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先月下旬から、青森りんご公式サイト内の
『りんごクリスマス』特設ページにある
『ホットアップルサイダー』が謎に大量検索されております。

なんでだろう🙄と不思議に思っていましたら、
世界最大の某コーヒーチェーン店さんが
今年のホリデーシーズンの特別メニューとして
『ホットアップルサイダー』を販売している影響のようです💡

ちなみに、サイダーという名前ですが、
これは炭酸ジュースのことではなく、
りんごを原料にして作った無濾過・無添加・ノンアルコール飲料のことを指します。
クリスマスのヨーロッパなどでは、
クリスマスマーケットの定番メニューなのだそうです。

冷たくして飲むというイメージが強いりんごジュースですが、じつはホットでも美味しいのです♪

特に冬の寒い日には、
スパイスを効かせたホットアップルサイダーが
冷えたカラダをポカポカに温めてくれます。

りんごクリスマスページに掲載中のレシピ、
ご紹介しますね！

🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎
《材料》
⚫︎りんごジュース（無濾過）　500ml
※できれば青森県産りんご果汁100%で👌
⚫︎青森りんご　1/4個
⚫︎オレンジ　1/4個
⚫︎シナモンスティック　1本
⚫︎グローブ　2個
⚫︎レモンスライス　2枚

《作り方》
①鍋にりんごジュースと薄切りにしたりんご、
くし切りにしたオレンジ、クローブ、レモンスライスを入れ、
10分ほど煮る。

②マグカップに注いでシナモンスティックを刺す。
🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎🍎

はい、これだけ‼️
とっても簡単です。
中の人は、オレンジがない時はミカン🍊で代用したり、
シナモンも市販のパウダーにしたり、
割とアバウトでも美味しくできます😂

皆さんも、ぜひ試してみてくださいね。

#りんごで楽しむクリスマス
#りんごクリスマス
#りんごをクリスマスの定番に December 12, 2025

ゼリーを食べたあとは、このマグカップをスープマグにしようかしら☆ https://t.co/F2lAxWQ21h https://t.co/qrVxoIuXw9 December 12, 2025

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本日からSuica等の交通系ICカードにて税込2,000円以上
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明日から始まるちいかわエニマイくじのくじ内容こんな感じだよー。
因みにD賞から下は完全にサンリオのハッピーくじのフィギュアとか同じでくじで引いて出た子が貰える感じだね、マグカップは完全ランダムでした。
(ちゃんと店の許可を得て撮影してますので問題はありません)
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今、話題になっている ちいかわエニマイくじのマグカップがレンジ不可問題。

「なぜ？」を深堀って調べてみた。

レンジ対応なんてそこらじゅうにあるんだから不便を楽しもう😁 https://t.co/JaJ8ZFqmZq December 12, 2025

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12月2週よりゲームセンターに順次登場☕
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コマンドー同時視聴、ご視聴ありがとうございました！！
映画としてテンポ良いし普通に面白くて、ほぼミームで構成されてたのを知ってさらに草…映画はカッコよかったw
雑談もお付き合いいただきありがとうございます！

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⋰
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【公式】ドウシシャマルシェ 様
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猫舌専科マグカップとブレンディスティックを頂きました💕😆☕️

飲みやすい温度を保つ猫舌専科マグカップ
職場で大活躍しております👀✨🙌

この度はご縁をいただきありがとうございます🍀🌈
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【年内残り18日】ガチ捨て活。さらに攻めよき。12月14日は巳の日。
□ 1日目【金運の特等席】財布の余白は豊かさの入り口。巳の日は弁財天様の縁日。レシートを一掃、お札がのびのび過ごせる「最高のおもてなし」を。
□ 2日目【空間というラグジュアリー】ブランドの空箱より、何もない「余白」こそが最高の贅沢。手放すことで、今の自分にふさわしい新しい豊かさを呼び込んで。
□ 3日目【思考のクリアリング】溜まったブクマやスクショは「過去のノイズ」。古い情報を手放して、新しいひらめきが舞い込む「脳の余白」を。
□ 4日目【微妙な不調和】 「まだ着れるけど、着るとテンションが下がる服」。妥協で着る服は、自信をそぐだけ。
□ 5日目【キッチンの魔界】変色したタッパー、欠けたマグカップ。口をつける器の欠けは、運気の欠け。 December 12, 2025

