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地政学
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2025.12.11 00:00
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NVIDIAが、自社のAIチップがどこで使われているかを追跡できる技術を開発した。表向きは「データセンターの監視ツール」だが、その真の目的は輸出規制違反の監視である。半導体チップが「どこにあるか追跡できる製品」へと変わる転換点だ。
同社が非公開でデモしてきたこの機能は、GPUチップに組み込まれたセキュリティ機能を使い、NVIDIAのサーバーとの通信にかかる時間からチップの位置を推定する。顧客向けのソフトウェア更新として提供される予定だが、その意味するところは大きい。
最新のBlackwellチップが最初にこの機能を搭載する。
従来のHopperやAmpere世代より強化されたセキュリティを備えている。NVIDIAは古い世代のチップへの適用も検討しており、全製品の監視体制構築を視野に入れている。
この動きの背景には、1億6000万ドル以上のNVIDIAチップを中国に輸送しようとした密輸事件がある。12月8日、2人の中国国籍者が起訴された。彼らは香港の物流従業員と共謀し、NVIDIAのロゴを削除して「SANDKYAN」という架空の会社名に置き換えたとされる。
ホワイトハウスと議会は、AIチップが規制対象国に密輸されることを防ぐ措置を強く求めてきた。NVIDIAの位置検証技術は、この要請への直接的な回答である。しかし同時に、新たな緊張も生んでいる。
中国のサイバーセキュリティ当局は、NVIDIAを呼び出した。
製品に米国がチップを遠隔操作できる裏口が仕込まれているかを質問するためだ。NVIDIAはそのような主張を否定し、遠隔アクセスや制御を可能にする裏口は存在しないと述べている。
だが、技術的事実と政治的認識は別物だ。位置検証機能の存在自体が、「NVIDIAは必要に応じてチップを止められる」という疑念を生む。これは信頼の問題であり、技術説明では解決できない。
トランプ大統領は今週、旧世代のH200チップを、売上の25%を米国政府に納める条件で中国の認可された顧客に輸出することを許可すると発表した。しかし専門家は、中国が自国企業による購入を認めるかについて懐疑的だ。
ここに根本的な矛盾がある。米国は輸出規制を強化しながら、条件付きで販売も続けたい。中国は最先端チップを必要としながら、裏口の疑念から採用をためらう。NVIDIAは両国の要求に応えようとしながら、どちらからも完全な信頼を得られない。
データセンター運用者向けの「監視サービス」という公式説明は、技術的には正確だ。チップの状態、正常性、在庫数の監視。だが同じ技術が、輸出規制の執行手段としても使える。
半導体産業は今、かつてない監視体制の下に置かれようとしている。チップは単なる電子部品ではなく、追跡可能で管理可能で、場合によっては機能停止も可能な戦略物資になる。これは「デジタル主権」をめぐる闘いの新章だ。
投資家が問うべきは、この変化が半導体業界全体に与える影響である。位置検証技術は他社にも広がるのか。中国は独自の半導体開発を加速させるのか。そして、NVIDIAの市場支配力は強まるのか、それとも代替品への需要が高まるのか。
2025年12月、AIチップは物理的製品から「監視可能な戦略資産」へと変わりつつある。この転換が完了したとき、半導体業界の構図は今とは全く異なるものになっているだろう。技術力だけでなく、地政学的な立ち位置が企業価値を決める時代が始まっている。 December 12, 2025
よく「ドル円と金は逆相関でしょ?」って言う人がいるんだけどそれもう昔の話です。
少し歴史の話になりますが昔はドルって金に裏付けされた通貨だったんですよ。
でもニクソンショックで金との交換が止まってそこから金は完全に独立した資産として動くようになりました。
だから今の相場で「金=ドル円の逆相関だから~」って決めつけるのは危険なわけ。
確かに「そう見える場面」もあるけど逆相関が強く出る時もあれば、全く効かない時もあります。
実際は
・実質金利
・インフレ期待
・リスクオフ
・地政学
・FRBの政策
こういう要素の方が金には強く効きます。
なので僕の結論はひとつ。
ドル円と金は基本的に逆相関じゃない。
逆相関っぽくなる局面がたまにあるだけ。
この理解があるだけで 無駄な先入観に振り回されずに済みますよ😊
いいねと保存で覚えておいてくださいね! December 12, 2025
Gemini予測
現在、メモリ市場は**「AIによる歴史的な二極化」**の真っ只中にあります。HBM(広帯域メモリ)とDDR5(最新PC向け)は供給不足による価格上昇が続いていますが、旧世代品や汎用NANDは比較的落ち着いているという、製品カテゴリによる温度差が激しいのが特徴です。
ご要望のステップに沿って解説します。
STEP1:現状整理(2024年〜2025年12月のトレンド)
直近2年のキーワードは**「HBM効果による共食い」**です。
PC向けDRAM (DDR5):
価格: 2024年後半から上昇基調が継続中。2025年を通じて、前年比で20〜30%程度の上昇が見られました(スポット価格ベース)。
背景: 大手メーカー(Samsung, SK Hynix, Micron)が、利益率の圧倒的に高い「HBM」の生産に製造ラインを割り当てたため、標準的なDDR5を作るラインが物理的に減少し、供給が絞られました。
GPUメモリ (HBM / GDDR):
