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法の支配
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2025.12.18 06:00
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一体どういう国際政治のウォッチをしていたら中欧関係の流れに対してこういう結論になるのか、個人的には理解不能。米中首脳の釜山会談以降(「G2会談」とでも読んでおこう)、国際政治は以下のような構造変化が起きていると理解している。
1. 米中関係は対立構造から当面は消極的共存へ
→米中は来年4回行われる首脳会談(トランプ大統領国賓訪中/習近平国家主席国賓訪米/トランプ大統領の深圳APECに合わせた訪中/習近平国家主席のドラルG20サミットに合わせた訪米)に向けて、対話を密にし、台湾問題ではお互い大きな挑発を仕掛けない事でほぼ一致
日中対立への影響:🇺🇸にとって、「万歳突撃」傾向のある高市政権下の🇯🇵は、米中関係の安定にとって「管理すべきリスク」に転落しており、結果、同盟国であるはずの🇺🇸は🇯🇵の肩を積極的に持たず中立姿勢維持
2. ウクライナの停戦交渉が米露主導で進行中
→🇺🇦や🇪🇺は停戦交渉において梯子を外されつつある。
→欧州各国はこの状況を挽回するため、🇷🇺にレバレッジが効く中国との接触と対話を模索。🇫🇷のマクロン訪中、🇩🇪のワーデフール外相が12月に訪中し、来年は🇬🇧スターマー首相、🇩🇪のメルツ首相の訪中が調整されている
日中対立への影響:🇪🇺各国は、価値観の共有よりも現実的な生存脅威(米露主導のウクライナ停戦、米欧関係の悪化)に対応するため🇨🇳を必要としており、悠長な「中国離れ」を言っている場合ではない。結果、価値観を共有されている🇯🇵の肩を積極的に持たず
想像だけど、今回の日中対立が2年前くらいのバイデン政権時代に起きていたら、恐らく🇯🇵は価値の同盟体系(G7や🇦🇺🇰🇷🇵🇭など)から積極的に支持表明され、国際的なメディアは「権威主義の🇨🇳による🇯🇵への威圧」というフレーミングで大々的に報道し、ワシントンやブリュッセルの行政関係者やシンクタンクなどから積極的な支持表明がなされていたと思う。
しかし、G2会談以降は上記のような国際関係の大きな構造変化が起きているため、今回は🇯🇵と価値を共有するはずの西側諸国も多くが🇨🇳と🇯🇵の対立で「中立」を保つというかつてない状況が生じている。
一方で🇨🇳側の「陣営」はどうかというと、🇷🇺は全面的に中国支持を表明、そしてあまり倭国語の情報空間では知られていないが🇨🇳の国連での発信はアフリカ諸国の支持をそれなりに獲得している。
このように、外で起きている大きな構造変化(特に米中露三大国をめぐる関係の変化)を完全に見誤ったことが、🇯🇵が積極的な支持を得られず、レバレッジもない状況で一人🇨🇳と向き合う状況を招いている。
にもかかわらず、国際関係のレアルポリティクス的視点と戦略的思考が欠落したまま、「法の支配」や「民主主義」を守り手としての立場を明確に発信して日中対立を切り抜けるとか、あまりにも時代錯誤的で構造理解に欠けているとしか言いようがない。国内メディアがこういう「願望」を垂れ流していると、ますます「内」の空気が「外」の構造と乖離し、自分たちをさらに厳しい詰みの盤面まで追い込んでしまうことになるだろう。 December 12, 2025
5RP
@eun12125722 さまざまな情報が飛び交う中で、国際的な視点から韓国の政治状況を注視する声があることは事実ですね。
特に民主主義や信教の自由、法の支配といった普遍的価値がどう守られるのか、多くの人が関心を寄せていると感じます。今後の動向を冷静に見守りつつ、事実に基づいた議論が深まることを願います。 December 12, 2025
この事件を「遠い国の政治犯の話」として片付けてはいけません。なぜなら、ジミー・ライ氏の裁判で突きつけられているのは、彼の有罪無罪ではなく、自由社会における「安全」の定義そのものが書き換えられたという事実だからです。
一般の方にも納得せざるを得ない「3つの決定的な論点」があります。
1. 「言論」が「結託」にすり替えられた
彼が問われている「外国勢力との結託」という罪。これを聞くとスパイ行為を想像するかもしれませんが、実際に行われたのは「新聞を発行し、海外メディアや政治家に現状を訴える」という、民主主義国なら当たり前のジャーナリズムやロビー活動です。
ペンを持ち、意見を言うだけで「国家の敵」と認定され、70代の彼が獄中死すら覚悟せねばならない。これは法の支配(Rule of Law)が消滅し、法を武器に反対派を排除する「法による支配(Rule by Law)」が完成した決定的な証拠です。
2. 国際条約の形骸化
「これは香港の内政問題だ」という主張がありますが、法的には誤りです。香港の自治は「中英共同声明」という、国連にも登録された国際条約で2047年まで保証されていました。
この約束が反故にされたということは、今後その国とどんな国際契約を結んでも、都合が悪くなれば一方的に破棄され得るという、世界経済への強烈な警告でもあります。
3. 何を失ったのか
世界が見ているのは、ライ氏がどんな罪を犯したかではありません。一人の老人を閉じ込めなければ体制を維持できないほど、彼らが「自由な言論」を恐れているという事実です。
香港は、ジミー・ライ氏という人物を裁いたのではなく、かつて世界に誇った「司法の独立」と「自由な魂」を自らの手で埋葬してしまった。
この判決は、その死亡診断書として歴史に記憶されることになるはずです。 December 12, 2025
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