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2025.12.18 08:00
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面接官の心を本当に動かすレトリカルなインパクトとユニークさとは?
【レトリカ・面接の正体を戦略的に攻略する】全6回・第4回
★はじめに
これまでの講義の振り返り
前回までのブログ講義で、教員採用試験の面接は、面接官の主観、印象、イメージで評価されるということを説明してきました。
面接官の主観は、概ね3つに分類すると理解しやすくなるというお話をして、前回のブログ講義では、3つのうちの1つ目の「受験者のルックスとパフォーマンス」が面接官の心に与える影響について、お話をしました。
ルックスとパフォーマンスは、面接官の印象形成に極めて大きな影響を与えます。
表情、態度、姿勢、話し方、雰囲気といった非言語的な要素が、面接官の心証を大きく左右するという事実を明らかにしました。
しかし、ルックスとパフォーマンスだけでは合格を勝ち取ることはできません。
なぜなら、教員採用試験は単なる外見コンテストではないからです。
面接官は、見た目の印象だけでなく、語りの内容からも受験者の適性、資質、能力を判断しようとしています。
今回は、3つのうちの2つ目の「レトリカルなインパクトとユニークさ」について、詳しくお話をしていきます。
この要素こそが、数多くの受験者の中であなたを際立たせ、面接官の記憶に残り、高評価を獲得するための決定的な要素となります。
★主観的評価における複合的要素
☆ルックスとパフォーマンスだけでは不十分である理由
既に何度もお話ししたように、初対面の面接官と受験者が30分前後、1回だけ会話するような面接では、面接官は受験者の適性、資質、能力を客観的に評価することはできません。
第1回の講義で詳しく説明したように、30分程度の短時間で、しかも1回だけの面接で、客観的に人物を評価することは科学的に不可能です。
従って、どうしても面接官は主観、印象、イメージで受験者を評価することになります。
主観的に受験者の人物評価を行うときには、まずは受験者のルックスやパフォーマンスが大きな影響を与えることは言うまでもありません。
受験者の表情、外見、態度、姿勢、話し方、雰囲気、振る舞いなどが、面接官の心証形成に大きな影響を与え、それが評価を大きく左右します。
このことは真実です。
第一印象は数秒で形成され、その後の評価に持続的な影響を与え続けます。
心理学では、この現象を「初頭効果」と呼びます。最初に形成された印象が、その後の情報処理に影響を与え続けるのです。
しかし、ルックスやパフォーマンスだけで全てが決まるわけではありません。
教員採用試験は単なる外見コンテストではないからです。
面接官も、表面的な印象だけで採用を決めるわけにはいきません。
面接官には、自治体の教育委員会に対して、教育現場に対して、そして最終的には子供たちに対して、優れた教師を採用するという責任があります。
☆面接官が探している本質的なもの
確かに、面接官は教員採用試験の面接において、受験者のルックスやパフォーマンスだけを見ているわけではありません。
もちろん、面接官は受験者に教師としての適性があるかどうか、教師としての資質と能力があるかどうかを判断しようとしています。
しかし、何度も説明したように、30分間程度の1回だけの面接では、受験者の適性、資質、能力を客観的に見極めて評価することは困難です。だからこそ、主観的な判断になってしまいます。
主観的な判断には、当然のことながらルックスやパフォーマンスが重要になってきます。
そうは言っても、教員採用試験の性格上「見た目コンテスト」ではありませんので、面接官も見た目以上の何かを見ている、探しているのは事実です。
教師としての適性があるか、教師としての資質と能力を感じる何かを見極めようとしているのは事実です。
面接官は、受験者の語りの内容から、その人が本当に教師にふさわしいかどうかを判断しようとしています。
ただし、その判断もまた主観的なものにならざるを得ないというのが、現実です。
面接官は、受験者が語る言葉の中に、教師としての情熱、子供への愛情、教育への深い理解、実践への意欲といったものを見出そうとしています。
しかし、30分という短時間では、それらを客観的に測定することはできません。
結局、面接官の主観的な印象に頼らざるを得ないのです。
★レトリカルなインパクトとユニークさとは何か
☆核心的な定義と意味
