掬い投げ スポーツ
掬い投げ(すくいなげ)とは、相撲の決まり手の一つである。差し手で褌を取らず、相手をすくうようにして投げる技。技の性質上比較的差し手を容易に取ることができる上に相手の差し手を封じる効果も兼ねるため、手堅い守りの相撲を取る際に重宝される。反面廻しを取っての投げより威力が低いため、決め手となりづらい場合も少なくない。これを十分な武器として扱うためには強い回転が利く上体の柔軟性、或いは強い筋力が必要となる。かつては横綱・大鵬幸喜や旭富士正也が得意としており、この2人は上体の柔軟性を活かして掬い投げを決めていた。 武蔵丸光洋は太い腕を活かして右を差して出る相撲にモデルチェンジしてからは、これを利用した掬い投げを得意としていた。彼の場合は右差し一本で相手を浮かせて寄り切るつもりが力が余って相手が吹き飛んだ取組で便宜上掬い投げを決まり手に宣告されることが多かった。 舛ノ山大晴が得意としている。 なお柔道にも同名の技掬投が存在するが、動作に相似点のない全く別の技である。講道館機関誌『柔道』1948年5月号で、玉嶺生は、浮腰の一部にあたるだろうと述べている。柔道の掬投よりは大腰のほうが動作としては近い。一方、玉嶺生は大腰は相撲では腰投げにあたる旨、述べている。 柔道の掬投は脚を掬って投げるため、足取りに近い。一方、講道館機関誌『柔道』1948年5月号で、玉嶺生は、相撲では外小股だろう、と述べている。
「掬い投げ」 (2024/9/5 02:08) Wikipedia倭国語版より
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2024.11.04〜(45週)
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