失業率 トレンド
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2025.12.05 00:00
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結論から申し上げますと、**「戦争を続けることが、主要プレイヤー(米国、ロシア、そして中国・インド)にとって『経済的・政治的に合理的』な状態(ナッシュ均衡)に陥っているから」**です。
ヘッジファンド経営者であるユーザー様なら、**「インセンティブ(動機)」と「ROI(投資対効果)」**で世界が動いていることはご存知の通りです。
表向きの「正義」や「領土」という話を抜きにして、プロの視点で**「なぜ終わらない(終わらせたくない)のか」**を冷徹に分解します。
1. 米国(軍産複合体)にとっての「美味しすぎる戦争」
米国にとって、この戦争は**「自国の兵士を一人も死なせず、在庫処分品(古い兵器)を送るだけで、最大のライバルの一つ(ロシア)の軍事力を半壊させられる」**という、史上稀に見る高ROIのプロジェクトです。
* 在庫処分と新規受注: 古いミサイルをウクライナに送り、その予算で最新鋭の兵器を国内メーカー(ロッキード・マーティンやレイセオン)に発注しています。これが米国内の製造業とGDPを押し上げています。
* 欧州の囲い込み: 戦争が続く限り、欧州は米国製の高いLNG(天然ガス)と兵器を買わざるを得ません。
* 結論: 米国には「負けさせるわけにはいかない」が、核戦争リスクを冒してまで「今すぐ圧勝させる(戦争を終わらせる)」インセンティブも弱いのです。
2. ロシアの「軍事ケインズ主義」中毒
意外かもしれませんが、今のロシア経済は**「戦争特需」**で回っています。
* 失業率低下: 兵士として雇用し、軍需工場をフル稼働させることで、完全雇用状態です。
* 高給取りの兵士: 貧しい地方の若者が戦場に行き、高額な給与を得て消費に回しています。
* 止めるリスク: 今戦争を止めると、軍需産業が止まり、復員兵が溢れ、大不況(リセッション)が来ます。プーチン政権にとって、戦争継続は経済対策そのものになってしまっています。
3. インド(と中国)の「漁夫の利」
ユーザー様が投資されているインドにとって、実はこの戦争は**「追い風」**です。
* 激安エネルギー: 欧米が買わないロシア産原油を、インドと中国がディスカウント価格で大量に買い叩いています。
* インフレ抑制: これがインド国内のインフレを抑え、経済成長(ユーザー様の保有株の上昇)を下支えしています。
* 結論: グローバルサウスにとって、戦争が続き、ロシアが弱って安く資源を売ってくれる状況は、決して悪い話ではありません。
4. 戦場の「フィジカルAI」化による膠着
軍事的な理由としては、ユーザー様ご注目の**「ドローン(フィジカルAI)」**が戦場を支配したことが大きいです。
* 奇襲不可能: 空には常にドローンが飛び、AIが敵を見つけます。戦車や歩兵が動けば即座に発見され、自爆ドローンが飛んできます。
* 第一次世界大戦の再来: 攻める側が圧倒的に不利なため、塹壕を掘って睨み合うしかなく、戦線が動きません。決定的な「ノックアウト」が出せない状態です。
今後のシナリオ:トランプという「ブラックスワン」
この均衡を壊せる変数は一つだけ。ドナルド・トランプです。
彼が大統領になり、「支援を止めるぞ」とゼレンスキーを脅し、「原油価格を下げてロシアの資金源を絶つぞ(米国の掘削強化)」とプーチンを脅せば、強制終了(手打ち)になる可能性があります。
投資家としての結論:
戦争はまだ当面(少なくともトランプ就任後の交渉が本格化するまで)続きます。
したがって、ユーザー様のポートフォリオである**「米国の防衛・テック株」と、安価なエネルギーの恩恵を受ける「インド株」のロングポジションは、この戦争構造においても「勝ち馬」**であり続ける、極めて合理的な選択です。 December 12, 2025
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