1
m&a
0post
2025.12.17 10:00
:0% :0% ( 60代 / 男性 )
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
ジャムおじさんとM&Aトラブル編
ジャムおじさん、バイキン城株式会社を買収する
「これでビジネスが拡大できる」と思った瞬間、悪夢が始まった
ある日、ジャムおじさんのパン工場に、一人の仲介者が訪ねてきた。名前はホラーマン。M&A仲介会社「デスマッチM&A」の営業担当だ。
「ジャムおじさん、素晴らしいお話があります。バイキン城株式会社が売りに出ています。買収しませんか?」
バタコさんは「バイキン城……?あの、ばいきんまんの会社ですか?」と驚く。
ホラーマンは、ニコニコしながら言う。「そうです。実は、ばいきんまんは資金繰りに困っていて、会社を売却したいと考えているんです。年商3億円、営業利益5,000万円の優良企業ですよ。今ならEBITDA倍率5倍で、たったの2億5,000万円で買えます!」
ジャムおじさんは眉をひそめる。「でも、ばいきんまんは、わしらの敵じゃないか。なぜ、わしがその会社を買わなきゃいかんのじゃ?」
ホラーマンは畳みかける。「実は、バイキン城株式会社は『試練提供サービス』という独自のビジネスモデルを持っています。御社のパン工場と統合すれば、垂直統合による大きなシナジーが生まれますよ!ヒーローと敵役の両方を持つことで、ストーリーの完全コントロールが可能になります!」
バタコさんは「シナジー……ですか?」
ホラーマンは「そうです!しかも、今月中に契約すれば、私の成功報酬が10%割引になります!これはチャンスですよ!」
ジャムおじさんは少し考える。「確かに……ばいきんまんがいなければ、アンパンマンの価値は下がる。もし、ばいきんまんのビジネスを買収できれば、わしらのビジネスも安定する……よし、やってみよう」
こうして、ジャムおじさんは銀行から2億5,000万円を借り入れ、DDもほとんどせずにバイキン城株式会社を買収した。
1. 【よくあるトラブル①】キーマンが即退職
買収が完了した翌日。ジャムおじさんとバタコさんは、バイキン城に向かった。
ばいきんまんは、ニヤニヤしながら言う。「ハヒフヘホー!ジャムおじさん、買ってくれてありがとうな!これでオレ様は自由だぜ!」
ジャムおじさんは「ばいきんまん、これから一緒にビジネスをやっていくんじゃ。よろしく頼むぞ」
ばいきんまんは「あ、そうそう。オレ様、明日からハワイに移住するから。もうここには来ないぜ!じゃあな!」と言って、バイキンUFOに乗って飛んで行ってしまった。
バタコさんは「え?待って!契約書には『買収後も3ヶ月間は業務を引き継ぐ』って書いてあったはずでは……?」
ジャムおじさんは契約書を確認する。すると、小さな字でこう書いてあった。
「ただし、売り手の健康上の理由、または家庭の事情により、引き継ぎ期間を短縮することができる」
ばいきんまんは「オレ様、ちょっと体調悪いんだよね。ハワイで療養するわ!」と言い残して消えた。
これが、M&Aで最も多いトラブル「キーマンの即退職」だ。
2. 【よくあるトラブル②】粉飾決算が発覚
バタコさんは、バイキン城の帳簿を詳しく調べ始めた。そして、顔が青ざめる。
「おじさん……これ、見てください……」
帳簿には、こう書かれていた。
【買収前に提示された数字】
年商:3億円
営業利益:5,000万円
純資産:1億円
【実際の数字】
年商:2億円(架空売上1億円が含まれていた)
営業利益:実質赤字2,000万円
純資産:実質マイナス5,000万円(簿外債務が6,000万円あった)
バタコさんは「おじさん、これって……粉飾決算ですよね?」
ジャムおじさんは「そんな……仲介者は『優良企業』と言っておったのに……」
バタコさんは、架空売上の内訳を調べた。すると、こんな記録が出てきた。
架空売上の手口
循環取引:バイキン城 → ダークネス商社 → バイキン城と、商品を売ったことにして売上を水増し
架空顧客:存在しない「宇宙王国」への売上を計上
期ズレ:来期の売上を前倒しで計上
バタコさんは「これ、完全に粉飾決算じゃないですか……でも、買収前のDDで、なぜ気づかなかったんですか?」
ジャムおじさんは「実は……DDをほとんどやっておらんかった……ホラーマンが『この案件は人気で、他にも買い手がいます。早く決めないと逃げますよ』と急かすものだから……」
これが、M&Aで二番目に多いトラブル「粉飾決算」だ。DDを怠ると、必ずこうなる。
3. 【よくあるトラブル③】簿外債務が山ほど出てくる
さらに、バタコさんは「簿外債務」を発見した。
簿外債務リスト
未払い残業代:従業員ドキンちゃんへの未払い残業代2,000万円
