MotoGP スポーツ
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2025.12.10 20:00
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《UNDERCUTインタビュー | 渡辺康治が語る
:ホンダの次のF1章、ニューウェイ再会、そして深夜の電話》
※全文翻訳。超長文です。
"ホンダはおそらく、F1なしでは生きられない"
"カスタマーチーム供給は現時点では考えていないが
将来的に複数チーム供給がメリットになるなら、
その時は検討する"
Sakura(さくら)から Silverstone(シルバーストーン)へ。
今回のUNDERCUTインタビューシリーズのために行った約1時間の電話取材で、
Honda Racing Corporation(HRC)社長の渡辺康治は、
なぜ “今” ホンダがF1で次の章に踏み出すべきなのか、
そしてアストンマーティン・アラムコの2026年マシンに搭載されるパワーユニット開発という大きな挑戦にどう向き合っているのかを語った。
17時27分。
平日のこの時間、多くの人は仕事を締めに入りログオフを始めるだろう。
だが、渡辺康治はそんな “多くの人” には当てはまらない。モータースポーツも、普通の産業ではない。
サクラ(Hondaの研究拠点)にいながら、
9500km離れ、9時間の時差があるF1チームとワークス契約を結ぶということは、もはや「9時-17時」の仕事ではない。彼と話をすればすぐに理解できる。
彼はつい先ほど、アストンマーティンのエグゼクティブ・チェアマン ローレンス・ストロールとの電話を終えたばかり。
このUNDERCUT取材が終われば、19時からはエイドリアン・ニューウェイとの “濃密な電話”(彼いわく)、
その後にはアンディ・コーウェルとの電話が予定されている。
ストロール、ニューウェイ、コーウェルという超大物たちに挟まれ、UNDERCUTの取材はある種“おまけ”に感じられそうだが、渡辺はこのシリーズの熱心な読者であることを強調する。
40年に及ぶキャリアの中で、
彼はホンダとともに世界を渡り歩き、
欧州、アメリカ、中国でのポストを経験した。
自動車事業、コミュニケーション、モータースポーツ、
さらには企業上層部での職務も担ってきた。
いま彼はHRCのトップとして、MotoGP、IndyCar、
そしてF1のワークス復帰を含むホンダのすべてのモータースポーツ活動を率いている。
新しいパワーユニット規定はホンダにとって大きな好機となる。なぜなら、F1はホンダにとってマーケティング活動ではなく、
“研究の場”だからだ。
F1はホンダの開発力を最大限に試し、磨き、
耐え抜いた知識と経験を会社全体へ持ち帰るための巨大な実験場。
ここで戦うこと自体が、若い才能の“仕上げの場”でもある。この“競争のるつぼ”こそが、ホンダを強くする。
そのホンダロゴが2026年のマシンのカウルに再び載ることを、私たちは心から誇らしく思う。
これは誇りだけではなく、純粋な興奮でもある。
ただし、その興奮には期待と不安が混ざる。
賭けるものは大きく、周囲の期待も膨大だ。
いま必要なのは冷静な頭脳と豊富な経験——
そして、渡辺康治はその点で最適な人物だ。
彼の言葉を聞いてほしい。 December 12, 2025
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兄貴は世界一、弟は世界2位。2025年のMotoGPでは前人未到の兄弟によるワン・ツー制覇を成し遂げたマルケスブラザースに、ドゥカティの親会社であるアウディから最新・最強のRS 6 アバント パフォーマンスモデルが、93と73、それぞれに合わせた専用のカスタマイズ(兄貴は赤、弟は青!)を施されてのプレゼント。
630馬力のツインターボV8 TFSIエンジンを搭載したステーションワゴンは0-100km /h加速3.4秒、最高速度は305km/h。そしてお値段は一台17万3600ユーロ(約3160万円)!これが2台、アウディから気前よくマルケス兄弟の手元に届けられたのであった。
二人はRS6を早速コースに持ち込みその性能を堪能。ジムカーナコースでは車庫入れ&バック走でどっちが速いか競争だ!
