ダッシュボード トレンド
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2025.12.18 07:00
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前期、社員4,000人にMicrosoft Copilotを導入した。 1席月額30ドル。 年間140万ドル(約2.2億円)。
名目は「DX(デジタルトランスフォーメーション)」。 役員会はこの響きに弱く、11分で承認された。 中身なんて誰も気にしない。私もだ。
「生産性10倍」と吹聴した。 根拠?ないよ。でも響きは良い。 HRに測定方法を聞かれたから「分析ダッシュボードを活用する」と答えたら黙った。
3ヶ月後、利用レポートを確認した。 一度でも開いた人は47人。 リピーターは12人。 その1人は私だ。
30秒で読めるメールの要約に45秒かかった。 AIの嘘(ハルシネーション)を直す時間を入れればもっとだ。
でも私は「パイロット成功」と報告した。 CFOには「AIイネーブルメント」という自作指標の右肩上がりグラフを見せた。 彼は満足げに頷いた。 これで弊社も「AI活用企業」だ。投資家向け資料にも載った。
優秀な開発者が「なぜClaudeやChatGPTじゃないんですか?」と聞いてきた。 「エンタープライズ級のセキュリティが必要だから」と答えた。 「具体的には?」としつこいから、「コンプラだよ、全部のな」と煙に巻き、彼との「キャリア開発面談」を設定した。 彼はもう質問してこない。
マイクロソフトが成功事例として取材に来た。 「4万時間の工数削減」と伝えた。適当な係数を掛け算した数字だが、検証なんてされない。 CEOがLinkedInでシェアして3000いいねがついた。 彼は一度もCopilotを使ったことがないのに。
役員は全員「使用免除」だ。 「戦略的集中にはデジタルの邪魔が入ってはいけない」という規定がある。 私が作った規定だ。
来月は5000ライセンス追加する。 最初の4000すら使ってないが、次は「定着化推進」だ。 誰も見ない45分の動画研修を強制する。 受講完了率は立派な指標(メトリクス)になる。 指標はダッシュボードに、ダッシュボードは役員プレゼンに。 役員プレゼンは私の昇進につながる。
Q3にはSVP(上級副社長)だ。
Copilotが何をするものか未だに知らないが、何のためのものかは知っている。 「AIに投資しているフリ」をするためだ。 投資はコミットメントであり、未来への真剣さの証明だ。
グラフが右肩上がりである限り、未来は私が定義する。 December 12, 2025
3RP
ただのデータベース管理画面にお金を払う時代は終わりました
「データを変換するだけ」
「簡単なダッシュボードで一覧を見るだけ」
「ちょっとした通知を送るだけ」
この程度であれば、エンジニアがAIに指示すれば、金曜の午後の数時間で「自作」できてしまうようになりました。
では、これからSaaSは全滅し、すべてのシステムを自社で作る「大内製時代」が来るのか?
そうはならないと考えています。
ただ、「SaaSの選び方」と「使い方の戦略」は劇的に変わります。
1. 「コスト削減」だけを目的に内製はNG
多くの人が陥りやすい罠がこれです。
「AIで作れるならSaaSを解約しよう。浮いた金でエンジニアを雇えば、もっと安く済む」
この皮算用は、現場のリアリティを無視しています。
SaaSを解約して消えるのは「ライセンス料」だけ。
代わりに、自社で抱え込むことになる運用費が爆発的に増えるからです。
夜間の障害対応は誰がやるのか?
セキュリティパッチや脆弱性対応は?
APIの仕様変更への追従は?
