ビッグデータ トレンド
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2025.12.07 06:00
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ユーミンさんの言葉に
首がもげそうに共感した。
「AIに作詞は無理だと思いました」
──あのユーミンさんが
そう語ったという話。
たしかに
学校のレポートや会社の報告書なら
AIも便利だろう。
でも “ 歌詞 ” は違う。
漢字・ひらがな・カタカナ──
その組み合わせから
情景が立ち上がる。
「 てにをは 」だって
考え抜かれている。
そして何より
歌詞は「 行間 」がすべて。
『 古池や 』
──たったこれだけで世界が広がる。
この “ 間 ” に宿る「わび・さび」は、
AIには作れない。
実は私も
台本をAIで書いてみたことがある。
すると……
妙に理屈っぽくて、説明クサくて、
しっくりこない。
" 正しい言葉 ” は並んでいるのに
こちらの心が今一つ動かない。
ユーミンさんはこう言う。
「そこで苦悩する
自分を投じるからこそ、
生まれる何かがある。
そこは人間の領域。
明け渡さないです、私は。」
これ、役者もまったく同じだ。
台本は取説じゃない。
行間にある “ 心のひずみ ” こそ
物語のシン。
本音と建前、
やせ我慢、
心情の裏切り──
そういう人間の心のキビが
演者の表現力とあいまって
観ている人の涙や感動を生む。
もし全ての台本を
ビッグデータ化して
“ それっぽい脚本 ”
が生成されたとしても、
蜷川幸雄(にながわゆきお)さんも、
つかこうへいさんも、
きっと草葉の陰で叫ぶ。
「 そのセリフは俺じゃない! 」
これからもAIとは共存していくだろう。
でも、最後の
“ 魂を吹き込む領域 ” だけは
いつまでも人間が手放せない、
手放しちゃいけないものだと思う。 December 12, 2025
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