#新東京水上警察 』最終話、いかがだったでしょうか?
3カ月間ご視聴いただきありがとうございました😊
皆様のご感想、たくさんお聞かせください⚓️
そして!
1月13日(火)よる9時スタート🚨
『東京P.D. 警視庁広報2係』
もよろしくお願いいたします!
「警視庁広報課」が舞台の社会派警察ドラマ📢
主演 #福士蒼汰 共演 #緒形直人
広報と捜査現場の組織の対立と葛藤を描く
完全オリジナルストーリーの警察エンタメドラマ📃
お楽しみに!
#東京PD December 12, 2025
3RP
「二人が実際に付き合ったらどうなるか」を先にAIでシミュレートしてから相性を判断する恋愛マッチングシステムが提案されています。
言い換えると「まず仮想的に恋に落ちてみて、相性を知る」というアイデアです。
二人の人格を持ったAIエージェントを作り、実際にデートの会話や、結婚 後の重要な場面(キャリアの対立、子育ての方針など)での反応をシミュレートする仕組み。
観察者役のLLMが会話ログから採点して、それを学習して相性スコアにするそうです。
このシステムを開発した研究者たちは心理学の知見から以下の仮説を立てています。
「何年もの関係の成否は、実は数少ない重要な瞬間にどう反応したかで決まる」というもの。
だから何年分もの日常をシミュレートする必要はなく、喧嘩の解決方法や価値観が衝突する場面など、決定的な瞬間だけをシミュレートすれば十分だといいます。
実験で行われた離婚予測では、厳密な統計手法に近い性能を示したとのことです。
AI研究のトップカンファレンスNeurIPS 2025ワークショップに採択。 December 12, 2025
3RP
いつもサイキックチャンネルをご覧いただきありがとうございます☺️
水曜日と日曜日に未解決事件を含めたこの世の謎の霊視考察動画を、月曜日と木曜日にオカルティックな企画動画を20時30分からあげさせていただいています🙇
本日20時30分からはリクエストいただいていた人物を霊視リーディングして考察しました。
「三島由紀夫の真相」
三島由紀夫(本名:平岡公威)は、1925年1月14日、東京に生まれました。戦後倭国を代表する小説家・劇作家で、ノーベル文学賞候補にも複数回なった作家です。
1947年に東京大学法学部を卒業。大蔵省に短期間勤務した後、作家に専念しました。
1949年の『仮面の告白』で一躍有名になり、代表作に『金閣寺』(1956年)、『潮騒』(1954年)、『豊饒の海』(四部作、1965-1970年)などがあります。美とシ、伝統と近代の対立をテーマにした作品が多く、国際的に高く評価されました。
晩年は国粋主義的な思想を強め、1968年に私兵組織「楯の会」を結成。自衛隊体験入隊も経験しました。
1970年11月25日、楯の会メンバーと共に自衛隊市ヶ谷駐屯地を占拠し、クーデターを促す演説を行った後、割腹自サツ(三島事件)。45歳で亡くなりました。このシは倭国社会に大きな衝撃を与えました。
稀代の天才作家、三島由紀夫‼️
彼のジェンダー、作品に関するお話から思想、倭国に対する想いを霊視リーディングで聞いてもらいました🧐
今回も興味深いリーディング考察になっております‼️
最後までお楽しみ下さい😊
あくまでも個人的見解による考察になりますのでご了承ください。
#霊視 #未解決事件 #リーディング #考察 #超能力 #超常現象 #芸能 #闇 #行方不明 #サイキック #不審 #失踪 #予言 #疑惑 #謎 #宇宙人 #歴史ミステリー #都市伝説 #2025年 #陰謀論 #神 #三島由紀夫 #仮面の告白 #金閣寺 #潮騒 #豊饒の海 #市ヶ谷駐屯地 #楯の会 December 12, 2025
2RP
✨📚 更新&新作予告! 📚✨
1️⃣ アコニットの町で 第48章「決裁」
揺れる信頼、試される覚悟。
リノの一言が、対立を“合意”へと変えていく。
📅 2025年12月18日(木)20時投稿予定
https://t.co/MgGWPHfC3A
2️⃣ 新作短編小説「八雲の空の下」
なろうR18企画「姫初め2026」エントリー作品です。
正月の夜、神様と巫女の再生の物語を貴女に……
📅 2025年12月18日(木)0:00 投稿予定
🔗 詳細・応募作品はこちら
姫初め2026 https://t.co/mhiPjNZIbc
両作品とも「小説家になろう」の「ムーンライトノベルズ」に投稿予定です
#WEB小説 #小説家になろう #ムーンライトノベルズ #姫初め2026 December 12, 2025
2RP
