『人間精神の名誉のために ― 数学讃歌 ―』
J. デュドネ著／高橋礼司 訳（岩波書店）

数学を「道具」や「計算技術」としてではなく、人間精神が到達した、もっとも高い文化的・知的営為の一つとして捉え、その価値を力強く擁護する随筆です。

高校生の頃に購入した初版を、久しぶりに本棚から出して読んでいます。当時も今もよくわかっていないで読んでいるのでしょうが、高校生の頃に読んだ時には、抽象化がなぜ不可避で、なぜ創造的なのかという話に感銘したと記憶しています。単純で純化されていてバランスの良いものに人は惹かれるのだと思います。 December 12, 2025

岩波書店の「やかましネットワーク」で、〈10代がえらぶ海外文学大賞〉のことも紹介していただきました。ありがとうございます😊 https://t.co/AjiGPTVyJb December 12, 2025

12月16日は、イギリスの作家ジェーン・オースティンの誕生日。
「人間の性質は、とかく高慢に傾きやすいんだわ。そして実際にせよ、想像だけにせよ、何かしら自分の特質に自己満足を感じない人は、ほとんどいないと思うわ。」（富田彬訳『高慢と偏見（上）』岩波書店、P35） https://t.co/2fmV1B5OXk December 12, 2025