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経常利益
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2025.12.04 03:00
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おはようございます。今週末に「🔰猫🐈でも分かるBS(貸借対照表)講座その③」を投稿させていただきます。折角なので、今週は過去にあげた「猫🐈ちゃんシリーズ🔰」を復習する1週間にしましょう📝
BSも大事ですがPLも大変重要です。でもねPLはBSよりもずっと簡単なんですね。
初心者用となっていますが、意外に深い、重要な話も含まれています。知っていると、それを銘柄選定に活かせるはまた別の話なのでございます。
では、今日はPLのお話です(⌒^⌒)b
以下は、2025年8月30日投稿ポストの再掲でございます。
🔰ヘムの猫🐈でも分かる
「損益計算書(PL)」の重要ポイント‼️
損益計算書(PL)は投資家にとって必須スキルなのですが、貸借対照表(BS)と比較すると随分簡単だと思います。銘柄分析に必要な知識という観点からは、最低限この図👇を理解していれば十分だと思います。
✅ この図を自分で書けるくらい理解している
✅ 「営業外損益って何?」「特別損益の代表例は?」と聞かれて即答できる
このレベルでPLの基礎は合格です。
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でもね、上の図は完璧に理解してください‼️
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今から毎日5分、1週間も見ればしっかり頭に入るでしょう。それくらいは頑張りましょうね😊
で、以下は「東証改革真っ盛り」の足元の相場で押さえておいてほしい、損益計算書(PL)のお話です。
✅今の相場でのPLの注意点はここ!
足元の相場で、損益計算書を見るときに必ずチェックすべきは…
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当期純利益 ≒ 経常利益 × 70%
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この基本的な構造から大きく外れていないかです。
※税率や税効果会計の処理によりブレることはありますが、ざっくりとした構造理解の目安として「×70%」を使っています。
なぜ?
👉 特別損益がゼロで、実効税率が30%なら、純利益は経常利益の70%程度に落ち着くのが普通だからです。
🤔 例を見てみましょう
経常利益:100億円
当期純利益:90億円
「おやっ?🤔」と思いませんか?
本来なら当期純利益は70億円前後が妥当。つまり20億円(約30%)分、当期純利益が“水増し”されているわけです。
理由はほぼ確実に「特別利益」です。
特別利益は一過性です。翌年以降は消える可能性が高いのです。
⚠️この繋がりがあまりよく分かっていない場合は、
PLが理解できていないという事です。
もう一度上の図をしっかりと見て
腹落ちして理解してくださいね
🚨 投資指標が“見かけ倒し”になる罠
EPS(1株利益)やROE(自己資本利益率)は当期純利益ベースで計算されます。
だから、特別利益で純利益が30%膨らめば、EPSもROEもその分だけ大きく見える。
さらにPER(株価収益率)も歪みます。
本来ならPERは13倍なのに、利益が膨らんで「PER10倍」と表示されてしまう。
📉 実力値より“割安”に見えるのですね。
🧑💼 投資家がハマる流れ
1️⃣ 「PER10倍?安いし配当も良さそうだ!」と株を買う
2️⃣ 翌年、特別利益がなくなりEPSが実力値に戻る
3️⃣ PERは13倍になり、配当金が配当性向連動ならEPS減少→減配となる
4️⃣ 株価は下落、高値掴みだった…ガーン😱
となる。よくありそうな失敗パターンです。
※もちろん、構造改革や資産効率改善の一環で出る特別利益は前向きに評価できるケースもあります。重要なのは、それが来期以降も継続的に期待できるかです。
🏢 東証改革と“含み益”のカラクリ
今は東証改革の影響で
🍀 政策保有株の売却
🍀 遊休不動産・賃貸不動産の売却
が進んでいます。
足元の株高やインフレもあり、企業が持つ株や不動産には多くの含み益があるのですね。それを売れば、一気に「特別利益」が発生し、EPSが膨らんでしまうわけです。
つまり今の決算には「一時的な嵩増しEPS」が潜んでいるケースが多いのです。
🎯小型割安株で特に注意!