これ必読だわ。「人はなぜ戦争をしてしまうのか?」という問いに納得の答え。それは「直観に反する理屈」が絡み合うものだった。個人的には「オーストリア皇太子暗殺」という火種がなぜ第一次世界大戦という歴史的大火に拡大したのかについての本書の回答が人生でいちばん腑に落ちた。以下解説。→
まず、第一次世界大戦前のヨーロッパについて。
いわゆる「ナポレオン戦争」後のヨーロッパは、イギリス、フランス、プロイセン、オーストリア、ロシアの五大国の勢力が均衡する中で「帝国」の出現が抑止されていた。近い勢力を持つ国同士がにらみ合うことで安定していた。ちなみに「帝国」とは「いくつもの地域やさまざまな民族を強制的にまとめて支配する国」(25頁)という意味である。
ところが、100年ほどの歳月が流れると、力関係はかなり変わってくる。特にプロイセンが、同じ言語を使う諸国をまとめあげて強国「ドイツ」を建国。これで情勢が変化した。ヨーロッパの力のバランスが揺らぎ、周辺の国々は「『帝国』になることを目指してドイツが戦争を始めるのでは?」と警戒をするようになった。
一応、ドイツのオットー・ビスマルクが巧みな外交戦略を駆使し、力のバランスの揺らぎと平和は一時的に両立した。が、ビスマルクの引退後、やはりと言うべきか、ドイツは軍拡と植民地獲得を開始する。そこで、1894年にフランスとロシアが手を組むことを決断。両国でドイツを挟み撃ちにできる状況をつくった。さらに、1904年にフランスとイギリスが、1907年にイギリスとロシアが手を組んだ。いわゆる「三国協商」である。これによりドイツ包囲網が完成。ここから「軍拡競争」が始まる。
「軍拡競争」というと、いかにも愚かで、「なんでそんなことをするの?」と思う人もいるかもしれない。しかし、それぞれの国の立場に立って考えてみると、「愚か」とは簡単に言いきれないことがわかってくる。
仮に当時のドイツ、フランス、ロシアの兵力を20万、20万、20万だったとしよう。まず、ドイツから。先述したように、ドイツはフランスとロシアに挟まれている。とすれば、ドイツは、フランスとロシアの20万+20万=40万が同時に攻めてくることを最悪の事態として想定しなければならない。すなわち、ドイツとしては20万では足りないし、40万の兵力を持たなければ安心できないという話になるのだ。
次に、フランスの立場に立ってみよう。「フランスとロシアが同時に攻撃してくることを想定して兵力を40万に拡大する」というのは、あくまでもドイツの言い分である。それを見せつけられるフランスにとっての最悪の事態とは、自分たちには20万の兵力しかないのに、拡大したドイツ軍40万と戦わざるを得なくなった場合である。それを考えると、フランスとしても40万の兵力を持たなければという話になる。ロシアの場合も同様だ。フランスとロシアからすれば、「自国だけで」ドイツを相手にしなければならない場合を想定せざるを得ない。自前で40万の兵力を保持しようという発想にならざるを得ない。で、結局、フランスもロシアも本当に40万、40万の兵力を持つことになるのである。すると、両者に同時に挟み撃ちにされることを想定して、ドイツが再び兵力を増強。今度は80万に増やす、という行動に出るのである。
こうして軍拡のスパイラルが発生する。
各国が「自国の利」だけを考えて選択した結果が、全体としては不合理な結果になってしまう。こういうことが国際政治でよくある。自国の安全を確保するために兵力を増強することには合理性があるが、みんながそれをやってしまうと地域全体で見た時にお互いの安全がかえって低下するのだ。本書ではこれを「囚人のジレンマ」を引き合いに出して説明している。みんなが各人の最適解を出すことで、全体最適から遠ざかるというジレンマがそこに発生する。
第一次世界大戦直前のヨーロッパでは、敵対する陣営のあいだでこの「安全保障のジレンマ」が生じ、緊張が高まった。
そこに起きたのが「オーストリア皇太子暗殺」である。この事件の犯人はセルビア人だった。当時、オーストリアとセルビア人勢力は対立していた。そして、セルビアの背後にはロシアが控えていた(ロシアはセルビアの兄貴分のような存在だった)。