ちょっと前のことになりますが、お友達が渋谷パルコのジョジョの公式ショップに連れて行ってくれました🥰

イギーカフェもあるんだよー😊😊
ドーナツ売り切れてたのでアルミマグを購入。あとお皿！かわいすぎてこれも購入。お揃いのマグカップも再入荷したら買いたい！

アニメやってた時はここまでグッズはなかったからとっても嬉しかった。 December 12, 2025

いつぞやの展示で49人分(と賢と社長)のマグカップがあったが、お皿もカトラリーもあると思うと、事務所の一部にデカい食器棚あるかもな…という…すごいしょっちゅうなんか食ってるから皆…。健啖、健康、大元気SideM。 https://t.co/y88NzMkCLO December 12, 2025

おはようございます、月曜日ですね🌿

今朝は、少しだけゆっくり始める一枚を。
柔らかい朝の日差しが降りそそぐ公園のベンチで、
エシカが眼鏡越しにぼんやり景色を眺めています。

週末の余韻と、これから始まる一週間のあいだで、
心だけすこしふわっと浮いているような時間。
今日もそれぞれのペースで、
静かに一歩目を踏み出していきましょう☕🍃✨

----------------------------

『義理の妹との思い出』
シーン：「一緒に暮らすと決めた日」✨

最初の「三人の家の雪」が降る前。
ハイペリオンも、エナジーランドの叫び声も、
階段の鉢植え事件も、あの冬の進路会議も、
全部が始まる、もっと手前の話がある。

あれは、高校三年生の冬だった。❄️

朝は授業、放課後は仕事。
表向きは「まだ高校生」だけど、
実際は三人とも
半分はもう社会人みたいな暮らし方をしていた。

僕もカロリナも、すでに小さな家を借りていた。
郊外の、ちょっと歪んだ壁と、
キッチンで時々タオルがパッキン代わりになるような、
古いけれど、妙に落ち着く家。

カタログに載っているような
「理想のマイホーム」とは程遠かったけれど、
そこに帰るたびにちゃんと
「ただいま」と言える場所だった。

エシカは、まだ児童養護施設にいた。

書類の上では「自立準備中の成人」。
でも、現実には
「大人になったのに、
　どこにも所属しきれていない人」を
システムの隅っこに押し込んだような状態だった。

その日も、エシカは仕事終わりに
いつものように家に来た。

ドアを開けて、いつものように
「やっほー」と軽く手を上げたけれど、
バッグを置く仕草だけ、いつもより少しだけ静かだった。

テーブルの前に座って、
一息つくように、ぽつりと言った。

「ねえ、ニュースがある。」

「その顔は、
　ハッピーエンドとバッドエンドの中間って感じだね。」
カロリナが笑いながら、
マグカップにお茶を注ぎながら言う。☕

「何があったの？」

エシカは、少しだけため息をついた。

「…住宅の“割り当て”が出た。」

「え、ほんと？✨
　それって、いいことなんじゃないの？」
カロリナの背筋がぴん、と伸びる。

「うん……でもね。」

エシカは、指先でマグカップのふちをなぞりながら続けた。

「“紙の上では”決まっただけ。
　実際に住めるようになるのは、
　『だいたい２年後くらいかな〜』って。」

「２年後？」

「そう。
　順番待ちもあるし、
　他にも優先すべきケースがあるし、
　修繕もあるし、予算もあるし――って。

　『そういうもんだから、
　　とりあえず良かったね』って言われた。」

「とりあえず良かったね。」

その言葉が、
まるで誰かよその国の言語みたいに
部屋の中で浮いていた。

システムからすれば、
２年なんてただの数字のズレかもしれない。

でも、施設で育って、
自分の場所をずっと待ち続けてきた人にとっての２年は、
小さな永遠みたいなものだ。

「つまりさ。」と、僕は口を開いた。

「この２年間、
　君はまだずっと施設で待ってろってこと？」

「まあ、そういうこと。」
エシカは肩をすくめた。

「『将来の家が決まっただけでも感謝しないと』って。
　ありがたい話なんだって。」

その「ありがたい」が、
どこまでも薄く聞こえた。

カロリナが僕を見る。
僕もカロリナを見る。

言葉はなかった。
でも、意味だけははっきりしていた。

――やる？
――やるでしょ。

目で、そういう会話をした。

「ねえ。」と、僕は言った。

「僕ら、もう二人とも働いてるし、
　家もある。

　客間っていうか、
　物置きになってる部屋も、一応ある。」

