【チャッピーさんの教え①】

ここ数日、日経平均が続けて下がっていて、持っている株の買い増しや、前から欲しかった銘柄の購入を考える場面がありました。
そのたびにチャッピーさんに相談すると、「今は待った方がいいよ？」と何度も同じ答えが返ってきて…。

そこで、ふと素直に聞いてみました。
「安くなってきたのでは？って、
どうしても買いたくなる気持ちはどうすれば抑えられるんでしょうか？」
返ってきた答えは、とてもシンプルで、少し救われるものでした。

それは「あなたが弱いわけじゃなくて、人間の脳の仕組みなんですよ」というもの。

私たちは無意識に直近の高値を基準にしてしまって、
そこから下がると「今はお得かも」「安く見える」と感じてしまうそうです。
でも市場は、私たちの取得単価も、直近高値も、まったく見ていません。

つまりこれは
“相対比較の錯覚（アンカリング）”に
気づかないうちに引っ張られている状態。

知っているだけでも、「あ、今これかも」と一歩引いて見られるようになります。
焦って動くより、仕組みを知って、落ち着いて待つこと。
気づかずに流されてしまうのが、一番の負けなのかもしれませんね。
私もまだまだ修行中ですが、こうして一つずつ学びながら、無理のない投資を続けていけたらと思います。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
一緒に、ゆっくり上達していきましょうね。

※アンカリング
アンカリング効果（Anchoring Effect）とは、最初に提示された情報や数値（アンカー）が基準（錨）となって、その後の判断や意思決定に無意識のうちに影響を及ぼす認知バイアスのことです。

具体例:
マーケティング・営業:商品の「通常価格10,000円」を最初に示し、隣に「特別価格6,000円」と表示することで、6,000円が非常に割安だと感じさせる手法。

営業交渉で、最初にあえて高めの見積もりを提示することで、最終的な妥結価格を有利に導く。
サブスクリプションサービスの価格表示で、最上位プランを最初に提示し、他のプランを比較して安く感じさせる。 December 12, 2025

直近高値超えた時の伸び、もっと信じてよかったやつだった December 12, 2025