特に、freeeやSmartHRのような「基幹・労務・税務」に関わるSaaSは、機能ももちろんですが
「法対応とセキュリティの責任をアウトソースできること」にも価値があります。
ここを内製に戻すのは、リスク管理の観点から自殺行為です。
2. 勝つのは「SaaSの土台 + 薄い内製」のハイブリッド
では、賢い企業はどう動くべきか。 答えは「SaaSとSaaSの隙間」をAIで埋める戦略。
・SaaSの土台
認証、決済、人事DB、会計など、「正しさ」と「信頼性」が求められる部分は、引き続きSaaSを利用する。
ただし、UIとしてではなく「信頼できるデータベース兼API基盤」として使う。
・薄い内製
その上の「自社独自の承認フロー」や「特殊な集計業務」、「痒いところに手が届かない連携」を
AIエージェントを使って低コストで内製する。
これが、これからの時代の最適解です。
「SaaSか、内製か」の0か1かではなく、「重い責任はSaaSに持たせ、その他の業務ロジックは自分たちで持つ」という棲み分けです。
3. この体制を作るためのロードマップ
この「薄い内製」を実現するためには、順番が重要です。いきなり「SaaS解約」から入ると事故ります。
・守りの型を作る
AIにどのデータ触らせて良いか
ログをどう残すか
誰が承認するか
まずこの「ガードレール」を設計する。
・隙間の「薄い内製」を実践する
業務のボトルネックになっている小さなタスクを、AIエージェントで解決してみる
・SaaSを戦略的に精査する
「薄い内製」で代替可能な周辺機能や、単なる閲覧用ユーザーライセンスなどを解約、削減する。
結論としては、本質的な価値(信頼、責任、ネットワーク効果)を持つSaaSは、AIエージェントが活躍するための「土台」として、より重要になっていきます。
これからの強い組織とは、何でもかんでもSaaSを買って済ませる組織でも、意地になってフルスクラッチで作る組織でもありません。
SaaSに乗りつつ、ラストワンマイルの自社独自の業務だけは、AIを使って自分たちの手で自在にデザインする。
そんな賢いハイブリッド戦略を取れる企業が、コストを下げつつ、変化に強い筋肉質な体制を手に入れることが出来ます。 December 12, 2025
会計ソフト(弥生/freee/マネフォ等)に入っているデータは、「税金のため」だけじゃなく、経営の意思決定の材料に変換できます。活用の方向性を、目的別にまとめます。
1) “いま何が起きてる?”を1枚で見える化(経営ダッシュボード)
売上・粗利・営業利益:前年差、前年差異(増減要因)
固定費の内訳:人件費/広告/家賃/外注…(増えている科目の特定)
利益率:粗利率・営業利益率(値上げ/原価/外注比率の判断材料)
部門/店舗/プロジェクト別(可能なら):どこが儲かっているか
→ 月次で「良い/悪い」ではなく、**“どこが原因か”**まで即座に辿れます。
2) “なぜ儲からない?”を分解して打ち手に落とす(利益ドライバー分析)
会計データを、以下の構造に分解すると打ち手が作れます。
売上 = 客数 × 客単価
粗利 = 売上 − 変動費(仕入・外注・配送など)
営業利益 = 粗利 − 固定費
例:
客単価が落ちている → 値引き/商品構成/単価設計
外注費が増えている → 内製化/外注単価交渉/作業工程改善
固定費が重い → 家賃・人件費の“固定化”をどう変えるか
3) “黒字なのに資金が減る”を説明できる(キャッシュフロー管理)
会計ソフトから次を作るだけで資金繰りが安定します。
入金サイト・支払サイト(売掛回収/買掛支払)
運転資金(売掛+在庫−買掛の増減)
借入返済の見える化(返済元本は利益と別物)
→ 「利益は出てるのに苦しい」を、運転資金の増減で説明でき、対策(回収条件/在庫/支払条件)が打てます。
4) “未来どうなる?”のシミュレーション(意思決定に直結)
会計データは、未来の分岐を数字で示すのに強いです。
売上+10%なら利益は?(固定費が同じなら利益の伸びは大きい)
人件費+◯円、広告+◯円の投資は回収できる?
値上げ(単価+◯%)と客数減(−◯%)の損益分岐
新規採用/設備投資の「何ヶ月で回収?」
→ 経営会議で「感覚」ではなく数値で比較できます。
5) 営業・マーケに使う(どの施策が効いたかを会計で判定)
広告費・販促費と売上/粗利の関係(施策後に粗利が伸びたか)
取引先別の粗利(売上ではなく“儲け”で優先順位を決める)
LTV的な発想(継続取引の粗利合計 − 獲得コスト)
→ “売上が増えた”より、粗利が増えたかで施策を評価できます。
6) 異常検知・早期警戒(「気づくのが遅い」をなくす)
粗利率が急落、外注費が急増、未払が増える、在庫が膨らむ…などを、 前年差/前年差異/3ヶ月移動平均で早めに検知。
まず最初にやるなら(おすすめの順)
月次のPLを「前年差異」で見る(増減理由が見える)
売上・粗利・固定費の3点セットをダッシュボード化
売掛/買掛/在庫を入れて運転資金の増減を見る
売上±◯%・固定費±◯円のシミュレーションを定型化 December 12, 2025
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https://t.co/USuXOlbQIN December 12, 2025
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