事件後、まずオーストリアがセルビアに宣戦する。すると、ロシアが兵を招集し始める。「お前らがセルビアを攻撃するのなら、ロシアが黙っていないぞ」と脅しをかけるためだ。このとき、ロシアは積極的に戦争に参加しようとは考えていなかった。だが、ロシアが動員をかけたことで思わぬ反応をした国がある。ドイツである。ドイツはオーストリアの同盟国でもあるため、すぐにロシアに宣戦布告。しかも、ドイツはもともとフランスとロシアを同時に相手にすることを想定し、さまざまな計画を練っていた。具体的には「まずフランスを全力で叩き、国土が広いロシアが兵力を招集させることにもたついている間にフランスを叩きのめし、その後にロシアと戦う」というものである(「シュリーフェン計画」)。これを成功させるには、ロシアが兵力を動員し切る前にフランスを制圧し切るという超・短期作戦を完遂しなければならない。そのためドイツは、いざという時にフランスにスクランブル発進ができるよう準備をしていた。開戦の火ぶたが切られるか切られないか、くらいの時に総力戦に持ち込める体制を組んでいた。そんな時に、セルビアという弟分を守る意図を示すためにロシアが動員をかけ始めたら――。ドイツとしてはフランスに手を出さざるを得ないというのもわかる気がする。
実際、ドイツはフランスに宣戦。実はこの時、ドイツとフランスに戦争をしなければならない明確な理由はなかった。が、戦争は始まってしまった。そして、フランスは当然それに対抗する。そこに、すぐさまロシアが参戦する。なぜなら、もしフランスが負けてしまえば、その後は大陸国としてロシアが単独でドイツと対峙しなければならなくなるからだ。それは厳しい。なら、ロシア的にも参戦した方がいいという判断になる。同じく、ドイツとロシアが戦争をしてロシアが負ければ、それ以降は大陸国としてフランスが単独でドイツと対峙しなければならなくなる。それを防ぎたいフランスも、やはり対抗せざるを得ない。で、そこにさらにイギリスが参戦することになる。もともとイギリス、フランス、ロシアでドイツ包囲網(三国協商)をつくっていたので、これは当然と思うかもしれないが、そういう協商的な関係があったとしても、わざわざ戦争に介入するかというと、意外とその判断が正しいとは言いきれないこともある。しかし、イギリスは事前に「シュリーフェン計画」を知っていた。その実現を恐れていた。だから「もしフランスとロシアがドイツに負けてしまえば、うちが単独でドイツと対峙することになる。それはキツイ」と考えていた。こうなると、イギリスも黙っているわけにはいかない。
つまり、どの国も「ドイツ」対「自分一国」という対立構図が生まれることを避けたいと思っていたのである。とすれば、いざ戦争が始まってしまったら、ドイツを袋叩き状態にしていく、という判断をせざるを得ない。
こういう戦況を見たときに、そもそも「兵力を拡大せず、相手を刺激しないという判断もあるのでは?」と思う人もいるかもしれない。が、それは「人間の善性を信じて警察権力を一切なくしましょう」という理屈と地続きである。現実的には難しい。
こうして、戦火はあっという間に拡大した。ロシアが動員を始めてからイギリス参戦まで、わずか一週間足らずの出来事である。
このようにして始まる戦争のことを、カナダの国際政治学者ジャニス・スタインは「脆弱性による戦争」と呼んだ。それは「安全保障のジレンマ」の極限状態で、「相手に対して手を出さなければ、自分の弱みを攻められて自分がやられてしまうという恐怖から、戦争に入っていかざるを得ない」という動機で始まる戦争を指す。
ところで、である。考えてみてほしい。本来の戦争当事国はオーストリアとセルビアだ。彼らが、そもそも宣戦する前に踏みとどまれなかったのかという議論もできるのではないか。実際、そういう議論もあった。
しかし、当時のオーストリアには同盟国のドイツがいた。セルビアにはロシアがいた。それぞれ、「いざとなったらドイツが助けてくれる」「ロシアが助けてくれる」という気持ちがあった。それゆえ、強気に出ることができた(だから、オーストリアもセルビアも自制ができなかった)。一方、ドイツとロシアも、同盟国が始める戦争をそんざいには扱えない。なぜなら「いざという時に助けてくれないのか」と同盟国に思われてしまえば、その国が自陣営から離れていってしまう可能性があるからだ。同盟相手との結びつきが弱いと、「見捨てられ」ることが想定されるのである。それゆえ、同盟国が勝手に始めた戦争に「巻き込まれ」るという事態が生じる。この「巻き込まれ」と「見捨てられ」の恐怖の板挟みになることを、アメリカの国際政治学者マイケル・マンデルバウムは「同盟のジレンマ」と呼んだ。
このようにして、ほとんどの国が明確な理由もなく戦争を始めてしまったというのが第一次世界大戦である。
最後に著者による悲しい指摘を紹介しておきたい。
「実は、もともと戦う理由がなかったドイツとフランスの戦いが西部戦線で始まったとき、本来の戦争当事国であるオーストリアとセルビアの戦いはまだ始まっていなかった、というのは、第一次世界大戦がいかなる戦争であったかをもっともよく表しているエピソードといえるでしょう」(85頁)
