国際結婚 トレンド
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2025.11.24 13:00
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国際結婚から見えたカルチャーギャップ。欧米の人と一緒にいると、文化の違いがふとした瞬間に表れる。例えばデート中のウィンドウショッピングでも、服を選ぶ際に『どっちがいい?』と聞くと、彼らは率直に意見は言ってくれる。しかしその最後には必ず一言、『でも、決めるのは君だよ』と返ってきたりするので、距離を感じ、ちょっぴり寂しかったりする。彼らは悪気はなく、無意識レベル。
もう少し大きな意思決定、例えば、転勤が決まった時に一緒に引っ越すかどうかを話すような場面でも、互いの人生観、キャリア観、価値観が最も重視され、『どちらかに無理やり合わせる』という感覚がそもそも存在しない。これは個人差というよりも、欧米圏に広く見られる文化的な感覚のように思う。
この経験を踏まえて『ジョブ型人事』制度について考えてみると、欧米の人々は他者のパーソナリティを強く尊重するがゆえに、相手の領域を侵すような“責任のボール”を持ちたくない、負いたくないという無意識が働いているのではないかと感じる。だからこそ、職務や責任の境界線を線引きするためにロールディスクリプション(役割定義)やジョブディスクリプション(職務分掌)が発達してきたのかもしれない。
一方で、倭国の良さは『メンバーシップ型』と呼ばれるように、相手の価値観に歩み寄り、責任のボールを“一緒に握る”感覚があることかもしれない。文化としてその前提を共有しているからこそ、メンバーシップ型の制度に発達していったようにも感じている。
結局のところ、人事制度は文化や国民性を土台に形成される。そして同じ制度であっても、その文化背景によって受け入れられるかどうかが決まってくるので、ジョブ型にするか否かの意思決定も、組織文化の深いところまで目を向けた上で、行なう必要がある。
そして、プライベートでも人事制度に結びつけるのはきっと職業病。 November 11, 2025
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