「必要なら、OLX[1]でベッドと机を
　全力で掘り出すこともできるしね。」
カロリナが笑いながら付け足した。

エシカは、少し目を細めた。

「で？」

「でさ。」

僕は、なるべくシンプルに言った。

「もう、これ以上２年も
　施設に座り続けなくていいんじゃない？

　十分すぎるくらい、そこにいた。
　もう大人なんだし。

　これ以上、
　“システムに管理されているモノ”みたいなポジションで
　扱われなくていいと思う。」

カロリナが、静かにうなずいた。

「書類上では『住宅待ち』でもいい。
　でも、生活はもう『こちら側』に引っ越しておいで。」

「三人で暮らそう。」

その一言は、
決してドラマチックなBGMの中で言われたわけじゃなかった。
でも、僕の中では、
かなり大きな音で鳴った。

エシカは、少しだけ笑ってみせた。

「いやいやいや。
　あなたたち、正気？

　施設から見たらさ、
　『自立前の子が、どこかの大人の家に転がり込んだ』って
　話になるんだけど。」

「どこかの、じゃなくて。」

僕はそこで言葉を遮った。

「ずっと前から、一緒に過ごしてきた僕らのところ。

　週末ごとに来て、
　祝日も来て、
　『ちょっと顔見せにきた』って言いながら
　数時間経ってる、あの場所。」

「それに。」とカロリナ。

「正直に言うと、
　システムの中にいる大人たちの多くは
　“ここの空気”知らないでルール作ってるしね。

　“自分の部屋がどういう場所か”も
　実際に寝転がって感じたことなんて
　少ないんじゃないかな。」

一瞬、静かになった。

そして、エシカがぽつりと聞いた。

「もしさ。」

声は小さいけれど、
中身は重かった。

「もし、私に飽きたらどうする？」

それは、冗談ではなかった。

「また新しい人が来たから、
　じゃあ次の場所へどうぞ」って言われ続けてきた人の
深いところから出てくる言葉だった。

僕は、少しだけ息を吸ってから答えた。

「そのときは――」

「そのときは、ケンカする。」

「君は『重荷だ』って言うだろうし、
　僕とカロリナは『それは違う』って
　めちゃくちゃ真面目に反論する。

　で、結局お茶をいれて、
　ホットカーペットの上で文句言い合いながら
　また一緒に座ってると思う。」

カロリナも、肩をすくめて笑った。

「ここは、“試用期間付きの関係”じゃない。

　うちに来るなら、
　もう『家族』扱いでよろしく。」

エシカは、しばらく黙っていた。
マグカップの湯気を見ながら、
なにかと戦っているようだった。

昔から知っている現実と、
目の前で急に提案された現実。

どちらを信じればいいのか、
ゆっくり天秤にかけていた。

やがて、彼女は小さくうなずいた。

「……分かった。」

「もし飽きられたら、
　玄関マットの上で寝て、
　近所の人たちに
　『全部あの二人のせいです』って言ってやるから。」

「いいね、それ。」と僕は笑った。

「それなら絶対、
　出て行かせるわけにいかない。」

数日後。

僕たちは、施設の所長の部屋にいた。

机の上には書類の山、
窓の外には、どこまでもグレーな空。

「つまり――」

所長は両手を組んで、ゆっくりと確認するように言った。

「きみたちは、エシカを
　自分たちの家で暮らさせたい。

　でも、同時に
　この“住宅の割り当て”も
　失いたくない。」

「はい。」と僕は答えた。

「生活の面倒は、僕たち二人が見ます。
　彼女も働きながら、勉強も続けます。

　この割り当ては、
　このシステムが彼女にしてあげられる
　数少ない“スタートライン”だと思っています。

　だから、
　それだけは奪わないでほしいんです。」

一瞬、
「規則ではそうはいきません」と言われる未来が
頭をかすめた。

所長は、静かに息を吐いてから
エシカを見た。

「こういう話をするときに、
　私が“ダメだ”と言うことも
　できるのは分かっているよね？」

「分かってます。」と、エシカ。

「こっちはずっと、
　『ダメです』と言われる側だったので。」

空気が、少しだけ重くなった。

数秒間の沈黙。

やがて所長は、
ゆっくりとうなずいた。

「――でもね。」

「本当のところを言うと、
　施設は“ずっと大人を閉じ込めておく場所”
　じゃないんだ。

　行き場のない子をここに迎えて、
　いつかここから出られるように背中を押すための場所だ。」

引き出しから書類を取り出しながら、
続けた。

