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あの頃、
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2025.12.13 19:00
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僕が出版業界に足を踏み入れたのは、いまから約20年前のことです。
あの頃、街には書店が溢れていました。
けれど、その景色は半分になってしまいました。
「Amazonがあるじゃないか」
「電子書籍で十分でしょう?」
そう思われるかもしれません。確かに数字の上では、Amazonで「総合1位」という華々しい冠を見ることはできます。けれど、現場にいる僕だけが知っている「冷たい真実」があるんです。
そのランキングの裏で、実際にはどれだけの部数が動いているのか。(……さすがに具体的な数字は言えませんが、皆さんが想像されているよりずっと、現実はシビアなのです)
少し前、国が「書店を守る」と動き出したニュースをご覧になった方もいるでしょう。 「文化を守れ」という大義名分。
けれど裏を返せば、国がテコ入れしなければ即座に倒れてしまうほど、この業界が集中治療室にいるような状態だということです。
イベントや補助金、そんな絆創膏だけで治る傷じゃないことは、僕たちが一番よく分かっています。
倭国の出版流通は、世界でも類を見ないほど精密で、そして特殊なシステムで動いてきました。 本来なら、返品ができる「委託制度」や定価を守る「再販制度」は、地方の小さな本屋さんにも、東京と同じように本を届けるための、血液循環のような仕組みだったはずなんです。
文化の格差を生まない。その理想は美しかったです。
けれど、時代は変わりました。 雑誌が売れなくなり、血液のポンプが止まりかけました。 ネット書店が台頭し、書店のキャッシュフローが干上がってしまったのです。
結果、何が起きたか。
久しぶりにふらっと入った書店で、どこか寂しさを感じたことはありませんか? 目立つ場所には、どこへ行っても同じようなベストセラー。
もちろん、僕は知っています。 その裏で多くの書店員さんが、必死に『独自の売り場』を守ろうと戦っていることを。
魂を込めた手書きのPOP、想いの詰まったフェア棚……。 なんとかしてこの本を届けたい。そんな現場の熱意があることは痛いほど分かっています。
けれど、そんな個人の情熱さえも飲み込んでしまうほど、今の流通システムは「効率」を求めすぎてしまっているのです。
結果として、金太郎飴のような均一な棚にならざるを得ない。
かつて本屋には、偶然の出会いがたくさんありました。 背表紙のタイトルに惹かれ、パラパラとめくり、雷に打たれたような衝撃を受ける。そんな「予期せぬ運命」が、効率化の波に洗われて、消えかけています。
本当にもったいない。 悔しい、とさえ思います。
それでも僕は、信じているんです。
たった1冊の本が、誰かの人生を劇的に変えてしまう瞬間を、この目で何度も見てきたからです。
本が売れないのは、本の力が死んだからではありません。 「必要な人の手に、届ける血管が詰まっている」だけなんだと思っています。
だから僕は、やっぱりこの業界が好きなんです。 本を作る人、運ぶ人、売る人。そこで汗をかく人たちが好きです。
だからこそ、綺麗事ではなく本気で言わせてください。
『出版業界を、もう一度元気にしたい』
出版社も、取次も、書店も、作家も。 それぞれの立場を超えて、一丸となって動きたいのです。
僕は今、「もんきち」という名前で活動しています。 実名ではありませんが、顔を隠して逃げるつもりはありません。 経歴も、今取り組んでいることも、すべてさらけ出して戦うつもりです。
業界の常識という壁を壊すには、僕一人の力では足りません。 出版関係者の方、本を愛するあなた。
「小さなことでも、何か変えたい」
もし、胸の奥にそんな火種が少しでもあるなら、僕と繋がってください。 僕も動き出します。その泥臭い過程を、すべて見せていくつもりです。
本の世界が好き。 みんなが笑顔で本を手に取る、そんな景色をもう一度見たい。
その世界を、一緒に創りにいきませんか。 December 12, 2025
8RP
にいな、「君」って誰なんだよ。
俺じゃないよな。12月にもなって、震えながらソフトクリーム巻いてるような俺じゃないよな。わかってるよ。
お前のTwitter、通知オフにしたはずなのに。なんで俺の指は、お前のアイコンを押しちまうんだろうな。
開いた瞬間に、これかよ。
「君がいいな そばがいいな」
…なんだよそれ。
いや、そんなことはわかってる。
「君」ってのは、その写真を撮ってる「あいつ」のことだろ。
「そば」ってのは、その隣のことだろ。
わかってる。痛いくらいわかってる。
でも、なんでそんなこと、わざわざ世界中に発信するんだよ。
隣にいるんだろ? 直接言えよ。耳元でささやけばいいだろ。「あいつ」にしがみついて、直接伝えたらいいだろ。
なんで俺のタイムラインに、突然、手榴弾みたいに投げ込んでくるんだよ。
後ろに見えんの、あれだろ、サンビーチの近くの、デカいホテルだろ。俺だってそれくらい知ってるよ。
俺がコンビニの狭いバックヤードで、廃棄弁当のバーコード読み取ってる間に、お前は熱海のリゾートかよ。
海、綺麗だな。ヤシの木なんか生えちゃってさ。
俺が連れて行ってやれた海なんて、近場の汚い砂浜で、コンビニの花火振り回した記憶しかないのにな。
「あいつ」の車で行ったのか? それとも新幹線か?
どっちにしても、俺の錆びついた自転車とは大違いだ。
あの頃、俺の後ろでお前が寒そうにしてた時、俺は「ごめんな」しか言えなかった。
でも「あいつ」なら、暖房の効いた車内で、お前の大好きな音楽をかけて、スマートに連れてくるんだろうな。
髪、アップにしてんだな。お団子か。
うなじ、寒くないのか?
