小田部羊一 トレンド
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2025.11.10〜(46週)
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小田部羊一さんは、高畑勲・宮崎駿らと組んで数々の名作アニメを作り上げた後、任天堂でマリオやゼルダ等のビジュアルイメージ形成にも関わったという、倭国エンタメ史において欠かすことのできない超重要人物なんですよね。
もっと一般に名が知られて良い方だと思う。 https://t.co/JphIBfIvI0 November 11, 2025
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メモ。通知オンにしていた劇場版アニメ。11/21Youtubeで無料公開。
原作:はるき悦巳/監督:高畑勲/脚本:城山昇/キャラクターデザイン:小田部羊一/作画監督:小田部羊一、大塚康生/美術:山本二三/音楽:星勝
小田部さん(89歳)本当に好きでキャラデザの神。マリオのイラストでも有名。 November 11, 2025
なんでもかんでも昔が良かったってのは違うけど、高畑勲と小田部羊一を始めとするアニメーターたちの仕事を見ると原作へのリスペクトとそれを絵にする技術力があったことがよく分かる。どっちか片方だけでは優れた原作アニメは成立しない。厳しいが、誤魔化しのなさが素晴らしい…! November 11, 2025
左下は高畑勲展のグッズでポストカードで持ってる。小田部羊一さんのキャラデザ大好き。小田部さんの作画のような表情の人間になりたいと思うほど。 https://t.co/tJRqmwORMJ November 11, 2025
後編『ふぁみこんむかし話 遊遊記』を、
「成長」「恋愛」「裏切り」「救済」の4軸で眺めるとかなり整理しやすいです。
① 成長:ごくうの“暴れん坊”から“素直な心”へ
・前編まで
─ 牛魔王と組んで天界を荒らした前歴
─ おしゃか様に隕石&牢屋送り
─ ちゃおに保護されつつも、ひねくれた性格を直せていない
・後編での転機
・シベリア編:
くもじじいとの対立 → ボルコフ → カチューシャという流れで
「誰かの喪失」と向き合う老人を目の当たりにする
→ 光の小づち・如意棒・きんとうんを託される=信頼を得る経験
・ハワイ編:
三蔵が壊れるきっかけが“自分の乱暴さ”であることを突き付けられ、
八戒に真正面から責められる
→ すなじじいに「素直な心」を示され、
三蔵に心から詫びることで初めて“言葉と行動が一致”する
・ラストバトル:
牛魔王に対して、
・楽に生きる誘惑(「一生楽して暮らす法」)
・力だけでねじ伏せる衝動
を乗り越え、
光の小づちを“誰かを救うため”に使う側へ完全に振り切る
→ おしゃか様が最後にごくうを天界から破門するのは、
罰ではなく「ちゃおのもとへ走り出す自由」を渡す形になっていて、
成長譚としての締め方がきれいです。
② 恋愛:ちゃおとの関係が“ご褒美”で終わらない
・ちゃお側の設定
・両親を早くに亡くした天涯孤独
・恋愛小説が好き/甘い恋愛への憧れ
・ひかりのこづちを求めて一人旅に出るほどの行動力
・物語上の役割
・ごくうに家族的な安心感を与える“最初の居場所”
・光の小づちの本当の意味を、物語全体を通じて体現する存在
・牛魔王の人質/八戒の揺れ動く心のトリガー
・ラスト付近
・牛魔王の城で傷ついたごくうに寄り添う
・ごくうが素直な想いを伝えた瞬間、禁固呪の輪が外れる
→ “呪いを解いたのは光の小づちだけでなく、ちゃおとの関係そのもの”
・エンディングでは、
ちゃおの孤独な姿を見つめ続けるごくう/
それを察して破門へと導くおしゃか様、という三角構造になっていて、
ラブストーリーを通して「地道に生きる」テーマにも決着を付けています。
③ 裏切りと再起:八戒・くもじじい・牛魔王
・八戒
・もともと金に目がない妖怪で、利で動く側面が強い
・後半では、ごくう一行を裏切って牛魔王側につく大胆な展開
・ただし“完全な悪”には振り切れず、ちゃお解放の場面で迷いが出る
→ ごくうとちゃおの行動に触発されて、
