川端康成 トレンド
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2025.12.08〜(50週)
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川端康成の独特の眼差しや言葉を記録したエッセイは多いが、私が「ほんとにそこにいるみたい」と思ったのは吉行淳之介による噛み合わない会話の思い出だ。
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年の暮、ある少人数の会があって、川端さんがゲスト格で招かれていた。倭国座敷にみんな坐っていたが、ふらりと私の傍に近よると、畳の上に坐りこんで、
「ヨシユキさん、浅草の三社祭に行ったことがありますか」
「いいえ」
「来年、一緒に行きましょう」
そういう間柄ではないことだし、意味がよくわからないので黙っていると、
「わたしは、浅草のことには精しいんです」
川端さんに、浅草を舞台にした一連の小説があるのは、当然知っている。
「それは、そうでしょう」
と言って、首を傾げていると、川端さんは立上がってまたふらりと離れていった。
睡眠薬が入っていることを、感じさせた。
その三社祭が近づいたころ、突然の自殺である。
(吉行淳之介「熊」(『贋食物誌』収録、新潮文庫)
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この、「睡眠薬が入っていることを、感じさせた」が強烈で、川端康成を好きでも嫌いでもない、敬いはあるがその敬いは「内面に深入りしたい」を意味しない独特のスタンスを際立たせている。
てか、川端康成は言葉通り、吉行淳之介と三社祭に行きたかったんじゃないかな。
(吉行淳之介は女性のことを扱うと急にとんちんかんというか妙な感じになるが、男性作家について書くとつかず離れず嫌わず見下さず見上げずの筆致がとてもいいので令和のいま、別の形で再評価されてもいいと思う) December 12, 2025
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#菓子案内
夏の爽やかなくずきり風の涼菓『#流れ梅』でもお馴染みの新潟の #大阪屋 さん。実は12月から2月くらいのわずかな時期にだけ出会える冬の銘菓が存在します。それがこの棹菓子『#雪國』です。久しぶりに冬場に #新潟 に入ることができたので、これだけは買っておこうと立ち寄ったのでございます。いつも夏に来ることが多くて。
淡い紅色に染められたこのお菓子は、寒天が入ってはいるものの、どこか松江の東雲羹に似た口あたりでもあって、#福白金時豆 を使った #白あん をベースにしておりまして、そこに #甘納豆 にした福白金時豆を散らしているという、まさにこの豆の味わいを存分に楽しませてくれる逸品なのです。
お菓子の名前は、#川端康成 の小説「#雪国」から来ておりまして、雪がしんしんと音もなく舞い降り、日暮れたあとの #残照 が雲の向こう側の空を、#朱鷺色 に染めていく情景を表現しています。散りばめられた豆たちは、まさに目の前に落ちてくる雪。その向こう側に薄紅色に染まる空が見えるのです。 December 12, 2025
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#今日買った・届いた本を紹介する
川端康成
『乙女の港』
Amazonのポイントで購入した小説が届きました。
横浜のミッションスクールを舞台に、新入生の三千子と、上級生の洋子と克子が織りなす人間模様を描いた作品。
雑誌『少女の友』掲載時の、中原淳一さんによる挿絵も収録した1冊。 https://t.co/9YM98BNRxM December 12, 2025
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演芸雑誌「道頓堀 昭和2年5月」
俳優、映画監督で衣笠貞之助「狂つた一頁」にも主演した井上正夫についての印象・感想等を問うアンケートの回答者がすごいです。
川端康成、長田幹彦、若山牧水、小酒井不木、邦枝完二、国枝史郎ほか。辻潤、野溝七生子、大森眠歩なんて人たちも参加しています。 https://t.co/SMQx6lIe3z December 12, 2025
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インフルエンザから完全に回復し、覚園寺のライトアップ期間にギリギリ間に合った。
川端康成さんが毎日のように愛でていたという鞘阿弥陀様のポストカードも手に入って嬉し♡
#鎌倉 https://t.co/qsYamjdRVG December 12, 2025
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畠山丑雄著『改元』の二つの刊行記念対談から一年が経ちました。