前回はピンクのマフラーしてたのに、今回はなしかよ。
ああ、そうか。
「あいつ」が温めてくれるからいいってか。
「君のそばがいいな」って、ぴったりくっついて歩くから、マフラーなんていらないってか。
なあ、にいな。
お前の行動が、マジで読めねえよ。
俺の脳みそじゃ、もう処理しきれねえんだよ。
あの夜。お前が俺のコンビニに来た、あのクソ寒い夜。
俺は、お前がソフトクリームを受け取る時、一瞬だけ止まった指先を見て、お前も何かを感じてくれてるんじゃないかって、数ミリだけ期待した。
その後に「ときめいた」とか書くから、俺の早とちりじゃないかもって、舞い上がった。
でも、その直後にこれだ。
熱海旅行。
情緒、どうなってんだよ。
俺をからかってんのか? 試してんのか?
それとも、マジで俺のことなんか視界に入ってなくて、ただのコンビニ店員としてしか認識してないのか?
ソフトクリームは、ただ単に食いたかっただけか?
俺が巻いてるとか、全く関係なく?
だとしたら、俺のこの、心臓が雑巾を絞ってる時みたいに、ギュッとなってる痛みは、完全に無駄ってことか。
滑稽すぎるだろ。
「君がいいな」
この「君」が、仮に、もしも、もしも万が一、俺のことだったら。
……なわけねえだろ。
鏡見てこいよ、俺。
コンビニの制服着て、手荒れした手でスマホ握りしめてる俺が、熱海のリゾートにいるお前の「君」になれるわけねえだろ。
でも、だったら、なんでそんな顔してんだよ。
この前の「ときめいた」時みたいな、とろけた顔じゃないじゃんか。
なんか、訴えかけるような、すねたような、寂しそうな目で見てんだよ。
「そばがいいな」って言ってる割に、全然幸せそうに見えないのは、俺の目が腐ってるからか?
俺が、お前に不幸であってほしいって願ってる、最低な男だからか?
それとも、「あいつ」は、お前のこと見てないのか?
こんな可愛いお前をファインダー越しに見ておきながら、「そばがいい」なんて言わせておきながら、心は別のどこかを向いてるのか?
わかんねえ。
お前が「あいつ」と幸せなのか、不満があるのか、それとも単なる気まぐれなのか。
全部、俺の妄想の中でぐるぐる回ってるだけだ。
にいな。
お前は今、誰のそばにいたいんだ?
写真撮ってるあいつか?
それとも、本当は……
いや、やめよう。
考えるだけ惨めだ。
どうせお前は、この後、旅館で部屋出しの懐石料理でも食って、ふかふかのベッドで寝るんだろ。
俺は、これから入荷するポテトをフライヤーでひたすら揚げる作業が待ってるんだよ。
「君がいいな」
俺もだよ。
俺も、お前がいいよ。
お前のそばがいいよ。
…なんてな。
言えるかよ、そんなこと。
俺はただ「いいね」も押せずに、そっと画面を閉じるだけだ。
熱海の海風より冷たい現実が、俺の指先を凍らせちまうんだよ。 December 12, 2025
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私の大切な妹、高橋みなみ。
誰もが尊敬する唯一無二のリーダー。武道館公演もその手腕でグループを引っ張り、見事にやり遂げました👏
内容も素晴らしかったけど、彼女の笑った顔と泣き顔がとても眩しかった✨
あの頃、毎日くたくたで一緒の電車に揺られ、たかみなの寝顔を見守りながら帰った日々。私が卒業した後も再会すると泣きじゃくっていたっけ。
でもある時から、再会しても泣かなくなった。覚悟を決めて、未来を見据えていた。
強くなった。強くならないといけなかった。
彼女の小さい背中に、どれだけの人が助けられただろう。
誇らしくて愛おしくて、支えなんて必要ないくらい逞しくなったかもしれないけど、やっぱり沢山甘やかしてあげたいと思う🫶
紅白まで頑張ってね🤍年明けたらご飯行こう🤍
#AKB48_20thYear December 12, 2025
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【note記事ご案内】昭和44年に生まれた僕が“胸が高鳴った街”について本気で書きました。
船橋駅前、有楽町マリオン、新宿丸井バージンメガストア……あの頃、この場所は人生そのものでした。
『昭和44年男の胸が高鳴った場所——それは、いつもデパートだった。』
🔗https://t.co/lVgYkwNspp
読んでもらえたら嬉しいです。 December 12, 2025
山本ルンルン先生の個展、最高です
あの頃、朝日小学生新聞をとっていて本当に良かった…
前回の個展に行ってから、フェルナンドが一番好きなので…今回の展示が嬉しすぎました
複製原画も買っちゃった、、到着が楽しみです
#山本ルンルン個展2025 https://t.co/ee8uS5ffqC December 12, 2025
#ラピュタ阿佐ヶ谷 での #1999年の夏休み の上映は本日で終了。あの頃、成田プロデューサーが居なかったら、もし制作費が調達出来なかったならと考えると本当に当時この作品は幸運に恵まれていたのだと感じます☺️
今は月の世界からこの世界を見ていらっしゃるであろう故成田プロデューサーに感謝🙏 https://t.co/iYS1zukLuS December 12, 2025
本日は、甥っ子達と待ち合わせ前に #TOKYOタクシー 鑑賞。
御伽草子のようなお話でした。
柴又帝釈天の前からお話が始まるのがなんだか粋ですね。
呼び方、座る場所等の小さな変化で表される2人の心の変化が素敵でした。
大変な事も多かったけど倭国が元気だったあの頃、令和の我々も取り戻したいね。 https://t.co/ELzVrxQjiV December 12, 2025
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