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2025.11.24〜(48週)
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【#新刊 情報】
中村正著『脱暴力の臨床社会学』が本社到着!自らの暴力加害によって破壊した関係性への責任を、いかにして認識することができるのか?一般社団法人UNLEARNを設立し、カウンセリングに長年携わってきたからこそ見えてくる、臨床社会学からの画期的提言。
https://t.co/DSdftMOjBs
『男性一人一人のパーソナリティのシステムをつつみこむような暴力の文化というシステムがある。これを「スープラシステム(より上位のシステム)」という。当該の暴力と虐待が発生する場と関係性や相互作用を取り囲むひとまわり大きな環境のことである。具体的には、虐待ではなくしつけの範囲内のことであり、正当な懲戒として許容すべきであるとか、自らも厳しい体罰を受けながら強くなったのでそれは必要な試練であったとか、夫婦や男女関係にはよくあることで単なる喧嘩とDVとは違う等として、暴力を肯定し、正当化する、社会に偏在している意識と態度がある。これを暴力の文化と呼んできたが、暴力を振るう人はここを意味の貯水池のようにして活用する。正当化のためのスープラシステムである。
本書が強調するのは、この個人を超えるものを視野に入れた脱暴力の実践に取り組む臨床社会学的なアプローチである。男性によるジェンダーの暴力や暴力の文化を重視するので、男性の脱暴力支援者の立ち位置の吟味も要請される。社会臨床的な知識は不可となっている。場・関係性・相互作用を取り巻く環境としてのこうしたスープラシステムの点検は、社会の側の課題を浮かび上がらせる。加害者対応が制度にないという点も同様に社会の側の問題となる。脱暴力のためのスープラシステムの久如は不作為の責任となり、社会の怠慢となる。共関係的なループを構成していることとなる。
したがって、暴力の文化を強化するようなスープラシステムだけではなく逆向きのスープラシステムを位置づけていくことが本書のねらいである。先の裁判のように断罪して終わるのではなく、脱暴力のプログラムへの参加命令制度を選択肢として置き、そのための支援が対人援助技法としても組まれるという選択肢が欲しい。私たちの日常の環境のなかに脱暴力を可能にする対抗的なスープラシステムを準備するということでもある。』
ー本書「4章 暴力を認めるが加害を認めない男性たちー加害の自覚のための対話・理論編」 December 12, 2025
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昔も昔で若山弦蔵さんや滝口順平さん、中村正さんや城達也さんといったラジオドラマ出身の声優さんは顔出しをあまりしなかったけどね。 https://t.co/yjtRyYYObp December 12, 2025
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