リース債務:バイキンUFOのリース契約(残債3,000万円)
訴訟リスク:過去に試練提供で怪我をさせた被害者からの損害賠償請求1,000万円
税務リスク:過去3年分の消費税申告漏れ、追徴課税予想額1,500万円
環境リスク:バイキン城の地下にカビ廃棄物が埋まっており、除去費用5,000万円
合計:1億2,500万円
バタコさんは「おじさん……これ、全部私たちが払わなきゃいけないんですか?」
ジャムおじさんは「契約書には『簿外債務は売り手が負担』と書いてあるはずじゃ……」
バタコさんは契約書を確認する。確かにそう書いてあった。でも、こんな一文もあった。
「ただし、買い手が知り得た、または知り得るべきだった債務については、買い手が負担する」
つまり、DDをちゃんとやっていれば発見できたはずの債務は、買い手が負担することになる。
ジャムおじさんは「そんな……」
これが、M&Aで三番目に多いトラブル「簿外債務」だ。
4. 【よくあるトラブル④】顧客がキーマン依存で、契約が全部解除される
さらに、バタコさんは顧客との契約書を調べた。
試練提供契約書(カレー王国)
契約期間:1年間(自動更新)
報酬:年間1億円
ただし、ばいきんまん本人が試練を提供すること。代理は認めない
バタコさんは「おじさん……これ、ばいきんまん本人じゃないとダメって書いてあります……」
ジャムおじさんは「ということは、ばいきんまんがいなくなった今、この契約は履行できないということか……?」
バタコさんは、カレー王国に電話をかけた。
「もしもし、カレー王国ですか?バイキン城株式会社を買収した、ジャムおじさんと申します。これから、ばいきんまんの代わりに……」
カレー王国の担当者は、冷たく言う。
「契約書を読んでください。ばいきんまん本人が提供すること、と書いてあります。ばいきんまんがいないなら、契約は解除です。今年度分の前払い金5,000万円を返金してください」
バタコさんは「返金……?でも、もう買収代金を払ってしまって……」
カレー王国の担当者は「それは知りません。来週までに返金しない場合、訴訟を起こします」
電話は切られた。
バタコさんは、他の顧客にも電話をかけた。パン王国、宇宙王国、海底王国……全ての顧客が、同じことを言った。
「ばいきんまんがいないなら、契約解除。前払い金を返金しろ」
合計返金額:1億5,000万円
ジャムおじさんは「そんな金額、わしには払えん……」
これが、M&Aで四番目に多いトラブル「キーマン依存による顧客離反」だ。
5. 【よくあるトラブル⑤】従業員も一斉退職
さらに悪いことに、従業員のドキンちゃんが辞表を持ってきた。
「あたし、もうここで働きたくないわ。ばいきんまん様がいなくなったら、意味ないもの」
バタコさんは「ドキンちゃん、お願いです。一緒に頑張りましょう」と引き止める。
ドキンちゃんは「無理よ。それに、あたし、未払い残業代2,000万円もらってないのよ。払ってくれるなら、考えてもいいけど」
バタコさんは「2,000万円……?」
ドキンちゃんは「ばいきんまん様、いつも『後で払う』って言ってたけど、結局払ってくれなかったの。労働基準監督署にも相談してるわ」
バタコさんは「でも、それは買収前の話ですよね?ばいきんまんに請求してください……」
ドキンちゃんは「労働債務は、会社が引き継ぐのよ。買収したあなたたちが払う義務があるわ。払わないなら、労基署に訴えるし、辞めるわ」
バタコさんは「そんな……」
ドキンちゃんは「じゃあね」と言って、バイキン城を去った。
これが、M&Aで五番目に多いトラブル「従業員の一斉退職と労働債務の請求」だ。
6. 【よくあるトラブル⑥】隠れた重要契約が足枷になる
バタコさんは、さらに契約書を調べた。すると、とんでもない契約が出てきた。
業務委託契約書
委託者:バイキン城株式会社(ばいきんまん)
受託者:悪の秘密結社ダークネス
契約内容:
ダークネスは、ばいきんまんに「悪役としての指導」を提供する
ばいきんまんは、試練提供ビジネスで得た収益の30%をダークネスに支払う
本契約は、会社の所有権が移転した場合も継続される
契約期間:10年間(残り8年)
違約金:契約を途中で解除する場合、3億円を支払う
バタコさんは「おじさん……これ、私たちが引き継がなきゃいけないんですか?年間8,000万円を、あと8年も?」
ジャムおじさんは「契約書には『会社の所有権が移転した場合も継続される』と書いてある……つまり、わしらが引き継ぐことになるのう……」
バタコさんは「でも、もう顧客はいないから、収益もないですよね?それなのに、ダークネスには払い続けなきゃいけないんですか?」
ジャムおじさんは契約書をよく読む。すると、こう書いてあった。
