抑うつ トレンド
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2025.12.03 09:00
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「1日◯時間以上スマホを使うと、子どものメンタルヘルスに悪いのか?」
直感的には「そうだろう」と思いたくなり、確かに以前はそのようなエビデンスが示されてきましたが、最近の研究はもう少し複雑な姿を示しています。
まず、思春期のスクリーン時間と、抑うつ・不安・行動問題などとの関連をまとめた系統的レビューでは、
関連は一貫しているものの、その大きさは「小さい」ことが報告されています(Santos et al., 2023)。
これは、もともとしんどさを抱えている子どもほど現実から逃れるためにスクリーンに向かいやすく、その結果「メンタルの不調もスクリーン時間も両方高い」ように見えている、という可能性が大きいことも示唆しています。
一方で、因果関係に少し踏み込んだ研究もあります。
2024年のランダム化比較試験では、「余暇のスクリーン使用を4週間減らす」介入を行った結果、一部の子ども・若者では、不安や抑うつなどの症状が有意に改善していました(Schmidt-Persson et al., 2024)。
つまり、「画面から離れる時間を少し増やすこと」が、少なくとも一部の子どもにはプラスに働く可能性があります。
ただし、どのような子にどれくらい効くのか、家庭や学校にとって現実的なやり方は何か、といった点は、まだ十分にわかっていません。
そこで注目されているのが、「総スクリーン時間」ではなく、「依存的な使い方」です。
約4,000人の子どもを4年間追跡した縦断研究では、スマホやSNS、ゲームを
・「やめようとしてもやめられない」
・「使えないと強いイライラや不安が出る」
・「学校・睡眠・人間関係に明らかな支障が出ている」
といった依存的なパターンで使う子どもたちのグループでは、
自殺念慮や自殺行動のリスクが、低いグループの2〜3倍であることが示されました(Xiao et al., 2025)。
逆に言えば、単に「長く使っている」だけでは、同じレベルのリスクを説明できないという結果です。
こうした知見を踏まえると、私たちが子どものスクリーン使用を見るときに大事なのは、「何時間使っているか」だけでなく、「やめたいときにやめられているか」「使ったあとにその子がどうなっているか」という点に目を向けることだと考えられます。
参考文献
Santos, R. M. S., Mendes, C. G., Bressani, G. Y. S., de Alcantara Ventura, S., de Almeida Nogueira, Y. J., Marques de Miranda, D., & Romano-Silva, M. A. (2023). The associations between screen time and mental health in adolescents: A systematic review. BMC Psychology, 11(1), 127. https://t.co/H662HCn1uq
Schmidt-Persson, J., Rasmussen, M. G. B., Sørensen, S. O., Mortensen, S. R., Olesen, L. G., Brage, S., Kristensen, P. L., Bilenberg, N., & Grøntved, A. (2024). Screen media use and mental health of children and adolescents: A secondary analysis of a randomized clinical trial. JAMA Network Open, 7(7), e2419881. https://t.co/VeYnBxiExL
Aryal, I., Gyawali, V., Pradhan, N., Lama, S., & Thapa, K. (2025). Screen time, sleep quality and mental health among adolescents of secondary schools in Dharan. PLOS Mental Health, 2(11), e0000405. https://t.co/MSJheBqQMD
Xiao, Y., Meng, Y., Brown, T. T., Keyes, K. M., & Mann, J. J. (2025). Addictive screen use trajectories and suicidal behaviors, suicidal ideation, and mental health in US youths. JAMA, 334(3), 219–228. https://t.co/WpvYaODIQz December 12, 2025
6RP
断言します。
「頑張ればなんとかなる」と思っている
まじめで責任感の強いあなた。
過緊張の可能性あります。
本日は現代の働く人々に多く見られる
過緊張のメカニズムと対処法を解説します。
心身を整えて読書しましょう
↓
本日紹介の本:『それ、すべて過緊張です。』 ( フォレスト出版)
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◆過緊張とは?◆
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交感神経が過剰に働き続けている状態です。
・仕事のストレス
・情報過多
・完璧主義
これらが積み重なることで
交感神経がずっとオンの状態になり、
リラックスができなくなります。
過緊張が続くと
頭痛、肩こり、めまい。
集中力の低下、うつ状態 といった
心身にじわじわとダメージを与え、
不調やしんどさを引き起こします。
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◆過緊張への考え方◆
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①過緊張は放置するとダメ