小型割安株の投資家は目がまだ洗練されていません。
だから一過性の特別利益に株価が素直に反応するケースが多いのです。特に「増配」と「特別利益」がセットなら株価はさらに上がります。
でも冷静に考えましょう。一過性の特益で膨らんだEPSや増配は“買いシグナル”ではなく“売りシグナル”であることが多いのです。
👀 ヘムの投資スタンス
狙うのは…
👉 政策保有株の売却などで、これから特益を出して還元してくれそうな会社を事前に仕込むことです。
避けるのは…
👉 特益で水増しされたEPSやROE、配当利回りに釣られて後追いで買うことです
前者の方が良いに決まってますよね(笑)
ハンターになるかカモになるかですよ😅
⚠️スクリーニング投資の落とし穴
数字だけで「割安!」と判断してスクリーニングで拾うと…特益まみれの罠銘柄に引っかかる危険があります。
だからこそ、PLを丁寧に読み解くことが大切なのですね。
スクリーニングそのものは非常に有効ですが、特別利益のような“裏事情”を見抜く目を持つことが重要ということです。
✅今日の学び(まとめ)
1️⃣ 当期純利益 ≒ 経常利益 × 70%が目安
2️⃣ 特別利益でEPS・ROE・PERは簡単に歪む
3️⃣ 割安に見えても「実力値」で判断せよ
今の相場は「特別利益」に注意を払うべき局面です。
同じ「政策保有株の売却」という事象ひとつをとっても、
👉 それを“儲けの種”にする投資家
👉 それに乗せられて“相場の養分”になる投資家
に分かれてしまうのですね。
やっぱり個別株の世界では、最低限のファンダ知識をしっかり身につけることが大切だと思います。
💡 今日のお話、伝わりましたか。ちょっと難しかったですかね❓
おしまい🐾 December 12, 2025
【9264 ポエック】
⭕四季報 新春号先取り選定◎
時価総額 79億円 株価 1684円
PER 11.04倍 →9.89倍(予)
PBR 1.79倍 PSR 0.76倍
ROE 14.8%(予) ROA 3.9%(予)
自己資本比率 26.1%
配当利回り 4.45%
⭕水処理(ポンプ)関連
⭕防災関連
⭕造船関連
⭕陸上養殖関連
⭕水素アンモニア関連
⭕増収増益&連続増配
(33円→53円→70円→75円)
⭕割安成長株◎
⭕高配当株(4.45%)
⭕四季報銘柄◎
⭕上方修正期待銘柄◎
⭕IR取材◎
⭕2バガー期待銘柄◎
【需要拡大】ポンプ、送風機、空調機、工場設備、防災機器の販売。機器類修理、保守点検、設計施工などを手掛ける。
⭕大手企業が参入しにくいニッチ分野で高い技術力とシェアを持つ。
⭕ポンプ等水処理機器をはじめとする環境関連機器や産業用モーターは、取引先企業の設備投資需要増加により売上高&利益ともに右肩上がり。
⭕ストック型ビジネス◎
ポンプや環境装置は、納入して終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要。
→ポエックは保守・点検まで自社で行うため、一度納入すれば、長期的に安定したメンテナンス収益が入るストック型の収益モデル(※一定の利益が確保しやすい)
⭕食料安全保障の観点から陸上養殖への投資も増加傾向◎
→ポエックの水処理循環技術(ろ過、殺菌、ポンプ輸送)をフルセットで活用。単品の売り切りではなく、システム全体としての提案ができる点が強み。
⭕また造船業界は環境対応船への切り替え需要(スーパーサイクル)がきており、老朽船舶の買い換え需要も追い風に。
⭕今期の業績予想 前期比 (四季報)
売上高 101.1億円→108億円
・+6.82%↑
営業利益 9.1億円→11.2億円
・+23.07%↑
経常利益 9.8億円→11.5億円
・+17.35%↑
純利益 5.7億円→6.9億円
・+21.05%↑
⭕ブレ幅の大きい大型受注案件は実績計上
の確度が高い案件のみ通期の計画に計上。
📝全セグメントとも増収予想も通期予想保守的であり、大型案件の受注次第で上振れる可能性あり◎
⭕防火・防災対策の強化ニーズを背景に消火装置は伸長。大手ゼネコンや設備工事会社から高い信頼を獲得。
⭕船舶用エンジン部品の精密加工事業では、環境規制が厳格化しつつあることを背景に、より高効率かつ低燃費の船舶エンジンへの需要が増加。
⭕陸上養殖設備事業では、食料自給率や食料安全保障の観点からこれまで以上に幅広い業界からの投資需要が着実に拡大。
→養殖場の建設プロジェクトの核となる冷却装置メーカーとしてポエックが選定される機会が増加。
⭕来期の業績予想 前期比 (四季報)
売上高 108億円→115億円
・+6.48%↑
営業利益 11.2億円→13億円
・+16.07%↑
経常利益 11.5億円→13.3億円
・+15.65%↑
純利益 6.9億円→8億円
・+15.94%↑
⭕昨年スプリンクラー消火装置や消火栓システムを展開するアイエススプリンクラーを子会社化。
⭕消火用スプリンクラーは都市部での新規需要増加→昨今の物流施設(EC倉庫)の大型化や、データセンターの建設ラッシュが追い風。
→スプリンクラーヘッドの需要は今後も増加すると見込まれ、老朽化した建物の防火設備の更新需要も期待ができる。
📝香港の高層マンション火災もあったように防災関連の意識が高まっている。
⭕法改正による需要増加→より安全な基準とするため随時改正されており、様々な施設においてスプリンクラー設置義務が強化されつつある。
⭕データセンター関連の他にも病院、老人ホーム、商業施設に対する需要は増加傾向で推移すると想定されている。
⭕造船・エネルギー関連の好調◎
→船舶エンジン周辺機器やプラント設備を手掛けるポエックにとって、この需要は数年単位で続く中長期の追い風であり、来期以降も受注残の積み上げが期待できる。
📝株価の動向
⭕8月末の配当落ち後から1600円〜1700円台を推移。配当利回りが高いだけに配当落ちが大きいのがネック。
⭕しかし来期にはPER9.8倍程度(四季報予想)にまで下がり、現在の時価総額やテーマ性を考えると割安でしょう。
⭕水処理、造船、陸上養殖、水素アンモニア、防災関連と長期的な国策テーマも抜群◎
⭕下値は仮に暴落がきたとしても配当利回り5%の1500円付近が目処。現在の配当利回りが4.45%程度と比較的高く、株価が下落した局面でもインカムゲイン狙いの買いが入りやすいのも高評価(※下落リスクが限定的)
⭕割安性と成長率、配当利回りを考えると、このあたり(1600円台〜1700円台)からなら十分に勝負できて期待値は高いでしょう。
⭕一度上昇トレンドになると時価総額が低いぶん上値は軽い。
⭕上値は来期以降のPER14〜15倍(成長率込みで2500円)くらいがターゲット。計画保守的なため上方修正があればさらに上値余地あり。
〜四季報ガチ勢独自予想〜
⭕短期の目安 (1年以内)
下値 1500円 上値 2400円
⭕長期の目安 (1年以上)
2500円以上 December 12, 2025
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