「収益の有無にかかわらず、最低保証額として年間5,000万円を支払うこと」
バタコさんは「おじさん……これ、あと8年間で4億円ですよ……」
これが、M&Aで六番目に多いトラブル「隠れた重要契約(チェンジオブコントロール条項)」だ。
7. 【よくあるトラブル⑦】競業避止義務がなく、売り手がすぐに競合を始める
買収から1ヶ月後。町の人から、こんな噂を聞いた。
「ねえ、知ってる?ばいきんまんが、隣町で新しい会社『バイキン城2.0』を作ったんだって。また試練提供ビジネスをやってるらしいよ」
ジャムおじさんは「なんじゃと!?」
バタコさんは「おじさん、契約書に競業避止義務は書いてありましたか?」
ジャムおじさんは契約書を確認する。でも、競業避止義務の条項はなかった。
つまり、ばいきんまんは、買収後すぐに同じビジネスを始めても問題ない。
しかも、ばいきんまんは元の顧客(カレー王国、パン王国)にこう営業していた。
「オレ様が戻ってきたぜ!また一緒に仕事しようぜ!しかも、今度は前より安い値段でやるぜ!」
顧客は、喜んでばいきんまんと再契約した。
ジャムおじさんは「わしらは、顧客を失い、債務だけが残った……そして、ばいきんまんは顧客を取り戻して、また儲けておる……」
これが、M&Aで七番目に多いトラブル「競業避止義務の不備」だ。
8. 【よくあるトラブル⑧】表明保証があっても、売り手が逃げて回収不能
ジャムおじさんは、弁護士に相談した。
「先生、契約書には『表明保証』があります。ばいきんまんが嘘をついていたら、損害賠償を請求できるはずです」
弁護士は契約書を見る。
「確かに、表明保証はあります。でも、問題があります」
バタコさんは「何ですか?」
弁護士は「まず、ばいきんまんと連絡が取れません。ハワイに移住したと言っていますが、住所も電話番号もわかりません」
ジャムおじさんは「でも、訴訟を起こせば……」
弁護士は「訴訟を起こすこともできます。でも、ばいきんまんの居場所がわからなければ、訴状を送ることもできません。仮に勝訴しても、財産が隠されていれば、回収できません」
バタコさんは「つまり……表明保証があっても、意味がないんですか?」
弁護士は「エスクロー(第三者預託)を使っていれば、売却代金の一部を預けておいて、問題が発覚したら自動的に返金されるシステムがあります。でも、この契約書には、エスクローの条項がありません」
ジャムおじさんは「つまり、わしは泣き寝入りするしかないのか……」
これが、M&Aで八番目に多いトラブル「表明保証があっても回収不能」だ。
9. 【よくあるトラブル⑨】仲介者は成約後、一切関与しない
ジャムおじさんは、仲介者のホラーマンに電話をかけた。
「ホラーマンさん、大変なんです!買収した会社が粉飾決算で、簿外債務も山ほど出てきて……」
ホラーマンは「あー、それは残念ですねー。でも、契約は成立してますから、僕の仕事は終わってます」
ジャムおじさんは「でも、あなたは『優良企業』と言ったじゃないですか!」
ホラーマンは「僕は、売り手から提供された情報を伝えただけですよ。DDは買い手の責任です。それに、契約書にも『仲介者は、情報の正確性について責任を負わない』と書いてあるでしょ?」
ジャムおじさんは「そんな……」
ホラーマンは「それより、成功報酬2,500万円、まだもらってないんですけど。早く払ってくださいね。じゃ!」
電話は切られた。
これが、M&Aで九番目に多いトラブル「仲介者は成約後、一切関与しない」だ。
10. 【よくあるトラブル⑩】銀行が融資を引き上げる
買収から3ヶ月後。ジャムおじさんは、銀行から2億5,000万円を借り入れていた。その返済が始まる。
銀行の担当者は「ジャムおじさん、今月の返済額は500万円です。ちゃんと払えますか?」と尋ねる。
ジャムおじさんは「実は……バイキン城株式会社の売上がゼロになってしまって……」
銀行の担当者は「え?どういうことですか?買収時の事業計画では、年商3億円と聞いていましたが」
ジャムおじさんは「それが粉飾決算で……実際の売上は半分以下で……しかも、顧客も全員離れてしまって……」
銀行の担当者は「それは困りましたね……では、融資を一括返済してください」
ジャムおじさんは「一括返済……?そんな金額、払えません……」
銀行の担当者は「では、担保のパン工場を差し押さえます」
ジャムおじさんは「そんな……」
これが、M&Aで十番目に多いトラブル「銀行が融資を引き上げ、担保を差し押さえる」だ。
11. 税務署からの「調査」と追徴課税
さらに追い打ちをかけるように、税務署から調査が入った。
事業内容等について
・バイキン城株式会社の過去の申告について、以下の点を確認させてください。
・架空売上:循環取引による売上1億円は、取り消されるべきではないですか?
