いやー、これはもう鳥肌立ったよ。
村田沙耶香が推している坂本湾『ＢＯＸＢＯＸＢＯＸＢＯＸ』は、濃霧に包まれる宅配所で働く4人が「労働」により緩慢に「人間性」を損なっていく様子をサスペンスフルに描く。
映画『ラストマイル』で描いた不条理さのさらに奥の奥まで切り込み、辿り着いたラストが怖すぎた。デヴィッド・リンチの映画のような悪夢がここにある。 December 12, 2025

㊗️『コンビニ人間』250万部突破
【また読みたい】 オカヤイヅミの「うちで飲みませんか？」　ゲスト＝村田沙耶香@sayakamurata

村田：私は、デビュー作で母親という存在を書いたとき、自分の母のことではなく、自分が将来こういう人間になるかもしれないという恐怖がどこかにあった気がするんです。自分ではまったくコントロールしていないのですが、後から読んでそう思いました。だから、筆が容赦ない動きになったのかな。

オカヤ：母って難しいですよね。母と自分を切り離すのも難しいし、母が私を切り離すのもなかなか難しい。親離れじゃないけど、切り離す作業として描いている、みたいな部分もある気がするな。フィクションを作る人は全員そうかもしれないですね。

https://t.co/Fc3T1t2Srs December 12, 2025

【ギンイロノウタ】村田沙耶香
『ひかりのあしあと』と表題作の2編。どちらもタイトルから想像がつかない程始めから不穏。冷たくてドス黒い狂気が濃くなるにつれ破裂しそうな風船に空気を送り続けているような緊迫感が増していって怖かった。でも先が気になってやめられない、恐る恐るな読書体験
#読了 https://t.co/LuQdq164r5 December 12, 2025