他にも本書では、「国連がうまく機能しないのはなぜか」「核兵器が現実的に抑止してきたものは何か」「戦争を終わらせるにはどういう条件が必要か」といった議論も展開され、それぞれに答えと思考のフックとなる情報が提示されている。
めちゃくちゃ学びになった。
『世界の力関係がわかる本』
著者:千々和泰明@chijiwa_yasuaki
発行:筑摩書房@chikumaprimer December 12, 2025
2RP
◤CEXかDEXか、じゃない──「どこまで検証できない設計を許容するか」の話◢
perpDEXはエアドロップで語られがちだけど、
本質はもっと思想的な話だと思っています💭
根底にあるのは『CeFi → DeFi へのパラダイムシフト 』がおきるかどうかという点
でも実際に資産を動かしている立場から見ると、
CEX vs DEX という二項対立は、もう論点がズレているのではないでしょうか。
私の思う論点はこれだけ。
\\ \\ \\ \ / // // //
どこまでブラックボックスを許容できるか
// // // / \ \\ \\ \\
╔═══════════════════╗
perpDEXの本質=透明性
╚═══════════════════╝
・オンチェーンで(全部または一部を)検証できる
・資産はセルフカストディ
ただしその実、責任は100%署名した本人に返ってきます
・コントラクト脆弱性
・ブリッジリスク(チェーン間の移動やWrapトークン)
・鍵管理とScam耐性
理解して触れば最高の自由を得られますが、理解せずに触れば、普通に事故る。正直、
_人人人人人人人人人人_
>理解コストはかなり高い<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄ 🥵💰
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
CEX派のホンネ
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
エアドロップ狙いを除けば、今でもCEXが主流なのは理由があります。
・UI/UX
・流動性
・理解コストの低さ
セキュリティ、鍵管理、入出金管理をすべて
_人人人人人人人人人人人_
> 運営に丸投げできる <
 ̄Y^Y^ Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
ここがCEX最大の強みであり、同時に、多くの人がCEXを離れられない心理構造でもある。
ただし代償は
|◤検証できないので運営をトラストしないといけない◢||
不穏な噂が出ても、
ユーザー側からは事実確認ができない。これがCEXの構造的な透明性不足。
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
UEXという“中間解”
◇━━━━━━━━━━━━━━━━━◇
Bitgetから最近出てきたUEX(Universal Exchange) という考え方は、この欠落を埋めにいくのに必然的にできたのものとして考えます。
CEXのUXと流動性を前提にしつつ、
◤ ◥
・CEX/DEX/TradFi資産を単一ダッシュボードで管理
・外部ウォレット不要でEthSol等の別チェーントークンにアクセス
(自力でのブリッジは不要)
・Onchinに基づくノンカストディアルスワップ
◣ ◢
つまり「全部をトラストしなくていい設計」を目指す。
例えば、Bitget walletを提供しDefiとCefiともに対応できるBitgetがUEXモデルを提唱している。
DEX推しの自分でも「集中リスクをどう管理・可視化するか」という発想自体は合理的だと思います。
╭━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╮
自分は、どこまで“見えないもの”を許容できるか
╰━v━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╯
結局、資産の置き場所はここに帰結すると思っています。
この境界線は、人によって違います。
だからこそ「CEX / DEX の二択」ではなく、
UEXという選択肢が出てきたのは自然な流れだと思っています🌵