・外注費:悪の秘密結社ダークネスへの支払い年間8,000万円は、実態がありますか?
・消費税:過去3年分の消費税申告に漏れがあります
追徴課税予想額:1億2,000万円(過少申告加算税・延滞税含む)
ジャムおじさんの税理士は「これは……買収前の税務リスクが表面化しています。原則として、買い手が負担することになります」
ジャムおじさんは「1億2,000万円……そんな金額、わしには払えん……」
これが、M&Aで十一番目に多いトラブル「税務リスクの表面化」だ。
12. 損害の合計
バタコさんは、すべての損害を計算した。
損害の合計
買収代金:2億5,000万円
仲介手数料:2,500万円
顧客への返金:1億5,000万円
簿外債務:1億2,500万円
ダークネスへの支払い(8年分):4億円
追徴課税:1億2,000万円
未払い残業代:2,000万円
合計:12億9,000万円
バタコさんは「おじさん……これ、どうやって払うんですか……」
ジャムおじさんは「わしには、もう払える金がない……」
13. 破産手続き
結局、ジャムおじさんは破産手続きを取ることになった。
パン工場は競売にかけられ、見知らぬ会社に買い取られた。
バイキン城株式会社も、清算された。
ジャムおじさんは、全てを失った。
バタコさんは「おじさん……私たち、どうやって生きていけばいいんですか……」
ジャムおじさんは「わしには、もう何も残っておらん……」
チーズも「ワンワン……」と悲しそうに鳴く。
14. アンパンマンが助けに来るが……
そんなとき、アンパンマンがやってきた。
「ジャムおじさん、大変なことになってるって聞いたよ!僕たちが助けるよ!」
ジャムおじさんは「アンパンマン……ありがとう。でも、わしの借金は12億円を超えておる。君たちでも、どうにもならん……」
アンパンマンは「そんな……」
カレーパンマンも「俺たち、何かできることはないのか?」
しょくぱんまんも「ジャムおじさん……」
でも、どうにもならなかった。
15. M&Aの教訓──よくあるトラブルまとめ
この物語から、M&Aでよくあるトラブルと教訓をまとめる。
【よくあるM&Aトラブル11選】
1. キーマンの即退職:買収直後に売り手や重要人物が辞める
2. 粉飾決算:売上・利益が水増しされていた
3. 簿外債務:未払い残業代、リース債務、訴訟リスク、税務リスクなど
4. キーマン依存による顧客離反:顧客が「本人じゃないとダメ」と言って離れる
5. 従業員の一斉退職:キーマンがいなくなると、従業員も辞める
6. 隠れた重要契約:チェンジオブコントロール条項で、買収後も不利な契約が続く
7. 競業避止義務の不備:売り手がすぐに同じビジネスを始める
8. 表明保証があっても回収不能:売り手が逃げて、連絡が取れない
9. 仲介者は成約後、一切関与しない:トラブルが起きても、仲介者は知らんぷり
10. 銀行が融資を引き上げる:計画と実態が乖離すると、融資が引き上げられる
11. 税務リスクの表面化:買収前の税務問題が、買収後に追徴課税として降りかかる
【買い手側がやるべきだったこと】
DDを徹底的にやる(最低3ヶ月、専門家を雇う)
財務DD:過去3年分の決算書、総勘定元帳、請求書をすべて確認
税務DD:過去の申告書、税務調査の履歴を確認
法務DD:契約書、訴訟リスク、コンプライアンスを確認
労務DD:従業員の雇用契約、未払い残業代、労働紛争を確認
事業DD:顧客契約、キーマン依存度、競合状況を確認
表明保証とエスクローで防御する
売却代金の30%をエスクロー口座に預託(2年間)
粉飾決算・簿外債務が発覚したら、エスクローから補填
税務リスクが発覚したら、エスクローから補填
キーマンとの雇用契約を必須にする
ばいきんまん本人を、買収後3年間雇用する契約
違反したら、売却代金の50%を返還させる
競業避止義務を必ず入れる
買収後3年間、同じビジネスを禁止
違反したら、損害賠償1億円
チェンジオブコントロール条項をチェック
買収後も継続される不利な契約がないか、全契約書を確認
それでも怪しければ『買わない』
DDで疑問が残る案件は、絶対に買わない
【結論】
M&Aは、『買って終わり』じゃない。『買った瞬間から全責任を引き受ける取引』だ。
DDを怠る=将来のトラブルを高値で買う行為。
本気でやるなら、税務・労務・資金流用を中心にDD。取り切れないリスクは、表明保証・エスクローで封じ込めよ。