自分なりのケジメをつけるところまで描かれる
・くもじじい
・恋人カチューシャを牛魔王に奪われて心を閉ざした老人
・ごくうをボコボコにし、光の小づちを取り上げてしまう立場からスタート
・ボルコフが舐めていたブレスレットからカチューシャの名を見つけ、
ごくうに心を開き、如意棒ときんとうんを託す
→ “信頼を失った大人がどうやって誰かを再び信じ直すか”
という線が短いイベントの中に詰め込まれている
・牛魔王
・かつてごくうと天界侵略を目論んだ旧友
・「一生楽して暮らす法」の力で、ごくうを上回る力を得た存在
・小づちの光で元の牛の姿に戻される、という決着の付け方は、
単純な消滅ではなく“本来の姿へ戻す”救済にもなっている
④ システム改良とADVとしての“読みやすさ”
・難易度
・前作より謎解きの比重が下がり、
理不尽なゲームオーバーはほぼ撤廃
・ゲームオーバーの多くは選択肢ミスかミニゲーム失敗
→ いったいさんコマンドによる一時セーブが前提になっているので、
「ストーリーを読む→ミス→すぐやり直す」リズムを作りやすい
・ひとかえる×5人
・ごくう/ちゃお/さんぞう/はっかい/ごじょうに切り替え
・キャラクターごとにパーソナルカラーを用意し、
コマンド・ウィンドウや背景色まで変化
→ 誰を操作しているか視覚的に一瞬で分かるので、
コマンド総当たりの煩雑さをギリギリまで抑える工夫になっている
・演出
・ウィンドウ開閉アニメの高速化
・画面内アニメーションや、ウィンドウ枠を飛び出すキャラクター演技
・ボール状シンボルでのアクション戦闘など、
ディスクシステムの制約の中で“動き”を足そうとするチャレンジ
→ 結果として、
“謎解きADV”というより「電子紙芝居+軽めのギミック」という立ち位置が明確になり、
シナリオや演出を味わう遊び方に寄せてある、という印象です。
⑤ BGMと外側の評価
・BGM:岡素世
・中国風フレーズから、南極・ハワイ・倭国と各章の雰囲気を支える曲まで幅広い
・ディスクシステム音源の制約を感じさせないメロディ重視の構成
・オーケストラアレンジ『組曲「遊遊記」』
・作曲:任天堂株式会社
・編曲:藤原いくろう
・演奏:MARIO FREAKS ORCHESTRA
・制作:サイトロンデジタルコンテンツ
・ゲーム誌評価
・ファミ通 28/40
・ファミリーコンピュータMagazine ゲーム通信簿:総合3位(ディスク部門)
・マル勝ファミコン:前編31/40+ハマリ度で高支持
→ “ディスク末期でありながら、ADVとしてはかなり高い評価”というポジション
⑥ いま触るうえでの現実的なポイント
・ディスクカード書き換えサービスは2002年10月で終了
・パッケージディスクもディスクメディア自体が劣化しやすく、現物は徐々に希少化
・他機種への移植・配信が行われていないため、
実機+ディスクシステム環境を用意するハードルが高い作品
その分、
・山内溥
・宮本茂
・菱田達也
・照井啓司
・島田満
・岡素世
・小田部羊一
・前田実
・橋下友茂
・荒木泰介
・小玉仁
・角井博信
・吉村実恵
・高橋伸也
・有本正直
・加藤圭三
・清水降雄
…といったクリエイター陣が、
“ディスクの最後期に全力で作ったADV”としての価値はかなり高いです。
ごくう/ちゃお/さんぞう/はっかい/ごじょう/りゅうきち/おしゃか様/牛魔王/羅刹女/紅孩児/金角・銀角/くもじじい/すなじじい/カチューシャ/金太郎/どんべ/天狗/いったいさん…
この全員がしっかり記憶に残るADV、という前提で後編を改めて眺め直してみると、
“ディスクシステムの閉幕感”も含めて味わえるタイトルだと思います。 November 11, 2025
@GAKUJIRA ちょっと前(2019年)に放送されてた朝ドラ「なつぞら」のモデルとされるのが奥山玲子さんで、小田部羊一さんの奥さんだった人です(2007年没)。
その関係で、小田部羊一さんは本ドラマの監修を担当されました。
↓この本に詳しく載っています。
https://t.co/HJCNHOQsxj November 11, 2025
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