終末期医療 トレンド
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2025.12.13 06:00
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終末期の動物は、
遠くへ行く旅の準備を静かに始める旅人に似ています。
重い荷物(食事・刺激・痛み)を手放し、
歩く速度をゆっくりにし、
身体が行きたい方向へと身を傾けていく。
緩和ケアとは、
旅立つその子の荷物を軽くしてあげる仕事。
無理に引き留めるのではなく、
転ばないように足元の石をどける。
寒くないようにマントを掛ける。
怖くないように手を繋ぐ。
旅そのものの行き先は変えられないけれど、
「旅の質」は確実に変えられる。 December 12, 2025
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「終末期のケアとは、
“何かをする時期”ではなく、
“何を外すか選ぶ時間”。
仕事柄、私は多くの動物たちの最期に立ち会ってきました。
その経験の中で強く感じるのは、
延命処置そのものよりも、“負担を減らす判断”の方が
その子の自律神経を安定させ、表情を柔らかくするという事実です。
終末期の身体は、
痛み刺激・呼吸負荷・環境刺激に対する耐性が大きく低下します。
これは生理学的にも自然な流れで、
交感神経の過活動と体力低下が同時に進むことで起こります。
動物行動学の視点では、弱った個体は
「刺激総量を最小化する行動」を選びます。
暗い場所を選ぶ、動かない、距離を取る…
これらは“死を悟る行動”ではなく、
身体への入力を減らして苦痛を避けるための適応行動です。
だから終末期のケアの第一歩は、
“何かを足す”より、“余計な負担を引く”こと。
これは押し付けではなく、
私が数多くの子たちに教えてもらったひとつの答えです。
穏やかさは、足し算ではなく “引き算” のほうに宿ります。 December 12, 2025
特養時代に大嫌いな女性の先輩がいました。常に目の敵にされて、無視か怒られるか。その先輩が夜勤の時にパット交換中に、拘縮の強い利用者さんを骨折させてしまった。
自分に当たりは強いけど、利用者さんに対して虐待とかする先輩では無かった。救急搬送され、朝施設には警察が来て先輩から話を聞いていたけど、先輩は泣いてはった。
それ見て自分も泣いてしまった事があります。
胃瘻についてはうちの施設では、対応出来るけど対応してませんでした。1人だけ昔からいはった方は対応しましたが、新規に胃瘻を望まれるなら退所と言う事で。
うちのお爺ちゃんも胃瘻でした。あれは家族のエゴです。一時的に食べる事が出来なくて胃瘻するなら良いですが、延命のための胃瘻なんて、生きていて欲しいけど、それって本人の希望なのかって。
父さんは爺ちゃんを胃瘻にした事を後悔してますし、自分が何かあったら絶対胃瘻にしないで欲しいと言われいます。
誤嚥性肺炎はもう口から食べれない🟰老衰なんですよね。
そうなるともう終末期の看取り対応として、食事の提供をやめた方が利用者さんも苦痛がないんですよね。
6年特養にいましたが、60人以上施設で看取ってきて、最期は皆さん綺麗な顔されてましたし、家族さんも悲しいけど納得されていました。
食事の提供が中止されると、呼吸の状態も変化します。そして緩やかに酸欠になり、眠られる時間がふえます。酸欠になると呼吸の見た目はしんどそうですが、脳に酸素が行かなくなるため苦痛はあまりないと学びました。
それから最期には呼吸が停止、医師の診断によって死亡となります。
それが本来の寿命だと思います。 December 12, 2025
映画「栄光のバックホーム」 阪神ファンですが、がん経過観察中の私にとっては阪神の映画というよりも、野球の映画というよりも、ターミナルケアと緩和ケアを含めた、まさしく医療の映画でした。ほんの少しですが横田さんと重なる経験もあるので、言葉にできない思いが今でもあります。 December 12, 2025
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