それでも怪しければ、『買わない』が正解。
ジャムおじさんは、窓の外を見ながら呟く。
「わしは、愚かじゃった……仲介者の甘い言葉に騙され、DDを怠り、リスクを見落とした……」
これが、ジャムおじさんが学んだ、高すぎる教訓だった。 December 12, 2025
9RP
【株主・投資家の皆様へ】
おはようございます☀️
昨夜、当社の創業以来 最高のIRを適時開示しました‼️
売れるネット広告社グループ(9235)、プライム上場アドウェイズ(2489)より年間取扱高“36億円”の「ADWAYS CHINA🇨🇳」と「ADWAYS ASIA🇭🇰」をM&A(子会社化)‼️
https://t.co/O4pTvuR3yc
●結論:売れるネット広告社グループ(9235)、中国市場へ「本格参入」します❗
売れるネット広告社グループは昨夜(2025年12月16日)の取締役会にて、東証プライム上場・アドウェイズ(2489)グループの中国子会社「ADWAYS CHINA🇨🇳」および「ADWAYS ASIA🇭🇰」の株式取得(子会社化)に向けて、基本合意書を締結することを決議しました‼️
今回の一手で私たちは、
「中国市場 × 取扱高36億円規模 × 黒字見通し」という事業基盤を一気に取り込み、世界最大級のEC・SNS大国である中国市場へ本格進出します‼️
まず「事実(数字)」の整理です。
譲渡対象事業における2025年12月期の見通しは、
・年間取扱高:36億円❗
・売上総利益:5.2億円❗
・営業利益:18百万円(黒字)❗
です。
※なお2024年12月期はアプリ広告事業の受注減少等により営業利益がマイナスとなりましたが、2025年12月期は黒字見通しで回復基調です。
このM&Aにより、売れるネット広告社グループの連結売上高規模や営業利益規模は一挙に拡大する見込みです‼️
なお、取得価額等の詳細は現在協議中で、確定次第すみやかに開示します。
ただし、現時点の方針として、取得価額は「当社直前期の連結純資産の15%以下」と“超・僅少”な金額となる見込みであり、当社の財務状況に与える影響は極めて限定的です。
極めて投資効率が良い水準です。
(=ズバリ、成長投資の大胆さと、株主価値を毀損しない財務規律を両立させる株主に超やさしい買収設計です♪)
●私が本日皆様にお伝えしたいのは、“規模”ではなく「3つの確信」です❗
【確信①:現地で戦える中国マーケ事業を“最初から”持てる】
ADWAYS CHINA/ASIAは単なる広告代理店ではありません。
ブランド広告、アプリマーケ、ライブコマースなども含めて、中国市場に特化したデジタルマーケティング支援を積み上げてきたチームです。
現地プラットフォーム・メディアとのネットワーク、運用ノウハウを保有している点が大きい。
「ゼロから中国に挑む」のではありません。
“実戦部隊”をグループとして迎え入れる。これがデカい。
【確信②:当社は“獲得だけ”から、フルファネル企業へ進化する】
今回の事業取得を通じて、当社グループの支援領域は
「獲得(CPA)」中心から、ブランディングを含む「フルファネル」へ進化します。
・認知/ブランディング(中国SNS・インフルエンサー活用)
・獲得/コンバージョン(最強の売れるノウハウ® × 現地運用力)
・CRM/LTV最大化(優良顧客化・リピート最大化)
越境EC、SNSマーケ、アプリ広告、ブランディングまでを“一気通貫”で支援できる体制を作り、中長期のグローバル成長を加速させます。
【確信③:最大の価値は“掛け算”。ノウハウ × 現地ネットワーク】
当社が倭国で磨いてきた「最強の売れるノウハウ®」と、ADWAYS CHINA/ASIAの“現地運用力・メディア網”は補完関係です。
単なる足し算ではありません。
“掛け算のシナジー”を、PMI(統合)で最短で立ち上げ、
最短で価値に変えていきます。
●ここからは少し、私の個人的な話をさせてください❗
今回の件で、私が特に胸が熱い理由があります。
アドウェイズの創業者であり取締役会長の岡村陽久会長は、倭国のネット広告業界の黎明期から挑戦し続けてきた、まさに“パイオニア”の一人だと私は思っています。
そして、26歳2カ月という若さで東証マザーズ上場を実現し、「上場時社長の最年少記録」として注目された方でもあります。
私は昔から、その挑戦の仕方・決断の速さ・結果の出し方を本気で尊敬してきました。