そこで重要になってくるのが「レトリカルなインパクトとユニークさ」です。
レトリカルなインパクトとユニークさとは、面接の語りの内容が面接官の心に響き、受験者の教師としての適性、資質、能力を表しているようなものとして感じられるかということです。
言い換えると、受験者の語りが、その人が教師に向いている、教師にふさわしい、教師としての資質や能力がある、教師らしい志があると、面接官に感じさせるようなものであれば、高評価を得ることができます。
レトリカルとは、修辞的という意味です。
修辞学は、古代ギリシャから2500年以上続く、説得と影響力についての学問です。
レトリカルなインパクトとは、言葉の選び方、語りの構成、表現の工夫によって、聞き手の心に強く働きかけ、印象に残る語りのことを指します。
ユニークさとは、他の受験者とは異なる独自性のことです。
面接官は一日に何十人もの受験者と面接します。
その中で、あなたの語りが他の受験者と同じような内容、同じような表現であれば、印象に残りません。
しかし、独自の視点、独自の経験、独自の表現を用いることで、面接官の記憶に強く残ることができます。
この2つの要素、すなわちレトリカルなインパクトとユニークさが組み合わさることで、面接官の心を動かし、高評価を獲得することができます。
☆典型的な失敗パターンとその問題点
ところが、一般的に教員採用試験の面接では、多くの受験者は典型的な受験作文で語ります。
面接対策本から抜け出たような、無難で、適切で、いかにも教員採用試験受験者が言いそうな典型的な受験作文で語ります。
「子供たちの成長を支えたい」
「一人一人に寄り添った教育をしたい」
「わかる授業を実践したい」
「子供たちの可能性を引き出したい」
「夢を持てる子供を育てたい」
といった、誰もが使う表現、誰もが語る内容で面接に臨みます。
これらの言葉は、確かに間違ってはいません。
教師として持つべき理念や姿勢を表しています。
しかし、インパクトもユニークさもありません。
面接官にとっては、何百回も聞いた言葉であり、何の新鮮味もありません。
面接の指導者も、多くの場合、無難で受験作文的な、当たり障りのない語りを指導しようとします。
これは、ある意味で安全策ではありますが、高評価を勝ち取るという観点からは、決して効果的ではありません。
無難な語りは、失敗を避けることはできても、成功を掴むことはできません。
面接官も、そのような、いかにも教員採用試験受験者が言いそうな受験作文は聞き飽きていて、なんとか受験者の本当の想いを探ろうと、追加質問などで深掘りをしていきます。
面接官は、表面的な受験作文の奥にある、受験者の本当の姿を見ようとしています。
面接官は内心で思っています。
「また同じような話か」
「本当にそう思っているのか」
「もっと具体的な話はないのか」
「この人独自の考えは何なのか」
と。
☆突破口となる語りの力
その時に、面接官の心に響き、面接官に
「この人は素晴らしい!」
「この人を採用したい!」
「この人に教師になってほしい!」
と感じさせるようなインパクトやユニークさを発揮できるような語りができれば、一気に合格を勝ち取ることができます。
これが、レトリカルなインパクトとユニークさの持つ力です。
面接官の心を動かし、記憶に残り、「この人を採用したい」と思わせる力です。
面接官が、面接終了後に他の面接官と話すときに、「今日の○番目の受験者、覚えてる? すごく良かったよね」と言われるような、そんな印象を残すことができれば、合格は確実です。
★具体的な面接質問での考察
☆課題の提示と取り組み方
具体的な面接質問の例で考えてみましょう。
例えば、面接官が次のような質問をしたとします。
「あなたが教師になりたい理由について、話してください」
この面接質問に、どう答えたら、インパクトやユニークさを面接官に与えて、高得点での合格を勝ち取ることができるのでしょうか?
まずは、上記の質問「あなたが教師になりたい理由について、話してください」に答えてみてください。
実際に、自分ならどう答えるかを考えてみてください。
頭の中で考えるだけでなく、できれば紙に書き出してみてください。
書き出すことで、自分の考えが明確になります。
考えたら、この記事を読み進んでください。
どのような回答がインパクトがあり、ユニークさがあるのかを解説していきますので、ご自身の回答と比べてみてください。
そして、教員採用試験での面接で高評価で合格を勝ち取るための方向性を見極めてください。
☆質問の本質を理解する
さて、皆さんは上記の面接質問にチャレンジしてみられたでしょうか?
