海と毒薬 書籍
『海と毒薬』(うみとどくやく)は、遠藤周作の小説。1957年に発表された。 太平洋戦争中に、捕虜となった米兵が臨床実験の被験者として使用された事件(九州大学生体解剖事件)を題材とした小説。テーマは「神なき倭国人の罪意識」。第5回新潮社文学賞、第12回毎日出版文化賞受賞作。熊井啓監督で同名の映画が製作された。 作中では九州帝国大学ではなく「F市の大学病院」とのみあり、登場人物も同事件に関わった特定の実在人物をモデルにしたものでない。ストーリーの構成においても創作性の強い作品である。 遠藤が九州大学病院の建物に見舞い客を装って潜り込んだ際、屋上で手すりにもたれて雨にけぶる町と海とを見つめ、「海と毒薬」という題がうかんだという。評論家の山本健吉は、「運命とは黒い海であり、自分を破片のように押し流すもの。そして人間の意志や良心を麻痺させてしまうような状況を毒薬と名づけたのだろう」としている。
「海と毒薬」 (2024/11/16 01:40) Wikipedia倭国語版より
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2025.01.18
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遠藤周作『海と毒薬』読了。
読む前は、もっとドラマチックに、ことの残酷さを描いてるんじゃないかって予測してたんだけど、実際にはそこの描写が抑制されてて。
でもその「思ったほどでもなかったな」という感覚が正に、登場人物たちの倫理を麻痺させる内実になってて、それに気づいてゾッとした。 January 01, 2025
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@hisuiruna うわ✨たくさんのおすすめありがとうございます♪
太宰治の人間失格は引き込まれますね
他に引き込まれた作品だとカフカの変身や遠藤周作の海と毒薬も読了感ありました
すべてチェックしますね
本屋さんに行くのが楽しみです🫧 January 01, 2025
中居正広「9000万円トラブル」を一刀両断、最も無責任な“あり得ない”関係者とは(ダイヤモンド・オンライン)
#Yahooニュース
この記事に賛同します。作家・遠藤周作氏『海と毒薬』の「倭国人論」の意味を問いかけてほしい。 January 01, 2025
「海と毒薬」の供給が映画以降ないとnoteでぼやいたら、増村保造による幻のシナリオがあると教えていただいて入手した。
キャラ解釈が結構自由で、戸田に何度も「雲の祭日読みきかせて」とせがむ勝呂や、毎回律儀に読んであげる戸田、上田に「君しかいない」と叫ぶ浅井が見られて楽しい。 https://t.co/9l3Qw4AHto January 01, 2025
https://t.co/wOSjYcgOld
フジテレビの副会長で民放連の会長が遠藤周作の長男ということから、『海と毒薬』を引用し、良心の呵責を感じつつも人体実験への参加を呼びかけられ、強い反発もせずに漫然と関わってしまう倭国人の集団心理を批判。 January 01, 2025
#2024年の本ベスト約10冊
遠藤周作 『海と毒薬』
木原音瀬 『罪の名前』
ジョン・コナリー 『失われたものたちの本』
間宮改衣『ここはすべての夜明けまえ』
『淑やかな悪夢』 シャーロット・パーキンズ・ギルマン「黄色い壁紙」
チェーホフ 『ねむい』
皆川博子 『蝶』
山田太一 終りに見た街 https://t.co/rG0s95NUL6 January 01, 2025
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