新作「叫び」に登場した茨木の歴史や、二反長音蔵なる人物のことなど、「私たちの足元に連続している暴力」というテーマが公に語られたのは、正文館書店知立八ツ田店で催された樋口恭介さん(@rrr_kgknk)とのご対談が初だったのではないかと思います。
ぜひ以下の一節だけでも読んでみてください。
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◆足元の大地=歴史からは誰も逃れられない
樋口 このイベントの前にも一時間くらい畠山さんと話してきたんですが、お話を聞いていると、フィクションの中で図式や象徴の階層構造をいかに細かくするかということを突き詰めた結果、かなりご自分の実生活や労働観にも象徴のネットワークが延びているように感じました。
畠山 陰謀論にハマる人みたいな……(笑)。
樋口 そういう「情報に対する欲望の在り方」というところは、どういう自覚なんですか。
畠山 確かにYouTubeを見て陰謀論にハマったり、やばいスピリチュアルに入り込んでしまいそうな人にありがちな「これとこれが繋がるんや!」みたいなのはめちゃくちゃ好きなんですが、僕は体を動かしながらやるのでわりと大丈夫なのかなと思っています。
というのは、今大阪の茨木というところに住んでいるんですが、散歩が好きでよく歩くんですね。そうすると、歴史的なものが沢山見えてくるんです。つまり今現在見えている風景ではないもの。茨木川という、今は半分廃川になった川がありまして、そこから水を引いて、茨木高校という地元の高校が倭国で初めての学校プールを作るんですが、その作業に川端康成が参加していたりするんですね。あとその茨木川が途中で合流してY字になっている安威川という川があって、ここの流域には広大なケシ畑があったんです。これは阿片(アヘン)の原料なんですけども、二反長音蔵(にたんちょう・おとぞう)という農民が当時世界一のケシ畑を展開して、その後この人は満州に渡ってケシの栽培法を伝えて回る伝道師みたいなことをやるんです。
歴史をたどっていくと、今の満州の話のように、自分がいるところから時間的にも空間的にも離れられる瞬間がある。今回自分で『改元』を読み直してみて、自分が批評家だったら「じゃあアジアについてはどういうものを書くんだ」と言うだろうなと思ったんです。「倭国の中で天皇制と龍が結びついている、という想像は分かったけれども、その外にあるアジアはどうなっているのか?」ということです。まだ誰にも言われないので自分で話してるんですが。なので、今書いている小説は茨木のものなんですが、ここからアジアにつながるもの、すなわち倭国の加害の歴史につながるものを書いていきたい。
そこにどういう現代性があるのか、今満州のことなんて書いても趣味的な意味しかないんじゃないかと思われるかもしれないんですが、僕はそうじゃないと思っています。
今、ガザやウクライナの問題があって、これについて文学者たちも声を上げている。そういう直接的な抗議だけじゃなくて、作品にもなんとかあらわそうとしている。でも小説のレベルでは、まだまだうまくいっていないと思うんです。というのは、やっぱり面白くない。たとえその小説が面白くないものだったとしても、そこに表されているようなことをもともと考えている人は賛同してくれます。僕も賛同する。イスラエルもいかんしロシアもいかんと思うから、より「いかんよな」という思いは強くなります。でも全くそうは思っていない人に、こちらから見えているものを見てもらったり、試しに同じようなことを考えてもらうためには、面白くなければいけないし説得力が必要だと思うんです。それをどうしたらいいのかというのはずっと考えています。
今は皆、モノでつながろうとする。たとえば不買運動のような「イスラエルに武器を売っている企業とつながっているから、ここの商品は使うのやめましょう」ということも、効果があるのでどんどんやっていくべきだと思いますが、結局それはモノなので、手の内に収まってしまう、パッと手に取れるかわりにパッと手放せるという感覚があります。別の紛争が始まったらすぐ捨ててしまえるようなものにとどまるといいますか……ちょっと感覚的な話なので、分かりづらいと思うんですが。
あと小説は、「倭国ではこうなっているが、一方海外では」という具合に、横のつながりを描くのが難しいんですよね。倭国にいながら紛争地帯に思いを馳せるということを書いても、どうしても「ホンマけ?」とツッコミが入ってしまって説得力を出すのが難しい。
じゃあどうしたら我が身のことにできるかというと、僕はそこで歴史が大事なんだと思っています。さっき言ったように、茨木を歩いているだけで満州とつながる瞬間がある。それは自分が今現に踏みしめている地面から繋がってくるわけだから、逃れることができない。つまり今ここに自分がいるということは、加害性の連続の上に形成されてきた場所を踏まえて立っているということなので、そこからは誰も逃れようがないんです。それがモノと歴史の違うところです。