ありがたいことに、数年前からご縁があり、直接お話する機会もいただいてきました。
その上で、私が岡村会長から学んできたのは「筋を通す」「フェアにやる」という姿勢です。
だからこそ今回も、透明性を最優先に、第三者評価に基づき、株主価値に資する形で合意できました。
●【結論】Ureru100と、その先へ❗
私たちは「4年以内(2028年)を目途に売上高100億円=Ureru100」、そして将来的なプライム上場も見据え、時価総額250億円以上を本気で目指しています。
今回の株式取得はゴールではなく、スタートです。
今後も適時開示ルールに則り、透明性の高い情報発信を続けることをお約束します。
これからの『売れるネット広告社グループ』の「大進化」に、強くご期待ください‼️
加藤公一レオ
売れるネット広告社グループ株式会社(東証グロース:9235)
代表取締役社長CEO
#大勝負その1
#応援していただける方はリポストお願いします December 12, 2025
1RP
#TTWS
第5期 スケジュール発表です‼️
https://t.co/ihfpnTUl7n
1・2月期の講師を担当していただくのは、
小劇場で高い人気を誇る作家・演出家、
疾駆猿(しっくざる) 佐藤信也さんです。
今期のテーマは 「戦後の倭国」。
戦後とは何だったのか、
そして「脚本を解釈し、役の気持ち・感情を掴む」とはどういうことなのかを、
作品を通して深く学んでいただきます。
戦争というテーマは、役者にとって決して切り離すことのできないものです。
大河ドラマをはじめ、時代を描く作品に携わる私たちは、
当時の時代背景や人々の想いを知っておく必要があります。
それは、役者として大切な基礎であり、財産になると感じています。
佐藤さんの台本は感情を乗せやすく、
役者の心を自然とワクワクさせてくれる魅力があります。
また、一人ひとりの課題を的確に見つけ、
丁寧に伝えてくださる、とても信頼できる演出家です。
ぜひこの機会に、
佐藤信也さんが描く「戦後の倭国」の世界を
共に学んでいただけたらと思います。
本番日程は
八王子M&Aスペースにて
2026年2月下旬‼️✨
お楽しみに!!!!!!
出演者したい方も、勉強したい方も
ぜひとも一度体験にお待ちしております。 December 12, 2025
●WBS(テレ東 22:00-22:58)
・外食業界M&Aが活況 最高額は?【WBS × ランキング】
https://t.co/5Thm8NTsYf
・止まらぬ家賃上昇!賃貸“お得”物件も▽補正予算成立の裏に政権の課題
https://t.co/2eYvIzegZw December 12, 2025
@mizushima
知人の物件の売却案件のご相談が来たので、
もしご興味ある方は、
ご連絡ください!
M&Aの仲介手数料もないので、
敷金、礼金、仲介手数料の1ヶ月ずつはかかりますが、
通常の民泊物件より敷金、礼金がとにかく安いです!
【民泊案件|池袋3丁目】
池袋3丁目・要町駅徒歩4分の一棟貸し🏠
古民家テイストで、外国人グループに刺さりやすい物件でく!
家賃は月に25.3万円!
豊島区は条例改正で
👉 年間120日運用という制限あり。
ただしこの物件、
・家具家電一式あり
・消防設備も揃っている
そして、敷金、礼金、仲介手数料が1か月ずつしかかからないため、
・初期コストが100万程度でスタート可能!!
なので、「民泊を一度ちゃんと回してみたい」人の練習用としては正直ちょうどいい。
ただし、マンスリーの予約を取って黒字化させる必要はあるのがネック。
現オーナー様が運営2年目でAirbnb一本でも月50万程度の売上があり、
価格調整やチャネル拡張でまだ伸ばせる余地あり。
✔ いきなり大規模投資は怖い
✔ 規制エリアでの実運営を体験したい
✔ 将来、複数物件を展開したいが1軒目は初期投資を抑えたい。
と考えている、そんな人にはハマると思います。
詳細気になる方は
DMください📩(住所や詳細情報は個別に共有します)
#民泊 #M&A #豊島区 December 12, 2025
茨城県建設業協会の勉強会で講師を務めました✏
企業情報部 部長の土井 達貴、課長の稲田 涼、広報室 室長の齊藤 宗徳が参加し、建設業のM&Aの最新動向などをお伝えしました。茨城県建設業協会の皆さま、ありがとうございました!