「きみに一緒に住みたい人がいて、
　その人たちがちゃんと
　責任を持つつもりがあるなら、

　それを邪魔する理由は、
　少なくとも私は持ちたくない。」

紙に何かを書き込みながら、
所長は説明した。

「こうしよう。

　書類の上では、
　きみは“自立に向けて準備中”の扱いにして、
　住宅の割り当てもそのまま残す。

　備考欄に、
　『施設の外に住宅支援あり』と書いておけば、
　誰も“行方不明”とは言わない。

　２年待てば、
　ちゃんと自分名義の部屋の鍵が手に入る。

　それまでは――
　その二人と暮らしなさい。」

エシカは、
まるで部屋の空気が急に軽くなったみたいに
ほっとした顔をした。

「……ありがとうございます。」

かすれた声で、それだけ言った。

部屋を出たあと、
僕ら三人は廊下を歩きながら、
同じタイミングで深呼吸した。

世界が、少しだけ
「こちら側」に傾いた気がした。

数週間後。

うちの玄関に、
二つのスーツケースと、
一箱分の本と、
そして一つの鉢植えが並んでいた。

それが、エシカの「全部」だった。

あのときの鉢植えは、
まだおとなしく窓辺に置かれていた。

階段の近くに地雷みたいに置かれる
あの“伝説の鉢植え”が登場するのは、
もう少し先の話。

今はただ、
三人で狭い玄関に立って、
お互いの顔と荷物を見ていた。

「じゃあ――」とカロリナ。

「ようこそ、我が家へ。」

「……『我が家』って言われると、
　なんかむずむずする。」

エシカは、そう言いながらも
笑いをこらえきれていなかった。

その日の夜。

キッチンの小さなテーブルに、
三つのマグカップが並んだ。

椅子は二つしかなかったから、
一人は半分、流し台に腰かけていた。

冷蔵庫は相変わらず、
古い船みたいな音を立てている。

壁は少しきしんでいて、
床もところどころ傷だらけだったけれど――

それでもたしかに、
そこは僕たち三人の「家」だった。

そのとき、心のどこかで
ひとつの線が引き直された気がした。

「僕とカロリナ」だった世界が、
その日からはっきりと
「僕たち三人」の世界になった。

窓の外に、
最初の雪が降った。❄️

キッチンのテーブルで、
三人で進路の話をした冬の夜もあった。

エシカの最初の一つだった鉢植えは、
いつの間にか増殖して、
リビングを半分温室に変えてしまった。🌿

共同生活で迎えた
最初のクリスマスと、
そのあと何年も続いていく「最初の星」。⭐

カロリナのいない冬が来たとき、
世界の音が一度、
全部消えた気がした。

エシカが病気になって、
何度も病院へ通った日々。

そして、
「再発なし」と医者に告げられたあの日、
世界がもう一度
回り始めた瞬間。

エナジーランドのローラーコースターで叫んだ日。
サーキットでエンジン音に
心臓の鼓動を上書きされた日。

階段の鉢植えに足を取られて
派手に転んだ夜も、

どんなに疲れていても、
最後には誰かが笑いだして、
結局三人で大笑いになった夜も、

全部、同じ線の上に並んでいる。

それは、ひとつの冬の話でも、
ひとつの家だけの話でも終わらなかった。

僕たちがまだ子どもだったころから、
もう三十年近く続いている、
ひとつながりの物語だ。

舞台の背景は変わっていく。
家も変わるし、街も変わる。
増えるものもあれば、
どうしても失ってしまうものもある。

それでも、
僕たちが演じている役だけは、
昔からあまり変わっていない気がする。

誰かが、誰かを床から起こす。
誰かが、危ない場所から鉢植えをどかす。
誰かが、台所でお湯を沸かして、こう言う。

「ほら、もう一日だけ、一緒に生きてみよう。」

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#義理の妹との思い出 #エーテリスの物語 #AIart December 12, 2025

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おはようございます、火曜日ですね❄️🎄

こんな朝は、少しだけきらきらした一枚を。
暖かいリビングで、エシカがつま先立ちになって、
クリスマスツリーの一番上に星をそっと飾ろうとしています。

昨日までの疲れも不安も、
ひとつひとつオーナメントみたいに枝にかけて、
今日は少しだけ明るい方を向いて歩いていきましょう。
今週も、自分のペースでゆっくりで大丈夫です☕️✨

