「月ぬ走いや、馬ぬ走い/豊永浩平」
歴史の繋がりに圧倒されるすごい小説だった。「ハンチバック」以来の衝撃を受けた新人作家のデビュー作。
難しい言葉も、よくわからない場面もたくさんあるのに、次は、最後はどうなるのって気になって、ページを繰る手を止められなかった。 https://t.co/BX4hC0d8g1

『月ぬ走いや、馬ぬ走い』豊永浩平
戦中〜現在までの沖縄を舞台にした因縁の話。
解きほぐせないほど絡んだ糸も、混ぜ合わせすぎて真っ黒になった水も超えて進むエネルギーの集合体。沖縄という方舟。
「時の流れは早い。苦悩は流しちゃいなさい」
流せるかなじゃなくて流すのだ。強くなりたい。
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