ふたりはドゥカティに加入した時点でアウディのブランドアンバサダーとなっていて、クルマも提供(貸与)されていたのだが、今回のヤツはマジモンでまるごとのプレゼントのよう。マルケス兄弟がアウディの宣伝始めてから、スペインでの同社の売上も大きくアップしたようなので、これはワン・ツータイトル獲得のご褒美でもあり、会社の宣伝に貢献してくれたことへの感謝の印でもあるのだろう。
アウディは今年、トランプ関税やら欧州の不況やらの影響で売上が伸びず、それによりMotoGPでのドゥカティのレース予算にも制限がかかるというような話も出ているところ、マルケス兄弟がこうしてRS6に乗ることで、またスペインでのアウディ人気が盛り上がれば、ふたりのMotoGPでのギャラもアップするはずである。持ちつ持たれつである。
https://t.co/mXWaF3kNiG December 12, 2025
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MotoGPの“裏側”を訪ねて|トラックハウスのホスピタリティに潜入。小椋藍の好きなホスピ飯とは…?
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MotoGP“ルーキー”、ラズガットリオグルの適応力|バレンシア公式テスト(3)
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ギャラリー&ノート:倭国GP|倭国人ライダーのスペシャルヘルメット特集
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電動バイクレースMotoEは、なぜ終わりを迎えるのか。エグゼクティブ・ディレクターに聞く
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#MotoGP #MotoGP_jp December 12, 2025
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バレンシア公式テストで集めた、各ライダーの「ピットボード」特集。
見比べると、ライダーの個性が見えて面白いです!
ギャラリー&ノート|個性が詰まっているMotoGPライダーのピットボード
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#MotoGP #MotoGP_jp #ValenciaTest #AO79 #小椋藍 December 12, 2025
RS250RやNSR250をはじめとする2stマシンが育てた有望な倭国人GPライダーが立て続けに旅立った時期があった。
僅か7年で3人。(GPライダーのみ。他レース入れたらもっと)
皆生きてたら玉田さん以降も誰かしらmotoGPで倭国人ライダーが勝利してたよね。
大ちゃん、富沢くん、ノリック…皆早すぎる。 https://t.co/5hPMM6zfOp December 12, 2025
あ、で、そうそう、MotoGPでは、2027年からエンジン排気量の削減やタイヤの変更、空力の制限に加えて、使用する燃料は100%非化石由来の合成燃料にする必要があるんだけど、MotoGPに参戦する各メーカーはそれぞれ専任の石油メーカーと提携してこの新燃料の開発を進めているところ、ドゥカティと提携しているシェルは、現状合成燃料の開発に失敗しており、これが先々のドゥカティの850ccマシンだけでなく、チャンピオンとなったマルク・マルケスとの契約延長の足かせになりかねないという話が出ている。
MotoGPではドゥカティはシェル、ヤマハはENEOS(とトタル:ガソリンはこっち)、KTMはモービルで、ホンダとアプリリアがカストロールと提携し、燃料とオイルを共同開発と技術サポートを受けているが、ドカと提携しているシェルは、F1でも予定されている合成燃料100%使用への移行対応に苦慮しており、それが今季のF1でのフェラーリの走りに多少なりとも影響を及ぼしたのではという指摘が一部でなされているようである。
これがこのままMotoGPでシェルを使用するドゥカティの今後に影響するというのは現時点ではいささか拙速が過ぎる結論ではあるが(F1とMotoGPではエンジンに求められる使用要件がまったく違う)、合成燃料に関しては各メーカーごとに独自の開発アプローチによるブレンド(配合比率)を有しており、燃料次第では数十馬力程度の馬力損失が容易に発生するところ、その開発次第で新生となる850cc版のMotoGPマシンの性能が大きく左右されるというのは十分にあり得る話だ。
もしシェルがドゥカティ用の合成燃料の開発に失敗し、そのマシンからスピードを奪うことが明らかになれば、マルケスは「勝てるマシン」を求めて新たな所属先を探すということも確かに考えられる事態ではある。
ドゥカティでは早ければ春先にも850cc版のエンジンを搭載したマシンによるテストを予定しているようなので、まずはそこでの"GP27"の走りとその結果を見たうえで、マルケスは「次」を具体的に検討することになるのかもしれない。
https://t.co/eVtW08QjKx December 12, 2025
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