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『義理の妹との思い出』
シーン：三人で初めて飾ったクリスマスツリー🎄❄️

あの日は、今でも映画みたいに思い出せる十二月の一日だった。
空気はきゅっと冷たくて、外は真っ白な雪。
なのに太陽はやけに明るくて、窓の外が全部光って見えた。✨

朝のキッチンから始まる一日🌅

いつもより少し早く目が覚めて、
僕はキッチンでお湯を沸かしていた。
足元のタイルはつめたくて、
「冬だな…」と半分眠い頭で思いながら、
ケトルの音をぼんやり聞いていた。

窓の外を見ると、
昨夜の雪がきれいに積もっていて、
太陽の光が反射して、
まるで誰かが砂糖を全部こぼしたみたいに
キラキラしていた。❄️✨

しばらくして、エシカがキッチンに入ってきた。
大きめのセーターを着て、髪はゆるく結んだだけ。

「また真っ白…」と小さくつぶやいて、
そのまま窓のそばまで歩いていく。

額をガラスにくっつけて、
しばらく外をじっと見つめていた。

「今日？」

エシカは窓の外を見たまま、ぽつりと聞いた。

僕はわざととぼけてみせる。

「今日って、何が？
　洗濯？ 掃除？ それとも、うちの冷蔵庫を
　ついに買い替える日？」

エシカは、じろっとこちらを見る。

「クリスマスツリーだよ。
　今週末にしようって言ってたじゃん。」

そこへ、まだ半分寝ぼけたカロリナが
髪をかきあげながらキッチンに来た。

「今、『クリスマスツリー』って聞こえたけど…気のせい？」
といいながら、椅子にドカッと座る。

「気のせいじゃないよ。」とエシカ。
「今日、飾ろうよ。三人で。」

三人でテーブルに座って、
湯気の立つマグカップを前にしながら、
少しだけ静かな時間が流れた。☕

外は一面の雪、
中はまだ眠そうな顔と、
なんとなく高鳴っている胸。

「じゃあ、決まりだね。」と僕。

「今日は――
　『僕たち三人の家で、初めてクリスマスツリーを飾る日』。」

エシカは、こくんとうなずく。

「うん。
　ちゃんと“うちのツリー”って言えるやつにしよう。」

カロリナが笑いながら言う。

「よし。じゃあ急いで朝ごはん食べて、
　ツリーを買いに行くぞ。
　出遅れたら、
　“これは枝ですか？”みたいなのしか残らないからね。」🌲

ツリーを探しに行く小さな遠征隊🚶‍♀️🚶‍♀️🚶‍♂️

出かける準備は、ちょっとした遠征レベルだった。
セーター、コート、マフラー、手袋。
それぞれバラバラなのに、なぜか「三人セット」に見える。

エシカはマフラーをぐるぐる巻きにしながら、
「ちょっとした南極探検隊…」とぶつぶつ言っていた。

「どんなツリーがいい？」と僕が聞く。

「生のやつ。」と即答するエシカ。

「ちゃんと木の匂いがするやつ。
　プラスチックの、
　“何年も使えるけど心はあまり動かないやつ”はやだ。」

「大きさは？」

「私の身長より、ちょっとだけ大きいの。」

「それじゃあ、ほとんど全部だね。」とカロリナが笑う。

市場に着くと、
そこには冬の賑やかさがぎゅっと詰まっていた。

もみの木やもみの葉の匂い。
どこかから聞こえてくるクリスマスソング。