もう既に皆さんもお気づきのように、この質問はいわゆる「志望動機」を尋ねるものです。
志望動機は、教員採用試験の面接において、最も頻繁に聞かれる質問の一つです。
そして、最も多くの受験者が失敗する質問の一つでもあります。
なぜなら、多くの受験者が「志望動機」という言葉の意味を誤解しているからです。
でも、ここで極めて重要なことがあります。
ものすごく気を付けなければいけないことです。
それは、この世の中には「志望動機」というものなどは存在しない!ということです。
★「志望動機」という幻想
☆一般的な誤解とその根源
「志望動機」など存在しないというと、多くの人は不思議がることでしょう。
一般的には「志望動機」とは、教員採用試験でも就職活動(就活)でも、最も重要な面接の準備の一つとされているからです。
確かに「志望動機」という言葉は存在し、しばしば使われていますが、その実態はなかなかシンプルではありません。
多くの受験者が、そして多くの面接指導者すらが、この言葉の本当の意味を理解していません。
「志望動機」という言葉を聞くと、多くの人は「なぜ教師を目指すようになったのか」「教師を目指すきっかけは何か」という方向で考えてしまいます。
そして、自分の過去を振り返り、教師を意識し始めた時期のエピソードを探し始めます。
☆辞書的意味の罠とその危険性
例えば、教員採用試験における「志望動機」とは何でしょうか?
国語辞書通りにいけば、志望動機とは「教師という職業を目指すきっかけ」というくらいの意味になります。
でも、それはあくまでも辞書的な意味であって、教員採用試験の面接で採用側の面接官が本当に聞きたいものとは言えません。
「動機=きっかけ」という辞書的な意味にとらわれていると、とんでもないことになります。
教師になりたいきっかけという方向性で考えてしまうと、いつものようなありきたりの退屈でくだらない志望動機ができ上ってしまいます。
多くの受験者が、この罠に陥ります。
辞書的な意味に忠実であろうとするあまり、面接官が本当に知りたいことからは遠ざかってしまうのです。
☆典型的な失敗例の分析
つまり、
「小学校のときの恩師の先生に憧れて、恩師のような教師になりたいから」
「教育実習のときに、子供たちの輝く姿を見て、教師という仕事のすばらしさを実感したから」
「部活動の顧問の先生に憧れて、自分もスポーツを通じて子供を育てたいと思ったから」
と言ったような、採用側の面接官にとってはまったく意味のない思い出話を、いわゆる「志望動機」として語ってしまいます。
これらの回答は、確かに嘘ではないかもしれません。
本当にそのような経験があり、本当にそう感じたのかもしれません。
しかし、面接官にとっては、何の価値もない情報です。
なぜなら、何百人もの受験者が、全く同じような話をするからです。
面接官は、恩師の話を何十回も聞いています。
教育実習の感動の話も何十回も聞いています。
それらの話は、もはや面接官にとっては「またか」という反応しか引き起こしません。
これでは、合格を勝ち取れる面接の語りにはなりません。
採用側の面接官は、受験者が教師になりたいと思った単なるきっかけを思い出話として聞きたいとは、全く思っていないからです。
★面接官が本当に知りたいこと
☆就職試験としての本質的な目的
教員採用試験は就職試験です。
これは、極めて重要な事実です。
教員採用試験は、教育についての意見を聞く場でも、思い出を語る場でもありません。
採用側が、雇用する人材を選抜する場です。
採用側の面接官の目的は明確です。
教師としてふさわしい人、教師として優れた人、教師としての仕事ができそうな受験者を、合格者として採用することです。
ですから、受験者が教師になりたいと思ったきっかけを思い出話として聞かされても、意味がないのです。
面接官が知りたいのは、受験者の適性、資質、能力、魅力です。
いくら受験者にとっては感動的な思い出でも、それが普遍的な感動を呼び起こすようなものでなければ、単なる受験者の思い出話であって、聞き手である採用側の面接官が、その受験者を採用したくなるものにはなりません。
面接官は、過去の話ではなく、未来の話を聞きたいのです。
「どのようなきっかけで教師を目指したか」ではなく、「教師として何を実現したいか」を知りたいのです。
☆本当に聞きたいことの具体的内容
採用側の面接官が聞きたいのは、教師になりたいと思ったきっかけではなく、その受験者が、
教師になって何がしたいのか?