まず自分が踏みしめている地面がある。その下に歴史がある。その歴史が大陸への加害という事実につながっている。その「加害性」ということにおいて、ガザとウクライナとではなく、ロシアとイスラエルと私たちをつなげることができると考えています。そこで初めてわが身のこととして考えることができると思うんです。
そういうことを小説でやるためには、ある程度の長さと厚みが必要です。短絡的にやることはできない。それが小説の良さでもあるし、それが実現できて初めて、そのようなテーマを小説として扱うことができたと言えるのではないかと思います。 December 12, 2025
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【中部】
新潟県:雪国の宿 高半
川端康成ゆかりの老舗宿。
https://t.co/0kOkVoAeNk #ad
富山県:リバーリトリート雅樂倶
アートと自然が融合した隠れ宿。
https://t.co/TKBK8Pyc75
石川県:百楽荘
金沢の奥座敷で、静かにほどける宿。
https://t.co/imeAChwaAC
福井県:あわら温泉 べにや
北陸の美食と上質な温泉旅館。
https://t.co/MpXN6sR3DN
山梨県:富士河口湖温泉 秀峰閣 湖月
富士山の絶景を臨む足湯テラス。
https://t.co/FfJttbSHDA
長野県:明神館
山岳リゾート×温泉の極み。
https://t.co/VVFI2F9LzU
岐阜県:下呂温泉 湯之島館
登録文化財と展望湯で昭和浪漫。
https://t.co/j9FvrI4vzS
静岡県:ふふ熱海
全室スイート×プライベート温泉。
https://t.co/1yvewoivX6
愛知県:ホテルインディゴ犬山有楽苑
犬山城隣接。歴史とデザインの融合。
https://t.co/PpC5Bk1xKf December 12, 2025
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本日は #ノーベル賞授賞式 🎖
1968年のノーベル文学賞には川端康成さんが選ばれました。
#伊豆大島 には、著書『伊豆の踊り子』のモデルとなった旅芸人一座に関する資料を展示する「踊子の里資料館」があります🙌
明治~昭和初期へタイムスリップした気分に⌛
https://t.co/4QVClmvEIX https://t.co/bWGeDpeCzQ December 12, 2025
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骨折してもひとり|絶対に終電を逃さない女
終電先生の良さはこれで知った。
とにかく文章のリズムが良い。
ちなみに、多くの文豪は肺の人が多い。(東洋医学で肺にエネルギーが集まりやすいタイプ。)
川端康成、芥川、太宰、みんな肺の人だ。
紛れもなく肺の人の美しい文章。 https://t.co/NvaNJ0cXMV December 12, 2025
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最近本を読む時間がなくて、短編なら読めるかなと良い本買いました。
「雪のしおり」
わたしの好きな川上未映子さん、あなたの好きなphaさん、あの人が好きな桜木紫乃さん、文豪からは、川端康成、ドフトエフスキー、津軽海峡冬景色、マンガまで入った今冬最強アンソロジーです。 https://t.co/WruwuMzzeI December 12, 2025
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今日12/10「いつでもニットの日」お勧め
◆手袋を買いに/新美南吉/1943
◆雪国/川端康成/1948
◆マンドリンを弾く男(永遠の偶像)/谷崎潤一郎/1916
◆女王蜂/横溝正史/1952
◆うちにいる老人たち(黒い天使の目の前で)/P・ハイスミス/1992
◆毛糸のズボン 直野祥子トラウマ少女漫画全集/直野祥子/2025 https://t.co/jSqSm8kEz4 December 12, 2025
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そして友情や兄弟愛など、心温まるお話が多いです。特に川端康成先生の「級長の探偵」は、友情と理科の授業、謎解きの複数要素が上手く絡み合い、最後のセリフがとっても素敵で、思わず声が出てしまいました。 December 12, 2025