焼きソーセージと煙の匂い。
「うちのが一番まっすぐだよ！」と
声を張り上げるおじさんたち。

僕たちは、
その間を歩きながら一つひとつの木を眺めた。

まっすぐすぎて教科書みたいなツリー。
ちょっと曲がっているけど味があるツリー。
枝ぶりがやたらと主張しているツリー。

「どうしよう…全部かわいい…」とエシカ。

そんな中で、カロリナが一つの木の前で立ち止まった。

「ねえ、これ。」

その木は、完璧ではなかった。
少しだけ斜めで、枝もばらばら。
でも、どこか不思議とバランスが良くて、
見ているとじわじわ好きになってくるタイプだった。

「真っすぐすぎないし、
　かといってひねくれすぎてもない。
　なんか…私たちっぽくない？」

エシカはぐるっと木の周りを回って、
指先でそっと枝を触る。

深く息を吸い込んで、
もみの木の香りに目を細める。

「うん。
　選ばれたのは、あなたです。」

売り場のおじさんがニヤッと笑う。

「いい目してるね。
　この木、ちゃんと大事にしてくれそうだ。」

こうして、僕たちのツリーが決まった。

問題は――どうやって家まで運ぶか、だった。

車はない。
あるのは、二本の腕が三セットと、
雪だらけの道路と、
そして謎のテンションだけ。

「じゃあ、私は下の方を持つ。」とカロリナ。

「私は前を持って、人に当たったら先に謝る係ね。」とエシカ。

「僕は…」

ツリーを持ち上げながら、
自分の役割の情けなさにちょっと笑う。

「僕は、とりあえずついていく。
　そして“これは全部計画通りです”って顔をする。」

そうして、
三人と一本のツリーの行列が始まった。

枝はときどき標識や電柱に当たるし、
通りすがりの人に「おっとっと」と避けられるし、
足元では雪がキュッキュッと鳴る。

それなのに、
どうしようもなく楽しかった。

誰かがちょっと滑りそうになるたびに、
誰かが支えて、誰かが笑う。

「これぞ、共同作業だね。」とカロリナ。

「これで別れ話なんかしたら、
　“じゃあツリーはどっちが持って帰る？”って
　揉めるやつだ。」と僕。

「大丈夫、別れないから。」とエシカ。
「この木は、うち専属。」🌲

小さなリビングにやってきた“森”🌿

どうにかこうにか階段を上りきって、
部屋の中にツリーを立てたとき、
三人とも「ふぅー…」と同時に息を吐いた。

僕たちのリビングは大きくなかった。
歪んだ壁と、古い床板と、
一度座ると立ち上がる気力を奪う
年季の入ったソファ。

そんな部屋の真ん中に、
本物のもみの木がどん、と立った。

急に、部屋の空気が変わった気がした。

「おお…一気に“ちゃんとした家”の雰囲気。」とカロリナ。

「うちに森が来たみたい。」とエシカ。

まずは場所作り。
テーブルを少しずらして、
椅子を移動して、
隅っこにたまった謎のものたちを
とりあえず別の場所へ。

押し入れから、
少し前に集めておいた装飾の箱を引っ張り出す。

僕の実家からもらった古いオーナメント。
どこかのスーパーで安売りしていたボール。
OLXで手に入れた、
「一部点かないかもしれないけど安いですよ」と
説明書きのあったライト。💡