具体的にどのような教育活動を展開したいのか?
どのような授業を創りたいのか?
教師として、どんな教育を実践していきたいのか?
どのような教育理念を持っているのか?
その理念をどう実践するのか?
子供たちを、どのように育んでいきたいのか?
どのような力を子供たちに身につけさせたいのか?
そのために何をするのか?
その教科を通じて、子供たちにどのような資質と能力を身に付けさせたいのか?
教科教育の本質をどう捉えているのか?
それをどう授業で実現するのか?
どんな授業を、どんな工夫をして、どのように展開していきたいのか?
具体的な授業のイメージを持っているのか?
それは実現可能なものか?
どんな学級経営、どんな生徒指導、どんな保護者対応をしていきたいのか?
学校現場での実践的なビジョンを持っているのか?
それは現実的なものか?
といった、教師としての職業の本質に関わることです。
これらの質問に対して、具体的で、説得力のある、そして独自性のある回答ができるかどうかが、合否を分けます。
面接官は、受験者が教師として活躍している姿を想像できるかどうかで判断しています。
「この人なら、きっと良い授業をするだろう」
「この人なら、子供たちから信頼されるだろう」
「この人なら、困難な状況でも乗り越えていけるだろう」
と思わせることができれば、合格です。
★「動機」の正しい解釈
☆辞書的意味からの脱却の必要性
従って、志望動機という言葉の「動機」という言葉を、辞書的に「きっかけ」と解釈してはいけません。
むしろ「動機」は「大義」「志」「目的と目標」「ターゲットとゴール」「ミッションとビジョン」のような意味合いで解釈すべきです。
志望動機を聞かれたら、「なぜ教師を目指し始めたか」ではなく、「教師として何を成し遂げたいか」を語るべきです。
過去ではなく、未来を語るべきです。
きっかけではなく、ゴールを語るべきです。
思い出ではなく、ビジョンを語るべきです。
志望動機を聞かれると、多くの人が恩師の話や教育実習の話をします。
しかも、ほとんどの場合、きっかけとして、思い出として話します。
これでは、採用側の面接官にとってはまったく意味がない話となります。
面接官は、あなたの過去には興味がありません。
面接官が興味があるのは、あなたの未来です。
あなたが教師としてどのような未来を創るのか、それを知りたいのです。
☆効果的な活用法の具体例
もちろん、恩師の話や教育実習の話をしてはいけないということではありません。
恩師の話や教育実習の話をするのであれば、単なる思い出話や自分が感動した話としてではなく、どんな教育実践をしていきたいのかを語る出発点としてなら、効果的な面接の語りにすることが可能です。
恩師の話や教育実習の話は、メインストーリーとしての思い出話ではなく、自分が教師としてこれから実践していきたい教育、指導、授業、生徒指導、学級経営の目標と目的のスターティングストーリーとしてなら、効果的なものになるかもしれません。
例えば、
「小学校の恩師は、一人一人の子供の興味を引き出す天才でした。私は、恩師から学んだ『子供の興味を起点とする教育』を、現代の教育環境で、ICTも活用しながら、さらに発展させて実践したいのです。具体的には……」
という形であれば、恩師の話が単なる思い出ではなく、教育ビジョンの出発点として機能します。
この場合、恩師の話は導入部分に過ぎず、メインは「これから自分が実践したい教育」です。
過去のエピソードを未来のビジョンにつなげることで、説得力のある語りになります。
☆現実的な困難とその克服
とは言うものの、恩師の話や教育実習の話は、多くの受験生が語り、また面接官も聞き飽きているインフレ過ぎる話題なので、よほどの工夫をしなければ効果的なものにするのは難しいという現実はあります。
この現実を直視することが、戦略的な面接準備の第一歩です。
多くの受験者と同じ土俵で戦っても、勝つことはできません。
違う土俵を見つけるか、同じ土俵でも違う戦い方をする必要があります。
できれば、恩師や教育実習以外のエピソードを探すことをお勧めします。
あなた独自の経験、あなたにしか語れないエピソード、それを見つけることが、ユニークさにつながります。
★面接官が求める刺激
☆面接官の心理状態の理解
そもそも、この記事のテーマは「面接官の心を動かすレトリカルなインパクトとユニークさとは?」でした。
