清水潔著「「南京事件」を調査せよ」という本を読んだら20000人近くの南京近くの幕府山で投降した中国兵が丸二日がかりで揚子江岸にて集団で銃殺された事件が詳しく検証されている。その銃殺事件に直接関わった兵士のみが知る戦場日誌と当時の状況を合わせて検証している。戦場日誌というと秦郁彦の「南京事件」にも詳しく紹介されている。間接的な証言や後日談ではなくその日その場で記録された兵士による戦場日誌だから一次史料といってもよい。他に南京安全区の代表委員をやっていたナチス党員のジョンラーベが書いた日誌（南京の真実）は欠かせない。彼は南京陥落以前から連日爆撃が続く南京で多くの外国人と共に安全区を立ち上げ、中国人を救おうとした。彼自身の広大な庭にも避難民を最大600人近く匿っていた。当時の南京の実態を日記として書いている。下は私の書棚にある南京関連本です。 December 12, 2025