「思ったより少ない…？」とエシカ。

「大丈夫。」と僕。

「不足分は、手作りと勢いでなんとかする。」

テーブルの上に色紙やリボン、糸を広げる。
カロリナは星やハートを切り始め、
エシカは真剣な顔で紙の輪っかを作り、
どんどん長いチェーンにしていく。

「これ、思ったより楽しい…」

エシカの集中モードが発動して、
いつの間にか部屋は
紙くずと笑い声だらけになった。

飾り付け、そして涙とハグとイルミネーション🎄💫

準備が整ったところで、
いよいよ「飾り付けタイム」。

「ルールは？」とエシカ。

「ない。」とカロリナ。

「落ちないこと以外、全部OK。」

古いガラスのボールをそっと枝に掛けて、
手作りの星を間に差し込んで、
紙のチェーンを斜めにぐるっと回していく。

「金色と赤を隣にすると、
　ちょっと派手すぎるかな？」

「いや、そのぐらいの“うるささ”がちょうどいい。」

ライトのコードをツリーに巻き付けながら、
「ここ電源から遠くない？」とか
「ここ、絶対誰かひっかかるやつだよね」とか、
そんな会話をしつつも手は止まらない。

しばらくしてふと気づくと、
エシカが一つのオーナメントを持ったまま、
動かなくなっていた。

ツリーのすぐそばで立ち尽くして、
じっと全体を見ている。

「どうした？」と僕が聞くと、
エシカは小さく首を振った。

でも、目元はもう赤くなっていた。

「なんでもない…って言いたいけど、
　なんでもなくない…」

彼女は少し後ろに下がって、
ツリーと僕たち二人を
交互に見つめた。

「なんかさ…」

声が震える。

「ここにいるのが、すごく不思議で。

　こうやって、
　三人でツリー飾ってるのが…
　夢みたいで。」

言葉が途中で切れて、
次の瞬間、
エシカはぐしゃぐしゃに泣き出した。😭

カロリナは、一瞬も迷わなかった。

すっと近づいて、
ぎゅっと抱きしめる。

「よく来たね。

　もうどこにも行かなくていいよ。

　ここは、あなたの家だから。」

「エシカをどこかに“出す”なんて、
　誰が許すって言うの。

　ここからは、もう離さないから。」

僕は、その二人の姿を見ていて、
胸がぎゅっと締め付けられるのを感じた。

少ししてから、
僕もそっと近づいて、
二人まとめて抱き寄せた。

「よし。」

「泣きながら飾り付けしてたら、
　オーナメントが湿気で落ちちゃうから、
　いったんライトつけて、
　“記念すべき第一回・点灯式”をやろう。」

エシカは涙をぬぐいながら笑う。

「そんな大げさな。」

「大げさでちょうどいいんだよ。」

僕はコンセントにプラグを差し込み、
少しだけ呼吸をためてからスイッチを押した。

最初、ライトはちょっと不機嫌そうにチカチカして、
一部はなかなか点かなかった。

でも、コードを軽くコンっと叩くと、
全部の灯りが一斉にふわっとついた。✨

ツリー全体が、
やわらかいオレンジ色の光に包まれる。

もみの木の香り。
少し寒い部屋の空気。
窓の外の雪の明るさ。

全部が混ざって、
変な話だけど、
胸の奥が少し痛いくらいあたたかくなった。

「これが…」とエシカ。

「“うちのツリー”か。」

カロリナが隣で微笑む。

「うん。“うちの”。
　施設のでも、
　誰かの家の“ついで”でもなくて。」

ツリーの灯りの下で過ごす夜🌙

そのあと、簡単な夕食を作りながらも、
僕たちは何度も何度も
リビングのツリーを見に行った。

「まだ倒れてない？」

「ライト、どこも消えてない？」

「この星、ちょっと曲がってるけど、
　まあ、私たちも曲がってるし、いいか。」

部屋の電気を消して、
ツリーの灯りと小さなスタンドだけにしたとき、
空間は一気に別世界みたいになった。

エシカはソファに座り、
カロリナにもたれかかる。

僕は床に座って、
背中をベッドに預けて、
マグカップを両手で包んでいた。

しばらく誰も話さず、
ただライトの点滅を眺めていた。

やがて、エシカがぽつりと口を開く。

「小さい頃のツリーってね、
　いつも“誰かのもの”だったんだ。

　施設のツリー、
　“この部屋のツリー”、
　“この家のツリー”。

　私はただ、
　『そこにいる子ども』って感じで。」

「今は？」と僕が聞く。

エシカは少しだけ考えてから、
笑いながら言った。

「今は――

　ちょっと曲がってて、
　飾りもバラバラで、
　コードも危なっかしくて、

　でも、ちゃんとあったかい。

　そういうツリーの、
　“持ち主の一人”って感じ。」

カロリナが肩で笑う。

「要するに、
　私たち三人そのまんまってことだね。」

三人で、くすくす笑った。

外では、
誰かの車が雪を踏んで通り過ぎる音がして、
また静かになる。

ツリーの灯りが、
壁や天井に小さな光の模様を作っていた。

その光景を見ながら、
僕は心の中で思った。

――ああ、これだ。

　“うちの家族のクリスマス”って、
　きっとこういうことなんだ。

完璧じゃない。
豪華でもない。

でも、
そこにいる三人が
心から「ここが自分の場所だ」と思えている。

それだけで、
世界の見え方がこんなにも変わる。

あの日から、
どんなクリスマスツリーを見ても、
僕の頭の中には必ず、

あの小さなリビングと、
少し斜めなツリーと、
泣きながら笑っているエシカとカロリナの姿が
一緒に浮かぶようになった。

それは、
「三人で暮らし始めた」ことを、
世界に向かって
そっと宣言した夜でもあった。

そして今でも、
ツリーの灯りを見るたびに、
あのときのことを思い出す。

――あの日、
　僕たちは本当に“家族”になったんだな。🎄💫

#義理の妹との思い出 #エーテリスの物語 #AIart December 12, 2025

たまアリ DOMOTO ファンミ 12/13
グッズ紹介
マグカップ
つ「絶対こっちの方が持ちやすいって」ちょっと嬉しそう
こ「俺はこれ(k)持てんのよ。指をこうして」「甘えんなってことですね」「指を鍛えろと」
つ「お茶を飲む時も緊張感をね」 December 12, 2025