面接官は、30分程度の1回だけの面接で採用したい人を決める必要があります。
科学的には、受験者の適性、資質、能力を客観的に評価することは困難であるにもかかわらず、評価して採用する人を決めるのが面接官の役割です。
そして、ほとんどの受験者はありきたりの受験作文で語りますので、面接官としては聞き飽きた、退屈で、インフレ気味の語りを聞かされ続けることになります。
一日に何十人もの受験者と面接する中で、面接官の集中力も疲労していきます。
午前中に10人、午後に10人、合計20人と面接したとします。
その20人のうち、15人が同じような恩師の話、同じような教育実習の話、同じような「子供の成長を支えたい」という語りをしたとしたら、面接官はどう感じるでしょうか。
正直なところ、退屈です。
☆面接官のニーズと欲求
はっきり言って、面接官はある程度の刺激を求めています。
面接官はある程度のインパクトを求めています。
面接官はある程度のユニークさを求めています。
教員採用試験の面接において、面接官は主観的に受験者を評価せざるを得ません。
そして、その主観、印象、イメージは、計算された刺激、インパクト、ユニークさで操作することができます。
これは、決して面接官を騙すということではありません。
面接官が本来評価したいと思っている資質や能力を、効果的に伝えるということです。
あなたが本当に優れた資質を持っていても、それを効果的に伝えられなければ、評価されません。
逆に、効果的に伝えることができれば、正当な評価を得ることができます。
面接官も人間です。
刺激的な話、心に響く話、記憶に残る話を聞きたいと思っています。
それは、仕事を楽にしたいからではなく、本当に優れた人材を見つけたいからです。
★感動に飢えた面接官
☆重要な事実の指摘
重要な事実を指摘しておきます。
面接官は、感動しやすい存在です
面接官は、感動に飢えています
面接官は、感動に弱いのです
その感動を、どのように面接の語りの中に入れ込んでいくかが、面接の語りのレトリックになります。
面接官も人間です。
退屈な語りを聞き続ける中で、心が動く語りを求めています。
「この人は違う」
「この人の話は面白い」
「この人と一緒に働きたい」
と思わせる語りを、無意識のうちに求めています。
面接官の多くは、校長や教育委員会の管理職です。
彼らは、教育に対して情熱を持っています。
だからこそ、受験者の中に、自分と同じような、あるいは自分以上の情熱を見出したいと思っています。
その情熱を感じさせる語りができれば、面接官は感動します。
☆差別化の戦略と具体的方法
志望動機で、誰もが恩師の話や教育実習での思い出の話をしているときに、あなただけがやりたい教育、実践したい授業、子供に育みたい力、生徒指導への熱い志などを語れば、面接官は感動するでしょう。
もちろん、語り方の工夫は必要です。
インパクトあるフレーズ、ユニークなエピソード、面接官の耳と心に残る語り方は絶対的に必要です。
でも、面接官の心に感動を植え付ければ、高評価での合格は簡単です。
例えば、
「私が教師になりたい理由は、『学ぶことの喜びを知らない子供』をゼロにしたいからです」
という形で始めれば、面接官の注意を一気に引きつけることができます。
これは、インパクトのあるフレーズです。
そこから、具体的にどのような授業実践でそれを実現するのかを語れば、説得力のある志望動機になります。
あるいは、
「私が教師を目指す理由は、子供たちに『自分で考える力』を育てたいからです。現代社会では、答えのない問いに向き合う力が求められています。しかし、多くの子供たちは、答えを与えられることに慣れてしまっています。私は、授業の中で……」
という形で語ることもできます。
☆戦略の転換の本質
重要なことは、あなたの感動を退屈な言葉で伝えるという発想を廃して、面接官の感動をあなたのユニークでインパクトある言葉で誘い出すという戦略を取ることです。
これは、コミュニケーションの方向性の根本的な転換です。
「私はこう感じた」ではなく、「面接官にこう感じてもらう」という視点への転換です。
自己中心的な語りから、聞き手中心の語りへの転換です。
これができるかどうかが、面接の成否を分けます。
多くの受験者は、自分が何を語りたいかを考えます。
しかし、成功する受験者は、面接官が何を聞きたいかを考えます。
この視点の違いが、決定的な差を生みます。
