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株高
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2025.12.07 23:00
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倭国では株高もあり円安を礼賛する声は多いが、円安は世界需要が強い時にしか輸出の追い風にならない。米欧中が減速すれば輸入物価上昇による生活苦だけを背負う。世界最大の債務と高齢化を抱え数十年ぶりの引き締めに入った倭国は、米中欧の景気失速こそが最大の脅威である。 https://t.co/Qc2eo8PKi7 December 12, 2025
AIバブル崩壊、その時マネーはどこへ逃げるのか?──ゴールドマンの警告と「Googleショック」という引き金
「今のAIブームは、2000年のドットコムバブルに似ているのではないか?」
そんな不安が市場の片隅で囁かれる中、ゴールドマン・サックスが出したレポートが波紋を呼んでいます。彼らが指摘するのは、AI投資の「収益性」に対する冷徹な問いかけです。
今回は、ゴールドマンが鳴らす警鐘の正体と、もしバブルが弾けるとしたら何がトリガーになるのか、そして**「崩壊後、投資マネーはどこへ向かうのか」**というシミュレーションをまとめます。
ゴールドマンが指摘する「5つの警告サイン」
市場の楽観ムードに冷や水を浴びせるように、ゴールドマンは以下の5つの指標を「バブル崩壊の警告サイン」として挙げています。
* AI関連設備投資のピークアウト: ハイパースケーラー(巨大IT企業)の投資が止まる時。
* 企業収益の減少: 「コスト増」に見合う「利益」が出ないことが露呈する時。
* 企業債務の増加: 金利高止まりの中で借金が増えるリスク。
* FRBの利下げ: 歴史的に、利下げは不況の入り口と重なることが多い。
* クレジットスプレッドの拡大: 市場が企業の倒産リスクを織り込み始める時。
現状、これらがすべて点灯しているわけではありません。しかし、足元の株高は「AIなら何でも買い」という期待だけで支えられている側面があり、歪みは急速に積み上がっています。
崩壊のトリガーは「Google」が引くかもしれない
では、具体的に何がきっかけで市場は崩れるのでしょうか?
私が注目しているのは、**「Googleによる価格破壊(デフレ圧力)」**です。
Googleが発表した自社製チップ「TPU」や最新モデル「Gemini 3」は、これまでのAI市場の前提を覆す可能性があります。
* NVIDIA一強の終わり: GoogleのTPUが「安くて高性能」であれば、高価なNVIDIA製GPUを買う必然性が薄れます。NVIDIAの圧倒的な利益率(=株価の源泉)が崩れる瞬間です。
* OpenAIの優位性喪失: Googleが同等の性能を安価に提供すれば、OpenAIのコスト競争力が問われます。「高いコストをかけて開発しても、すぐにコモディティ化(安売り競争)する」と市場が気づけば、AIセクター全体への投資熱は急速に冷めるでしょう。
つまり、技術の進化そのものが、「AIは儲かるビジネスなのか?」というROI(投資対効果)の不安を顕在化させ、バブル崩壊のスイッチを押す可能性があるのです。
資金はどこへ逃げる? 想定される「4つの避難所」
バブルが弾けたからといって、世界からマネーが消滅するわけではありません。資金は「住所」を変えるだけです。AI株から抜けた資金は、どこへローテーション(移動)するのでしょうか?
1. オールド・エコノミーへの回帰(生活必需品・ヘルスケア)
「夢」から覚めた投資家は、「現実」を求めます。景気がどうなろうと、人は食事をし、薬を飲みます。地味ですが、確実にキャッシュを生むバリュー株が見直されるでしょう。ドットコム崩壊後も、タバコ株やエネルギー株が輝きました。
2. 「AIの遺産」としての電力・インフラ
ここが最も皮肉で、かつ面白いポイントです。
たとえAIソフトの開発競争が終わっても、GoogleやMicrosoftが建ててしまった巨大データセンターを動かすための**「電力」**は必要です。
電力会社、送電網メーカー、エネルギー関連株は、「AIブームの生き残り」として、実需に基づいた資金の受け皿になる可能性があります。
3. 中小型株(ラッセル2000)の逆襲
現在はS&P500などの指数が一部の巨大テック(マグニフィセント・セブン)に偏りすぎています。この歪みが是正される過程で、割安に放置されていた中小型株に資金が還流するシナリオです。もしFRBが利下げに動けば、借入依存度の高い中小型株には追い風となります。
4. 究極の避難所(国債・金)
もしソフトランディングに失敗し、市場がパニックになれば、資金は「質への逃避」を起こします。米国債や金(ゴールド)といった安全資産が輝くフェーズです。
結論:恐怖ではなく「準備」を
「いつバブルが弾けるか」を正確に当てることは誰にもできません。しかし、「弾けた時にどう動くか」を準備することはできます。
今のポートフォリオは、あまりにも「AIへの期待」に偏りすぎていないでしょうか?
「AIのソフト(期待)」が売られても、「AIのハード(電力インフラ)」は残る。
そんな視点で市場を眺めてみると、次に仕込むべき銘柄が見えてくるかもしれません。 December 12, 2025
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