1
景気後退
0post
2025.11.27 09:00
:0% :0% (30代/男性)
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
アメリカのクレジット拒否率が過去最高に。なぜ重要なのか
これは、信用システムが静かに周縁から引き締まり始めていることを示している。ニューヨーク連銀のクレジット申請者の拒否率は、過去10年以上にわたり10%台半ばから20%台前半の間を推移してきた。金融が厳しかった時期でも、概ね23%を超えることはなかった。だが現在は25%に迫っており、調査開始以来の最高水準だ。
そして重要なのは「申請を控えた人」ではなく、実際に申請した人々が対象だという点だ──自動車ローン、クレジットカード、借り換え、利用枠引き上げ、住宅ローンなどを申し込み、却下された人々。その4人に1人が拒否されるという水準は、クレジットサイクルの後半、つまり貸し手が拡大よりも防衛姿勢を優先し始める局面で見られるものだ。
歴史的に見ると、拒否率がこうして上昇し、高止まりする局面は、多くの場合、銀行が次の段階に備え、静かに警戒姿勢へ移行しているサインだ。これは90年代初頭の景気後退、2000年代初頭の減速、そして2007年の危機の前にも見られたパターンである。
⸻
■ なぜ今起きているのか
延滞率はほぼあらゆる分野で上昇している──サブプライム自動車ローン、クレジットカード、学生ローンなどが典型例だ。新卒者は失業と信用スコアの低下に苦しみ、家計は過去2年間ずっとギリギリの状態で、高金利の中カードや長期自動車ローンに依存してきた。貸し手はこの悪化を把握しており、自らの貸出帳簿に反映され始めているのを見ている。
さらに、マクロ環境もある。資金調達コストは依然高止まり、不動産(特に商業用)は償還の壁に直面している。大手・中小金融機関に対する規制が緩和されたのも皮肉なことに「金融の健全さを祝福しているからではなく、ストレスを見越した備え」である。銀行がこのシグナルを読むとき、貸し出しを加速させるのではなく、むしろ審査を厳格化する。
銀行側に立って考えてみるといい──今は境界線ギリギリの借り手を大量に抱え込む時期ではない。そうして基準が引き上げられ、わずかに信用力が劣る申請者が一気に「不承認」の側に落ちる。
⸻
■ 何を示唆しているのか
拒否率が新高値に到達したからといって、それ自体が破局を意味するわけではない。だが今後のサイクルがどのような感触を持つかを示す重要な手がかりになる。
生活費上昇をクレジットで埋め合わせてきた層は、より早く行き詰まるだろう。すでに延滞が増えている層は、借り換えや利用枠拡大といった逃げ道を失う。そしてそれが進むと、家計のキャッシュフローが圧迫され、消費と返済に波及する。
こうした局面はクラッシュのような派手な音を立てて始まるのではない。むしろこのようなチャートに静かに表れる。申請者の4分の1が拒否されているということは、信用システムがすでに拡張から防御へとシフトし始めているサインなのだ。 November 11, 2025
6RP
🦔 10月のレイオフ(解雇者数)は153,074人に達し、前月比+183%増。過去22年間で同月として最多。
10月までの累計レイオフ数は 110万人 に達し、前年同期比 +65%。パンデミック期の2020年を除けば、リーマンショック(Great Recession)以来の水準となる。
主要な人員削減企業には UPS、Amazon、Target が含まれ、テック業界のレイオフは2024年比で+17%多い。
⸻
■ 原因
Challenger, Gray & Christmas社は次の要因を挙げている:
•パンデミック期の採用過熱の反動調整
•AI導入による業務効率化(労働需要の減少)
•個人消費・企業支出の減速
•コスト上昇による企業の締め付け・採用凍結
同社CROは警告する:
「今解雇された人々は、再就職に以前より時間がかかっており、これが労働市場をさらに緩める可能性がある。」
また、最新の世論調査では 米国民のわずか4%しか経済を「好調」と評価せず、54%は「悪化している」と回答。
⸻
■ 所感(My Take)
このレイオフのペースは 景気後退(リセッション)局面で見られる数字 だが、公式なGDPは「経済は順調」と示している。
しかし実態は別で――
•22州がすでに景気後退入り
•消費者信頼感は7か月ぶり最大の落ち込み
•レイオフはリーマンショック級
さらに企業はAI投資を膨らませつつ、人件費を削減している。
しかし職を失った人々がギグワークに移行すると、収入は従来の50〜65%に低下するとGoldmanの分析は示す。
雇用を削り、賃金が伸びず、消費に頼る経済は長く持たない。