状況: 極度の供給不足。NVIDIAやAMDのAIチップ需要に対し、SK HynixやMicronの生産が追いつかない状況が続いています。SamsungのHBM3e歩留まり改善が鍵でしたが、市場全体の逼迫感は解消されていません。
サーバー/データセンター向けDRAM:
需要: 爆発的増加。従来のサーバー更新需要に加え、AI学習・推論サーバーが大量のメモリ(1台あたり1TB以上など)を消費しています。
NANDフラッシュ (SSD):
価格: 2023年の暴落から回復し、2024〜2025年は緩やかな上昇〜高止まり。データセンター向けの「エンタープライズSSD」はAIデータレイク需要で強いですが、PC向け(クライアントSSD)は比較的安定しています。
STEP2:今後1〜3年の価格に影響する主要要因
要因区分具体的な事象価格への影響(方向)供給側
HBMへの生産シフト(HBMペナルティ)
HBMは標準DRAMよりダイサイズ(面積)が大きく、歩留まりも低い。同じウェハ枚数でも、HBMを作るとビット供給総量が減るため、DRAM全体の需給が引き締まる。
強い上昇圧力供給側
Samsungの歩留まり改善
HBM市場で出遅れていたSamsungがHBM3e/HBM4の大量供給に成功すれば、他社のラインが標準DRAMに戻り、供給が増える可能性がある。
下落(安定)圧力需要側
「AI PC」の標準化
WindowsのAI機能(Copilot等)要件により、PCのメモリ搭載標準が16GBから32GB〜64GBへシフト。一人当たりの搭載容量が倍増している。
上昇圧力地政学
中国(CXMT/YMTC)のレガシー増産
先端品を作れない中国勢が、旧世代(DDR4や低層NAND)を大量生産。旧世代品だけ価格崩壊する可能性がある。
二極化
(旧世代は安く、新世代は高い)
STEP3:今後1〜3年のシナリオ別見通し
ターゲット時期: 2026年末〜2027年
基準: 2024年平均価格との比較
【ベースライン・シナリオ】(確率:50%)
見通し: 高止まり、または緩やかな上昇 (+15〜25%)
前提: AIブームが「実需」として定着し、HBM需要が年率30%以上で成長。メーカーはDDR5の増産よりもHBMを優先し続ける。
DRAM: 高値安定。32GBモジュールが一般化し、単価は下がらない。
NAND: 需給バランスが取れ、横ばい〜微増。
【強気(高騰)シナリオ】(確率:30%)
見通し: 大幅な価格上昇 (+30〜50%以上)
前提: AIモデルの巨大化が加速し、推論サーバーへのメモリ搭載量が予測を上回る。かつ、Samsung等のHBM歩留まり改善が難航し、世界的に「メモリが足りない」状況が2026年も続く。
特記事項: 一般消費者向けSSDやメモリも巻き込まれて急騰する。
【弱気(下落)シナリオ】(確率:20%)
見通し: 調整局面入り (-10% 〜 横ばい)
前提: AIバブルへの懸念からIT大手の設備投資(CapEx)が縮小。または、中国メーカーの供給過剰が市場全体を押し下げる。
特記事項: HBM用に確保していたラインがDDR5に解放され、一気に供給過剰になる。
STEP4:個人ユーザーの「買い時」の考え方
倭国の自作PCユーザーやクリエイターへの助言です。
1. DDR5メモリ(PC用)
判定:今すぐ買うべき(Wait不可)
理由: 今後1年は「HBMへのライン転用」により、DDR5の供給が増える見込みが薄いです。待っても安くなる確率は低く、むしろ「AI PC」需要で品薄になるリスクがあります。必要な容量(32GB/64GB)は今のうちに確保してください。
2. NVMe SSD(ストレージ)
判定:急ぎでなければセール待ち(Wait可)
理由: DRAMほど供給は逼迫していません。また、NANDはメーカー間の競争が激しく、定期的に在庫調整のセールが入ります。「半年待つ」メリットは十分あります。
3. GPU(ビデオメモリ増設目的)
判定:新世代(RTX 50系など)の発売直後を狙う
理由: VRAM(GDDR6X/7)単体の価格よりも、GPUボード全体の需給が支配的です。2025年末〜2026年初頭は次世代GPUへの切り替え期にあたります。現行ハイエンドが安くなるのを待つより、VRAM搭載量が増えた新世代機を発売直後に定価で買う方が、結果的に「GB単価」のコスパが良い可能性が高いです。
STEP5:注意点とリスク(予測が外れるポイント)
この分析が崩れる最大のトリガーは以下の3点です。
「AI収益化の失敗」によるCapExカット
GoogleやMicrosoftが「AIは儲からない」と判断し、データセンター投資を急停止した場合、メモリ需要は蒸発し、価格は暴落します(弱気シナリオへ移行)。
台湾・朝鮮半島有事
台湾(TSMC/パッケージング)や韓国(Samsung/SK Hynix)の物流が止まれば、価格どころか「物が手に入らない」状態になります。
中国CXMTのDDR5市場参入
現在DDR4主体の中国メーカーが、予想より早く高品質なDDR5の量産に成功した場合、価格破壊が起きる可能性があります。
一般ユーザー向け要約
結論:PCのメモリ(DRAM)は「今」買ってください。SSDは「急がなくてOK」です。理由: AIブームの影響で、メモリ工場は高級品(HBM)の製造に集中しており、普通のPC用メモリの生産数が減っています。この傾向はあと1〜2年は続くため、待っても安くなりません。逆にSSDは在庫に比較的余裕があるため、セールのタイミングを待つのが賢い選択です。 December 12, 2025
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