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終戦後何年かの間は、長谷の家はまったく宿屋かホテルみたいなもので、三島由紀夫さんや北條誠さんから始まって外国の方まで泊まりましたし、お客の数はひきもきらず、三島さんが呆れるほどでした。結局は、川端本人が「断らない人」だから悪いのです。*『川端康成とともに』川端秀子 December 12, 2025
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電話口で「康」の漢字を説明するときに「秋元康のヤスシですぅ!」とか口走っちゃったんですけど、冷静に考えたら徳川家康とか川端康成とかがいたわ。将軍とノーベル賞作家をおさえて真っ先に思い浮かぶのがアイドルプロデューサーなのはヤバい。知らぬ間に脳味噌をオタク仕様に改造されてるっぽい。 December 12, 2025
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川端康成の「花のワルツ」は御存知のとほり、大へん会話の多い小説で、康成氏の他の作のやうに断片的な淡々とした心理のつみかさねではなく、華麗で、直截的な溌溂とした会話のかげにはげしい心理の綾をひそませた名篇です。*1942年1月6日東文彦宛て書簡 December 12, 2025
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【文豪的リプライドッグス 南蛮渡来人編・🇯🇵アニメ化崇拝版】
──アニメという南蛮の秘薬に狂ひ、倭国に帰りたくなくなった異邦人どもを、文豪たちが文学の刃で斬り刻むランキング──
1. 太宰治(@hiro420418 94いいね)
「羨ましいじゃなくて、自分の国が良くなる様に頑張って下さい。こっち見ないで来ないで」
→ 「ああ、倭国という女はあまりに美しすぎる。だがその美しさは、君たちを自殺へと誘う毒だ。どうせなら自分の国の醜さで心中してくれないかね?」
(自殺未遂の甘い毒を塗った正論。異邦人を倭国から追い出すための最高の毒薬)
2. 川端康成(@opiumpoppy1994 55いいね)
「倭国人でもそれを遠目で眺めてた層も多いんやで」
→ 「雪国の夜汽車は、遠くから眺めるからこそ美しい。君たちが近づけば近づくほど、それはただの鉄の塊にすぎない」
(ノーベル賞級の遠景美学で、憧れを幻に変える一撃)
3. 夏目漱石(@Freedom_42084n 48いいね)
「もっと自分の国を愛したらいいやんって思う。そんな倭国に依存されても困る」
→ 「吾輩は猫である。名前はまだ無い。だが君たちの国を愛せぬなら、倭国に居座る資格も無い」
(猫の冷たい視線で依存体質を見据える。漱石の皮肉が完璧に刺さる)
4. 三島由紀夫(@yuzueee111 31いいね)
「おもてなしの国だから…利用しようとか当然だろみたいな考えを持つ国からの移民や観光客が増えて」
→ 「倭国は美の帝国だ。だがその美は、筋肉と血で守らねばならぬ。君たちにその覚悟はあるか?」
(割腹覚悟の美学で、おもてなしの庭に棘を生やす)
5. 芥川龍之介(全体の空気を読んだ番外)
「地獄変の屏風に描かれた如く、アニメという南蛮の幻術は人を焼き尽くす。君たちはもう、帰る故郷など持たぬ亡霊だ」
(地獄の業火で「帰りたくない病」を昇華。文豪中最狂の締め) December 12, 2025
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うわー光太郎に一葉に川端まで揃ってる全集がラスト1点だって…欲しいよぉ~誰か買うなら私に譲って;;
倭国文学全集 高村光太郎 川端康成・北原白秋・幸田露伴・樋口一葉
https://t.co/msllz517NF December 12, 2025
ハンセン病当事者の体験を元にした小説なのだが、状況の過酷さにも関わらず語弊を恐れずにいえばその「面白さ」の質を高く保ちながら展開される物語に筆者の矜持を感じた。川端康成が個人的に支援を買って出たのが頷ける。
まず思い出したのが「夜と霧」。そして「わたしを離さないで」かな、やはり。 https://t.co/RZAyxfOXrf December 12, 2025
『Stadhuskällaren』
ノーベル賞会場ストックホルム
市庁舎にあるレストラン
『Stadhuskällaren』では
歴代受賞年度の晩餐会メニューを
食べることができます
予約は必須ですが湯川秀樹氏や川端康成氏が食べた時代の
メニューも指定できます
私は毎回最新メニューを
いただいてて
娘達にも行ってみたらと
話してましたが長女が
初のスェーデン入りを知らずに
ノーベル賞ウィークに
予定入れてました
ホテルがやたら高いしお店の
予約全然取れず
直前まで気づいてなかった様です
写真は今回の晩餐会に出る
デザートメニューだそうで
『魔女の宅急便』の街
楽しんでいる様です December 12, 2025
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