110万人の雇用喪失は、いずれ経済データにも現れる計算になる。 November 11, 2025
1RP
最近調べてるとバブルって信用買いの多さが上昇しすぎているせいで、一瞬の出来事(フロスの破裂)で追証が連鎖して起こる事象なんだと理解した
比率が高けなければあんな連鎖的な下げに繋がらないからね..さあ今回は何で崩れるのかな?インフレ再燃?金利据え置き?中間選挙惨敗?景気後退の認識? https://t.co/hSHSDqOgrz November 11, 2025
円高・円安がもたらす経済インパクト
投資家が押さえるべき “個人・企業・株式・債券” の全体像
⸻
🎯 はじめに
ここ数年の円相場は激しく、2022〜2023年には 1ドル=150円台の超円安 が進行。
為替は「生活・企業業績・株価・金利」のすべてを動かす“巨大レバー”です。
本稿では、投資家が踏まえるべき 円高・円安の影響 を
個人 → 企業 → 株式 → 債券 の順に、見やすく整理します。
⸻
① 個人(投資家)への影響
📈 円高(円の価値が上昇)
メリット
・輸入品が安くなる(食料・ガソリン・家電)
・海外旅行が割安
・外貨建て資産を安く買える 😄
デメリット
・輸出企業の業績悪化 → 雇用・賃金が弱くなる
・外貨建て資産(ドル・外株)が円換算で目減り
・景気減速を招きやすい
投資の視点
👉 円高局面は「外貨資産を仕込む」チャンス。
👉 反面、輸出株の下押しに注意。
⸻
📉 円安(円の価値が下落)
メリット
・輸出企業の収益が膨らむ(自動車・機械など)
・訪日観光客が増え、インバウンド消費が爆発 💴
※旅行支出はコロナ前比で大幅増
デメリット
・輸入物価が上昇 → 生活コスト増(食料・電気代)
・実質所得が低下 → 消費が鈍る
・外貨建て資産は円換算で増えるが、生活は苦しくなる
投資の視点
👉 「外貨資産の評価益」が出やすい
👉 生活防衛のためインフレヘッジ(外貨・資源株)も有効
⸻
② 企業(輸出・輸入)への影響
🚗 円安は輸出企業に追い風
・海外販売の価格競争力アップ
・外貨収入の円転で利益が増える
・トヨタは「1円の円安で営業益 +450億円」という試算も📊
👉 上場製造業(自動車・電機・機械)には強烈なプラス。
⸻
📦 円安は輸入企業に逆風
・原材料・燃料・仕入れ価格が急上昇
・価格転嫁できない企業から業績が悪化
・2023年は“円安関連倒産”が急増というデータも📉
👉 小売、外食、素材、運輸などは円安で利益が圧縮。
⸻
💡 円高はその逆
輸入企業が恩恵
・仕入れコストが下がる
・生活必需品の価格安定 → 消費の底上げも
輸出企業は減益リスク
・海外売上が目減り
・価格競争力が低下
⸻
③ 株式市場への影響(セクター別)
📊 一般的傾向
・円安 → 株高(輸出株・インバウンドが強い)
・円高 → 株安(輸出株が売られやすい)
ただし──
為替だけで株価が決まるわけではなく、
「急激な円高=海外危機」 のように別の要因が同時に起きることも多い。
⸻
💴 円安で強いセクター
・自動車
・工作機械
・半導体製造装置
・化学
・免税店
・ホテル・航空・鉄道(インバウンド)
⸻
💹 円高で強いセクター
・電力・ガス(燃料コスト↓)
・小売(輸入品が安くなる)
・航空(燃料費↓)
・食品・外食
・内需サービス全般
👉 為替相場は セクターの明暗をハッキリ分ける。
⸻
④ 債券市場への影響(為替×金利)
🧭 円高 → 金利低下(債券価格上昇)
理由:
・リスクオフで倭国国債に資金流入
・輸入物価が下がり、インフレ圧力が弱まる
・日銀が緩和維持しやすい
👉 円高局面は「長期債」が上がりやすい。
⸻
🔥 円安 → 金利上昇(債券価格下落)
理由:
・日米金利差拡大 → 円売り
・輸入物価上昇 → インフレ → 金利上げ圧力
・外債購入で国内債券の需要が減る
👉 円安局面は「デュレーション短め」が安全。
⸻
🎯 最後に:投資家が取るべきアクション
✔ 円高のとき
・外貨資産を増やす
・輸入企業・内需株を検討
・景気後退リスクに備える
✔ 円安のとき
・輸出株・インバウンドを強気に
・生活防衛のため外貨・資源を組み入れ
・インフレと金利上昇に注意
⸻
✨ 結論
円高・円安は「生活 × 企業 × 株式 × 債券」を横断する超重要テーマ。
為替は読めなくても、
“どの局面でどの資産が強いか” を理解していれば投資判断は格段に良くなる。
投資家にとって、
為替は“敵”ではなく 武器 です。 November 11, 2025
<ポストの表示について>
本サイトではXの利用規約に沿ってポストを表示させていただいております。ポストの非表示を希望される方はこちらのお問い合わせフォームまでご連絡下さい。こちらのデータはAPIでも販売しております。



