豊饒の海 書籍
『豊饒の海』(ほうじょうのうみ)は、三島由紀夫の最後の長編小説。『浜松中納言物語』を典拠とした夢と転生の物語で、『春の雪』『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』の全4巻から成る。最後に三島が目指した「世界解釈の小説」「究極の小説」である。予定より早い最終回で了となる最終巻の入稿日に三島は、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺した(三島事件)。 第一巻は貴族の世界を舞台にした恋愛、第二巻は右翼的青年の行動、第三巻は唯識論を突き詰めようとする初老の男性とタイ王室の官能的美女との係わり、第四巻は認識に憑かれた少年と老人の対立が描かれている。構成は、20歳で死ぬ若者が、次の巻の主人公に輪廻転生してゆくという流れとなり、仏教の唯識思想、神道の一霊四魂説、能の「シテ」「ワキ」、春夏秋冬などの東洋の伝統を踏まえた作品世界となっている。また様々な「仄めかし」が散見され、読み方によって多様な解釈可能な、謎に満ちた作品でもある。 「豊饒の海」とは、月の海の一つである「Mare Foecunditatis」(ラテン語名)の和訳で、作中の「月修寺」のモデルとなった寺院は奈良市の「圓照寺」である。なお、最終巻の末尾と、三島の初刊行小説『花ざかりの森』の終り方との類似性がよく指摘されている。 ※以下、三島自身の言葉の引用部は〈 〉にしています(他の作家や評者の論文からの引用部との区別のため)。
「豊饒の海」 (2024/12/1 17:59) Wikipedia倭国語版より
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2025.01.14
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三島由紀夫について思想的に語る人たちが意外と『豊饒の海』が読めてなさげ。というのも、三島由紀夫への批判は結構同書にすでに吸収されてる。三島由紀夫は飯沼勲ではなく、安永透なんだよ。 January 01, 2025
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三島由紀夫生誕100年
三島の満年齢は昭和と重なる。
つまり、昭和100年。
未読の人が読むなら、まず『金閣寺』・『仮面の告白』がお勧め。適度な長さ。
最高傑作は『豊饒の海』だと思うが、長い。😅
個人的には『鏡子の家』が好きだが、同意見の人は少ない。😄 January 01, 2025
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@Kawade_shobo @KeikoIchihara1 三島由紀夫、けっこう読んでいます。金閣寺とか美徳のよろめき、豊饒の海も最初のほうかしら。タイの暁の寺も行きましたが、タイには人類の遺産が多いですね。
彫刻家が三島から自分の像を作ってくれと言われ、出来上がる前にあの事件が起きたと聞きました。 January 01, 2025
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@filmendroll 三島を語る人々は、大半の場合、万華鏡のような彼の仮装劇を遠巻きにちらりと見て、自分に都合良いよう知った口を利いているに過ぎない。
唯識論を基に『豊饒の海』を書いた三島のことを、人々がいまだ右翼だと信じているのも驚くに値せず、三島という謎を謎のままにしておくことが怖いのでしょうね。 January 01, 2025
たいして三島を読んでいない私ですが「三島由紀夫レター教室」が一番好きです。
豊饒の海は学生時代に(一)で挫折しました。
またいずれちゃんと読んでいきたいんですけどね… https://t.co/90k0ywNTMy January 01, 2025
今日で三島由紀夫が生誕100年か。初めて読んだのは真樹久佐夫センセイがオススメしてた『複雑な彼』、お気に入りはラストが「京都買います」な『豊饒の海』シリーズです。 https://t.co/sBz6PPRDik January 01, 2025
なんと、今日で三島由紀夫・生誕百年とかや!。トレンドワードでやっと気づきました。三島作品、寡読の私にしては読んでるほうだけど、遺作『豊饒の海』読まずして三島ファンとはおこがましい私。いつの日か読まんずる!。 January 01, 2025
@liztxt 『豊饒の海』を読むと、老醜を晒した本多よりも彼に見つめ続けられた松枝の方が好き勝手ですが、自由に生きているような気がします。若くしてこの世を去った三島は転生を望んでいたのでしょうか。 January 01, 2025
少なくとも新潮文庫分だけでも三島由紀夫著作を今年中に読み切りたい。
「豊饒の海」四部作・「潮騒」・「金閣寺」・「サド侯爵夫人/わが友ヒットラー」は既に読んだ。
現在は「午後の曳航」にとりかかっている。 January 01, 2025
📙『#三島由紀夫 街歩き手帖』では、三島の愛した店や旅行先を掲載。
出生地・四ツ谷にあるお店はもちろん、神保町、六本木のお店、箱根・京都などの旅行先、さらに三島最後の作品『#豊饒の海』舞台となった場所やモデルから、本作品の謎に迫ります。現存のお店も掲載! https://t.co/zMua1Mdq7Y January 01, 2025
三島由紀夫生誕100年。
数日前から「豊饒の海」を第1巻から読み返してる。50回は優に再読しているが、飽きることはない。本多繁邦と一緒に時を旅して月修寺。何度行き着いてもこのラストシーンに心が震える。聡子の言う「今にお分かりになるでしょう」が通奏低音として響く。未読の方、ぜひ。 January 01, 2025
印象深かったのは読むタイミングってあるんだなと実感した『金閣寺』。それから『音楽』『鏡子の家』『午後の曳航』とか、舞台も好きだったから『サド侯爵夫人』や『鹿鳴館』も。何より『豊饒の海』全4巻は好きで初版本も買ったし。これまた装幀が綺麗で素敵でね。 January 01, 2025
本日は、最愛の作家の100歳のお誕生日🎂折角なので偏愛タイトルを並べて記念撮影✨️
はじめて読んだ作品は『潮騒』。一読して文学沼に嵌まったきっかけが『憂国』。韋編三絶のお気に入りは、戦時下に遺書の心算で書かれたという『岬にての物語』。世界でいちばん好きな創作物が、遺作長篇『豊饒の海』 https://t.co/A3RwOwMyE2 January 01, 2025
しかも『豊饒の海』を読み始めたのが修学旅行の時で、いつでも読めるようにリュックの中に全4巻入れてたし。東京駅に向かう時は通勤時間帯にかかっていたからデッキに立ってひたすら読んでいた思い出。懐かしいな。 January 01, 2025
三島由紀夫せんせーの好物をと思って鶏鍋作ったんだけど、誕生日に最後の晩餐メニューてのはどうなんやろなと今更(自決前日に新橋の鶏料理屋で鍋食ったらしいよ)。まあよっぽど好きだから最期に食ったんだろしいいか。
末げんの鶏鍋は豊饒の海フレンズと食いに行きてえわ。 January 01, 2025
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