余命宣告 トレンド
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2025.12.09 06:00
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息子は白血病でした。
治療中に再発するというとても難治性のものでした。
あらゆる承認薬、治験薬が効かず、治療法が見つからずに余命宣告をされました。
そんな中出来ることはないかと放射線治療も試しました。
物々しい雰囲気を出している治療機を前に不安になっている息子に
「ウルトラの母のビームが出るんだよ。体を治してくれるんだよ。」と説明したことを覚えています。
医師からの説明はそんな私の説明とは正反対で心をえぐるものでした。
「放射線を当てたところは1年後には機能しなくなることが予想されます」
大腿骨や腎臓へ照射したのですが、1年後には右足や腎臓は使えなくなるということでした。
確かに2ヶ月半という余命宣告をされていたことを考えれば1年生きられたら御の字なのかもしれません。
でも、奇跡的に完治することを心から信じていた私には辛く苦しい言葉でした。
息子に放射線が当たっている間、夫婦で近くのベンチに座り、目を瞑り、手を合わせ、奇跡が起こることを祈っていました。
過酷な辛い治療に耐えている息子に「ありがとう」と「ごめんね」を想いながら。
今も、辛い治療に耐えている子どもたち、そしてその子を支えるパパママ、きょうだいたちがどこかでがんばっている。
そんな家族を私はこの人生を使って応援します。 December 12, 2025
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