微生物 トレンド
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2025.12.15 06:00
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腸内細菌が「睡眠ホルモン」メラトニンを作っていた!
中国・香港・米国の研究チームが270万個の腸内微生物タンパク質の立体構造をAIで解析。配列では分からなかった未知の機能を、構造から発掘しました。
注目は「ビフィズス菌」と「バクテロイデス属」。
ヒトの脳や松果体と同じメラトニン合成酵素(AANAT・ASMT)を持ち、実際にマウスでメラトニンを増やし、腸炎を抑えることが確認されました。
配列では似ていなくても、構造は似ている──そんな見た目の相同性を検出するAI(AlphaFold+独自モデルDEER)が、腸内細菌の機能的ダークマターを可視化。
つまり、腸内細菌はただの消化補助ではなく、ホルモンや免疫を通じて体のリズムを調整する生化学パートナーです。
腸で作られるメラトニンが、睡眠・炎症・老化をどう左右するか。これからの腸-脳軸研究がますます面白くなりそうです。
Liu H, Shen J, Zhang Z, et al. Exploring functional insights into the human gut microbiome via the structural proteome. Cell Host Microbe. Published online November 26, 2025. doi:10.1016/j.chom.2025.11.001 December 12, 2025
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