▼建設業界のM&A調査レポートはこちら
https://t.co/0C4DlkxIi5 https://t.co/rJyGc86Zpw December 12, 2025
@agent_mahiroto M&A戦略が悪いとは思いませんが、大前提に単純に足し算ではダメなんですよね。そこに既存事業の成長と各社の相乗効果が生まれないと。利益と期待値で株価はあがりますが、今は不安の方が強いので、、、 December 12, 2025
高品質ふぉろわー増加
いつもご利用頂きありがとうございます
・新規様大歓迎
・PayPay払い
・少数増加も可
お気軽にDMにてお問合せ下さい
#ココナラ
#M&A https://t.co/Jyk8LI92X8 https://t.co/Q7CWaK1eYo December 12, 2025
SNSやM&AサイトでAmazonアカウントを売っている業者、見かけたことありませんか❓
アカウント停止の専門家として断言します。あれ、やめといたほうがいいです。
特に外国人名義のアカウントを大量に安く売ってる業者は要注意。買った直後に「謎の停止」を食らった事例を何件も聞いています😓
同じ人間が大量に作っていたり、紐付け対策ができていなかったり、とにかく杜撰。
Amazon側もこの手のアカウントをモニタリングしており、不正に開設された形跡があると即サスペンドのリスクも。
“安く買える=安全に使える”ではありません。
「安いから」「すぐ始めたいから」と飛びつくと、リスクがあるので要注意です🐤 December 12, 2025
M&A仲介の仕事において、正直この人には敵わない…と思わされた数少ないプレーヤー、元M&Aセンターの松岡さんと久々に再会!
あまり知られていないが、実は水面下で業績爆伸びしている仲介会社、M&Aフォースを取締役営業本部長として牽引。
Xを始めたとのことなのでフォロー推奨です!
以下、他己紹介↓
・甲子園球児から大学社会人まで野球一筋という武闘派
・センター時代は売上3億超×3年連続の圧倒的ハイパフォーマー
・一匹狼的なプレーヤーが多い業界では珍しい人望リーダータイプ
・M&A実績0件だった物流企業を松岡さんが1人で8社買収支援(他社経由は0件) December 12, 2025
【ソリッドベンチャーM&A事例_12/9(火)】
東証スタンダード上場のジオコードが、Tria社を子会社化(発行済株式総数の51%を取得)。
注目すべきはTria社の驚異的な事業拡大スピード。大手広告代理店出身者で2024年3月5日に設立し、デジマ領域で急成長。
☑ 2024年12月期(10ヶ月)の実績
・売上1.47億円
・営業利益7,600万円(営業利益率 51.7%)
☑ 2025年12月期の見込
・売上5.37億円
・営業利益1.91億円(営業利益率 35.5%)
買い手視点で見ると、高利益率かつ高成長のデジマ会社を過半数取得できるのは魅力的。売り手視点では、上場企業のリソースを活用した更なる成長機会。
ソリッドベンチャーM&Aの好事例として要注目。 December 12, 2025
リピーターが多い理由を自己分析
①買収戦略を前提とした経営計画(長期、中期、短期)を一緒に立てる
②案件のソーシング・マッチング
③案件ごとに論点・買収リスクを洗い出し、対策を立てる(こっちから辞めさせることも多い)
④M&A後の具体的なイメージを資料に落とし込む(シナジー・体制・回収計画)
⑤ファイナンス支援(調達方法、銀行紹介、面談同席)
⑥経営者だけでなく周りの役員や社員との交流
⑦PMIもがっつり入る
⑧次の案件に向けての人材確保、採用支援
⑨一緒に仕事をしていない時期もプライベート交流
まだまだあるな。。
結局どれだけ経営者から必要とされるか。
提案、成約までのマニュアルだけをこなすコンサルは突き抜けないかな。
ただ経営の観点で考えると、再現性が全くないから、もっと仕組みを考えないと。 December 12, 2025
年商30億円超えから半年以内の倒産が見えてた話
バンバン新規事業立ち上げ・M&A行いイケイケ拡大中、
年商30億円の先輩社長と呑気に忘年会。
話を聞いて、違和感を覚える箇所があったので深掘りして発覚。
よくよく聞くと、
年商30億円
正社員数も100名以上
業務委託含めると数百名の組織
その規模感ながらに、現預金は常に1億円前後を推移し、
取引先からの入金で当月の給与や支払いを賄うことが常態化。
(規模的には少なくとも8~10億円以上の現預金は欲しい)
後日、半日オフィス一緒に篭って実態の洗い出しをすると…
さらに、直近と近い将来に起こる業界変化と、
トラブルが2個重なり、3~4ヶ月後には資金ショートを起こす試算に…。
「優秀な公認会計士税理士の顧問に見てもらってるから安心」
と言っていたが、実際は…
実態を知って青ざめる社長。
カレー食いながら二人で凍りついてました。
余談ですが、この手の発言をする経営者が税務or財務の爆弾抱えてる率は経験則上で75%です(笑)
(社外の税務顧問という関係上、社内の内情や取引実態は経営者・経理経由からしか知ることができないので、税理士会計士を責めるポイントではありません)
弁護士に任せて民事再生など再生案件として検討しないといけない状況ではありますが、
「辛くても潰さんようにやれること全部やるから助けてや」
(スーパー営業マンの社長なのでグリップ力強いw)
という巻き込み力で、
当時、私も特に何も仕事しておらず時間はたっぷりあり、
長年の付き合いもあったので、やれることやろうと動き出す。
ここからは、
・銀行との交渉(まずは現況の説明)
・コストカットできる箇所の徹底洗い出し
・社長の私財は全て売却し会社に貸付
・再建計画の作成
・銀行と交渉、新規行開拓
・出資での資金調達
・銀行との交渉w
元々、金融機関との付き合いも雑だったこともあり、
鬼の塩対応からのスタート
諸々ハードにこなしながら…
・危機2つを乗り切れるだけの手元資金の確保
・社長とNo2の意識改革で主力事業の業績向上
によって、
なんとか半年から9ヶ月かけて再建も見えた。
その後3年経ち...