過緊張は一時的なストレス反応ではなく、
放置すると心身に深刻な影響を及ぼします。
交感神経が長時間オンのままでは、
副交感神経とのバランスが崩れ、
自律神経失調症のような症状に移行します。
これは単なる疲れではなく、体調不良・抑うつなど、
生活に影響を及ぼします。
②「オン/オフの切り替え」をデザインする
・朝のルーティンで交感神経を徐々にオンにする
・夜は光や情報を減らし、副交感神経優位へ
・休日は意識的に“リカバリー日”をつくる
といった「自律神経のリズムを整える設計」を
習慣にすることで、メンタルも体も回復させます。
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◆過緊張ケアの習慣◆
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①朝の光を浴びて「体内時計」をリセット
起きたらすぐにカーテンを開けて、
日光をたっぷり取り込みましょう。
睡眠ホルモン(メラトニン)を抑え、
眠気が抜けて活動モードに切り替わります。
②軽い体操やストレッチで体温を上げる
ラジオ体操や簡単なストレッチ、
ヨガなどを2〜3分程度やります。
筋肉を動かすことで血流が促進され、体温が上昇。
また、呼吸が深まり、酸素が脳に行き渡りやすくなります。
③朝食を必ず摂る
パン1枚でもOK。栄養価のある軽食でも十分です。
血糖値が上昇し、脳がエネルギーを得て覚醒します。
朝食を抜くと、交感神経がうまく働かず、
ダルさや集中力低下につながります。
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◆まとめ◆
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過緊張は現代人の誰もが陥りやすい
見えにくい慢性ストレス状態です。
適切に緩めることで、
体調や心の状態は大きく改善します。 December 12, 2025
2RP
~ YouTube動画が「幼児の脳をハック」する仕組み 中西部の医師
https://t.co/9oinA1UsvC
「現代の子ども向けコンテンツは、アルゴリズムに最適化され、中毒性を最大化するよう設計されている」
「保護者の22%が、子どもの『画面の切り替え』に伴う全面的なかんしゃくを報告している」
あなたは、子どもが動画を見終わった後、激しくぐずったり、怒りっぽくなると感じたことはないか。実はそれ、偶然ではない。最新の動画やアプリは、視聴時間を最大化するため、特に幼い脳の「注意を引きつけ続ける」よう綿密に設計されている。この「設計された依存」は子どもだけの問題ではない。私たち大人の「集中できない」「何をやっても満たされない」という感覚も、同じ根源から来ている可能性がある。
🔹 子どもを“虜”にする動画のカラクリ
代表的な幼児向けYouTubeチャンネル「CoComelon」を例に取ろう。この動画は、場面が1~4秒ごとに激しく切り替わる。これは、幼児の強い「定位反射」(突然の音や動きに注意が向く反応)を利用している。脳は絶えず新たな刺激を求め、画面から離れられなくなる。
結果、2011年の研究が示すように、高速なコンテンツを見た4歳児は、その後数時間、集中力や自制心が低下する。これは単なる娯楽ではなく、発達中の脳への「過剰刺激」であり、長期的な注意力の問題(ADHD様症状)との関連も指摘されている。
🔹「ドーパミン」と「セロトニン」——現代社会の“罠”
この問題の核心は、私たちの脳の報酬システムにある。ロバート・ラスティグ医師は、脳には「ドーパミン」による一時的な快楽の回路と、「セロトニン」による持続的な幸福の回路があると説明する。加工食品、ソーシャルメディア、動画配信は、この「ドーパミン・スパイク」を巧妙に引き起こすように設計されている。
ここに大きな落とし穴がある。神経系が疲れているときほど、私たちは強烈な刺激を求めてしまう。すると、さらなる神経消耗を招き、より強い刺激が必要になる。この悪循環が、子どものかんしゃく、大人のSNS依存、いつまでも満たされない感覚の正体だ。
🔹 神経を“修復”する三つのシンプルな習慣
希望はある。消耗した神経系は、適切な習慣で回復可能だ。専門家が提唱する、今日から始められる方法は以下の通りだ。
1. 腹式呼吸:胸で浅く呼吸していないか? 意識してゆっくりとお腹で呼吸するだけで、体は「リラックスモード」に入る。
2. ただの散歩:音楽もポッドキャストも聴かず、ただ歩く。足の感覚、風、周りの景色に意識を向ける。2024年の研究レビューは、これが不安や抑うつを軽減すると報告している。
3. 自然に触れる:週末に公園や森を歩く。自然環境は「森林浴」の研究が示す通り、ストレスホルモンを減らし、神経を整える効果がある。
鍵は、問題を「考えて」解決しようとするのをやめ、身体が「感じている」ことに耳を傾けることだ。
📌 回復は、デジタルからの一時的な“離脱”と、身体感覚への回帰から始まる
私たちは、子どものかんしゃくや自身の集中力のなさを、単なる“わがまま”や“努力不足”と片づけてはいないか。その背景には、私たちの神経系を疲弊させ、依存させて利益を上げるビジネスモデルが存在する。スマホを置き、画面から目を離し、自分の呼吸と足元の感覚にただ意識を向けること——それは、最も静かで、最も強力な抵抗の形なのかもしれない。
参考文献:The Forgotten Side of Medicine: Rejuvenating The Nervous System and Reconnecting With Life (Nov 30, 2025) - A Midwestern Doctor December 12, 2025
1RP
@sakuraline 市政がこんなでは誰だって抑うつ状態になる可能性が。
大人は市政を見て見ぬふり(←私)できますが、子ども達は学校に行く度に市政(教育予算、子どもの人権不確立、障害児への対応の不備)が関係する。
自らが選んで入る市立高校や市立大学ならまだしも、何ら選択余地の無い市立小中学校に通うのだから https://t.co/ec6zfD9ngi December 12, 2025
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