無断利用 トレンド
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2025.12.16 06:00
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ハッとした。両論併記は時に必要だけど、両論を「対等」に書いちゃいけない場面もある。たとえば、差別の被害者と加害者がそれだ。著者は語る。「差別する者を被害者と対等な立場に置いたり、差別と被差別を『両論併記』したりすることは厳に避けなくてはならない」。無節操な併記がまかり通るのは「差別」と「区別」の違いがよく認識されず、両者が混乱の中で使用されることにも起因する。ぼくはそう思っている。
改めて確認したい。
差別については「いろいろな意見があってよい」という訳にはいかない。差別的な意見は、減らさなければならない。被差別者と差別者を同列に並べるのも「やってはいけないこと」である。
では、差別と区別の違いはどこにあるのか。
著者は以下のような見解を示す。
「『この人は○○人だ』という理由で公務員採用を拒否することは、差別として禁止されるが、『この人は職務遂行に必要な学力が足りない』という理由なら差別ではない」
おわかりいただけるだろうか。つまり、その人の「属性」を理由に不採用を決定することは差別であり、その人の現時点での「能力」をもとに不採用を決定することは区別になるというのである。
「統計的には、ある属性を持つ人が、ある行動をとる可能性が高いとしても、人は自律的に判断する主体である以上、その主体性を否定した扱いをすることは許されない」
本書では、こういった議論から差別を描写していく。差別とは何か。著者はこう語る。
「差別とは、狭義には、人間の類型に向けられた否定的な価値観・感情、そしてそれに基づく行為を意味し、広義には①偏見、②類型情報無断利用、③主体性否定判断がある」
一つめは「偏見」だ。それは、人間の類型に対する誤った事実認識をいう。二つめは「類型情報無断利用」である。それは、人種や性別などの所属類型に関する個人情報の無断利用がプライバシーの侵害になると同時に差別にも結びつくというものである。そして三つめは「主体性否定判断」、すなわち、相手が自律的判断をする主体であることを否定する判断を指す。統計的にある属性を持つ人がある行動をとる可能性が高いからといって、その属性の人を画一的にそのように行動するはずと判断するケースがこれにあたる。「Fラン大学の学生はバカだ」みたいなカテゴライズと価値評価を連動させた言動が差別的に機能するのだ。
さて、これら①〜③は、どんなケースに表出してくるだろうか。そこから浮き上がってくる「差別」のイメージはどんなものになるだろうか。そして、区別は? 知りたい方は、本書を手に取って確認してみてほしい。
『「差別」のしくみ』
著者:木村草太@SotaKimura
発行:朝日新聞出版@asahi_jitsuyou December 12, 2025
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利用規約に書いてても法的効力はない、とか消費者契約的に!という話はありますがSNSで堂々と「Kindleをスクショ取ってAIに食わせてる」なんて発言するのはロクなことになりません。
利用規約違反はAmazon垢BAN=Kindle蔵書の全損されるかもしれない行為と思いましょう。本を読む権利を得ているだけで無断利用を許されるほど金は払ってません。 December 12, 2025
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OpenAIがディズニー作品群に「無償アクセス」報道—学習データ巡る波紋、実際の範囲と公式説明の有無が焦点:Bloomberg(@business)より
コメント:この文脈で「ディズニーの王国」は、ディズニーが保有する膨大な著作物(ディズニー作品に加え、マーベル、スター・ウォーズ、ピクサー、ABC/ESPNなどの知財・映像アーカイブ)を指す比喩です。もしOpenAIが「無償でアクセス」しているという主張が事実なら、AIの学習データをめぐる著作権・ライセンス論争の中でも非常に大きな波紋を呼ぶ話です。現在、生成AI各社は無断スクレイピングをめぐる訴訟や批判を背景に、有償ライセンスへ舵を切っており、OpenAIもAP、Axel Springer、Financial Times、Reddit、Stack Overflow、News Corpなどと契約を結んできました。一方で、ハリウッド各社の映像・脚本は価値が高く、権利処理も複雑なため、「支払いなし」で広範な利用が許容されるのは極めて例外的です。現時点で公式な発表や合意内容が確認できない場合は、訓練用データの包括的提供なのか、製品内での限定的利用(試験的アクセスや製品連携)なのか等、具体的な範囲の見極めが重要です。
倭国でも、機械学習目的の著作物利用に関する例外規定(著作権法30条の4)がある一方、クリエイター側の懸念や国際的な権利処理の必要性から、企業は実務上ライセンスを選ぶ流れが強まっています。仮に大手スタジオが無償提供に踏み切る前例が生まれれば、国内の放送局やアニメ・出版各社の交渉姿勢やガイドラインにも影響し得ますが、逆に前例が確認できない場合は「無断利用」か「限定的・相互便益的な提携」なのかを慎重に見極めるべき案件です。まずはディズニーやOpenAIの公式説明、対象範囲(学習権限か、出力表示権限か等)を確認することが肝心です。
翻訳:OpenAIは支払いなしでディズニーの王国へのアクセスを得ている
引用元:https://t.co/FQwh4UzCsG December 12, 2025
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