年商も一回はダウンサイジングしたところから、
立て直して最高売上、最高益も更新。
社員一人辺りの売上/粗利/営業利益も、
関与当初の2.5倍以上。
(元が低すぎたのもある)
現預金も7億円を超えてきた。
社長の自社株以外の個人資産も膨れてきた。
3年かけて一つの壁は乗り越えられた感じする。
危機的な状況で関与スタートしたからこその、
意識改革のおかげで立て直せた。
現実を知って、抜けた幹部も複数人いた。
この危機意識を持ってないで、
今の売上・利益が続くと思ってる
そんな経営者が多いけど、そんなことはない。
長く続けてると必ず冬の時代は来る。
(私も氷河期みたいなのが10年に1回は来てる)
調子のいい時こそ、食糧(お金や信用財産)を蓄えておかねばならない。
売上は調子いいのにお金が残ってない・減る設計では話にならない。
…
と、社長と昨晩サシ忘年会して振り返ってて感じた次第。
これは私のフォロワー層に多い、利益率高い無形ビジネスのみんなにも持っててほしい感覚であるので、久々に長文で記載。
(ある程度数字・時系列・状況をボヤかしてチェックいただいた上での掲載許可済)
クライアントとラフに飲みながら対話していると、色々示唆に富むことも出てくる。
メルマガなどで、『お金の哲学』について年末年始にかけて配信していこうと思う。
興味のある方は、固定ツイート or プロフィールのURLからLINE登録しておいてみてください。 December 12, 2025
【株主・投資家の皆様へ】
先ほど、当社の創業以来 最高のIRを適時開示しました❗
★売れるネット広告社グループ(9235)“年間取扱高36億円”“黒字”予定の「ADWAYS CHINA」及び「ADWAYS ASIA」株式取得(子会社化)‼️
https://t.co/O4pTvuR3yc
今回のM&Aで何が変わったか。
売れるネット広告社グループは、
「国内グロース企業」から
「グローバル・マーケティング・カンパニー」へ
舵を切った。
売上100億円、時価総額250億円。
これまでは「目標」だった。
でも今は、
中国×36億円規模×黒字見通し事業を
“現実に持った状態”で語れる。
つまりここは、
成長ストーリーの“最初の評価局面”。
どう評価されるか、
マーケットが決めるフェーズに入ったと思ってます。
#大勝負その1
加藤公一レオ
売れるネット広告社グループ株式会社(東証上場 証券コード9235)
代表取締役社長CEO December 12, 2025
【株主・投資家の皆様へ】
先ほど、当社の創業以来 最高のIRを適時開示しました❗
★売れるネット広告社グループ(9235)“年間取扱高36億円““黒字“予定の「ADWAYS CHINA」及び「ADWAYS ASIA」株式取得(子会社化)‼️
https://t.co/C3r1XGfu0V
今回のM&Aで何が変わったか。
売れるネット広告社グループは、
「国内グロース企業」から
「グローバル・マーケティング・カンパニー」へ
舵を切った。
売上100億円、時価総額250億円。
これまでは「目標」だった。
でも今は、
中国×36億円規模×黒字見通し事業を
“現実に持った状態“で語れる。
つまりここは、
成長ストーリーの“最初の評価局面“。
どう評価されるか、
マーケットが決めるフェーズに入ったと思ってます。
#大勝負その1
加藤公一レオ
売れるネット広告社グループ株式会社(東証上場 証券コード9235)
代表取締役社長CEO December 12, 2025
ビデオレンタルからセカンドストリートに進出し快進撃を続けるゲオHD
買取/販売を両立するゲオの内製基幹システムを横展開しリユース市場で躍進、更に海外展開も大成功
加えてDLsiteを擁するエイシスをM&Aによって手中に収め、こちらも急成長を遂げている
その軌跡について解説された本書、必読 https://t.co/HKctRH8AJY December 12, 2025
<ポストの表示について>
本サイトではXの利用規約に沿ってポストを表示させていただいております。ポストの非表示を希望される方はこちらのお問い合わせフォームまでご連絡下さい。こちらのデータはAPIでも販売しております。