自分の許容ラインをCEX, DEX, UEXの比較を通じて考えてみませんか? December 12, 2025
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共学の場合、女子のリーダーがクラス全体をまとめる…という傾向が強いらしいね
彼女の場合も、クラス会の話し合いを回したり、空気を読んだり、対立を和らげたりするのが抜群にうまい
こんな子がクラスに1人居たか居なかったかで、卒業後の同窓会の出席率も全然違う https://t.co/BRzF84S7lm December 12, 2025
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ここまで来れたのも、何もないところから活動を始め、問題を世間に周知し、様々な方面に働きかけを行い活動してきた桜の会の力が大きいですね。対立する組織や人たちは巨大ですから、国賠担当が最高裁で(憲法上の)親子の人権を認める判決がとれなかったように、(それが子の利益であるとして)共同親権や親子交流を原則とする法改正とならなかったこともやむを得ません。当事者や議員や弁護士や学者や社会心理学の専門家等も含め、様々な立場の人たちが自分にできる活動を行っていくしかないし、それでいいと思っています。
大変な活動ですが、これからも頑張ってください。私も、微力ながら頑張ります。 December 12, 2025
1RP
今回、 $XDC Networkの中核メンバーである Saloi Benbaha氏 が英国・貴族院という非常に公的かつ象徴的な場で表彰されたことは、XDC Networkにとって いくつかの重要な意味 を持ちます。
① 技術だけでなく「信頼性」が公的に認められた
ブロックチェーン業界では、
「技術は優れているが、制度や規制との整合性が不透明」という評価を受けるプロジェクトも少なくありません。
今回の受賞は、XDC Networkが
政策・規制を無視せず、むしろ協調しながら発展しようとしている
政府関係者や規制当局から
対話の相手として認識されている
ことを示しています。
これは、長期的な信頼性の裏付け と言えます。
② 貿易金融・実需分野での採用が進みやすくなる
XDC Networkはもともと、
貿易金融
国際決済
企業間取引(B2B)
といった 「実需重視」 の分野を強みとしています。
貴族院での表彰という実績は、
銀行
国際機関
大企業
政府系プロジェクト
といった、慎重な意思決定を行う組織に対して、
「安心して検討できるブロックチェーン」という印象を与えます。
結果として、
実際の業務への導入や提携が進みやすくなると考えられます。
③ 規制対応型ブロックチェーンとしての立ち位置が明確に
暗号資産業界では、
「規制と距離を取る」プロジェクトも存在しますが、
XDC Networkは今回の件により
規制と対立しない
国際ルール(MLETRなど)に準拠
現実社会で使われる前提の設計
という 方向性がはっきり示されました。
これは将来的に、
ステーブルコイン連携
トークン化された実資産(RWA)
公共性の高い金融インフラ
などへの展開において、
大きな強みになります。
④ 「一過性ではないプロジェクト」というメッセージ
短期的な流行や価格変動ではなく、
長期的な制度整備
国際協調
実務での利用
に重きを置いていることが、
今回の受賞を通じて明確になりました。
これは、
「一時的なブームでは終わらないプロジェクト」
であるというメッセージでもあります。
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まとめ
今回の出来事は、XDC Networkにとって
公的機関からの信頼獲得
実需分野での採用促進
規制対応型ブロックチェーンとしての地位確立
長期視点のプロジェクトであることの証明
という、非常に意味の大きい評価だと言えます。 December 12, 2025
1RP
ありがとうございます!
まさにそこが核心だと思います。
主権や歴史という重たいテーマを使いながら、実際には事実検証ではなく、感情・対立・分断へ誘導するフレーミングが進んでいる。
それに気づかないと、どれだけ正しいことを言っても、相手の土俵で戦わされてしまいます。
だからこそ、一次資料と構造を示し続けること自体が、この情報戦への最も有効な対抗策だと思っています。 December 12, 2025
1RP
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