★実践への道筋
☆課題への取り組みの重要性
そう考えると、課題であった「あなたが教師になりたい理由について、話してください」について、どんな語りにしていけばよいかの方向性が見えてきます。
この面接課題に挑戦して、面接官が感動して高評価をしてくれるような語りをつくることが、教員採用試験の面接の準備のファーストステップになります。
☆具体的な方向性と要素
具体的には、以下のような要素を含む語りを構築することです。
◎教師として実現したい具体的なビジョンを語ること。
単なる「子供たちの成長を支えたい」ではなく、どのような成長を、どのような方法で支えたいのかを明確に語ることです。
抽象的な言葉ではなく、具体的なイメージが湧くような語りをすることです。
「私は、子供たちが自分の意見を持ち、それを論理的に表現できる力を育てたい。そのために、授業では……」というように、具体的に語ります。
◎独自の視点や経験に基づいた教育観を示すこと。
誰もが言うような一般論ではなく、あなた自身の経験や思考から導き出された独自の視点を示すことです。
あなたにしか語れない教育観を持つことです。
「私は、留学経験を通じて、多様性を尊重することの重要性を学びました。倭国の教室でも、一人一人の違いを認め合う文化を創りたいのです」
というように、あなた独自の経験を教育観につなげます。
◎情熱が伝わる具体的なエピソードや表現を用いること。
抽象的な言葉ではなく、聞き手が情景を思い浮かべられるような具体的な表現を使うことです。
感情が伝わる語りをすることです。
「ある子供が、『先生、今日の授業、楽しかった!』と言ってくれた瞬間の喜び。それを毎日感じたいのです」というように、具体的な情景を描きます。
◎教育の本質に触れる深い洞察を含めること。
表面的な教育論ではなく、教育とは何か、学びとは何かという本質的な問いに対するあなたなりの答えを含めることです。
「教育とは、知識を伝えることではなく、学び方を教えることだと私は考えます」というように、あなたの教育哲学を示します。
◎実現可能性と現実性を示すこと。
夢物語ではなく、実際に教師になったら実践できる具体的な計画を示すことです。
「具体的には、毎時間の授業で、必ず子供たちが自分の意見を表現する時間を設けます。最初は……」というように、実践の道筋を示します。
★おわりに
挑戦への呼びかけ
皆さん、レトリカルなインパクトとユニークさに、チャレンジしてみてください!
グッドラック!
レトリカルなインパクトとユニークさは、一朝一夕には身につきません。
しかし、面接官が何を求めているのか、どのような語りが心に響くのかを理解し、それを意識して準備することで、確実に向上させることができます。
繰り返しになりますが、面接官は感動を求めています。
退屈な受験作文ではなく、心を動かす語りを求めています。
あなたの語りが、面接官の心に感動を呼び起こすことができれば、合格は確実です。
次回は、
「面接官の美学と期待の言語化による感銘を戦略的に活用して、高評価を勝ち取るために」
をお送りします。
面接官の主観を形成する第3の要素について、詳しく解説していきます。
この第3の要素は、ある意味で最も重要な要素です。
なぜなら、面接官が最終的に「この人を採用したい」と決断する際に、決定的な役割を果たすからです。
【レトリカ・面接の正体を戦略的に攻略する】第4回、ここまでです。
次回もぜひご期待ください。 December 12, 2025
今日からできる! ICTを使った授業アイデア集 算数編(新興出版社啓林館)
一冊まるごとの制作をお任せいただき、イラストもほぼそのまま採用してくださったご担当者様や先生方に深く感謝申し上げます。算数をもっと好きになり、楽しく学んでいただけましたら幸いです。
https://t.co/DptuIRSiYK https://t.co/sizNkEBzZu December 12, 2025
@Sky_corporate おはようございます☀️
動画観ました😆✨
ジョーカー🃏出てあぁ〜😭て
なりました (ˊo̶̶̷̤ .̫ o̴̶̷̤ˋ)
ですが目標達成嬉しいですね🥳
#ICT業界応援キャンペーン December 12, 2025
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