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2025.12.12 01:00
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NVIDIAを売ってるみなさんへ。
こんな爆弾ネタもあり🐜まっせ📈
NVDAは、AIバブルの“地上ラスボス”から、
いま“宇宙編ラスボス”モードに進化中や❗️
AIインフラはついに「地上争奪戦」卒業して、
“宇宙バブル”突入やで🚀
これからは
👉 「どれだけ土地と電力押さえたか」やなくて
👉 「誰が先に軌道上データセンター押さえるか」の勝負⚔️
ウォール街の次の一手は、
サーバーラックごと宇宙行きや。
NVDAのストーリーは一段落やなくて、
“舞台が地上から宇宙に広がった”っちゅう話やで🛰️🚀
で、どこが本気でヤバいかと言うと―
🔹 H100クラスを宇宙に積んで、LLMを実際にぶん回した“世界初級”の実証
🔹 電力・水・CO₂で行き詰まったAIインフラに、“宇宙”という脱出口を本気で提示
🔹 その心臓部がぜんぶ NVIDIA製GPU やから、
「地上でも宇宙でも、結局NVDAがスコップ売り」 って構図がハッキリしたことや😉
……それでも売りまっか?🗽🗽🗽 December 12, 2025
「若い男に恋をするおっさん騎士の話」の番外編ですっ!
リシャール・アイルの戦場飯
✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩✩
料理人さんが病気になったらしい。
ちょっとたちの悪い風邪をこじらせたとかで、数日は寝込みそうだと言われた。
ウィリア厶が当たり前の顔で公爵家から料理人さんを借りてこようとするから、慌てて止めた。
でも、公爵家には複数人料理人がいるんですよ。一人くらい借りてきても困りませんよ。
とか言ってくるけど、そういう問題ではない。そもそも最近まで俺は知らなかったけれども、うちの料理人さんは元々公爵家の筆頭料理人で、ウィリアムが強引に引き抜いて連れてきてしまった人材らしい。
しかもウィリアムはまだ交際もしていないのにいつか俺が一緒に住むだろうから、その時に俺に美味しいものを食べさせるために引き抜いて来たのだと言う。
俺はウィリアムの愛情を喜んでいいのか、自分勝手な考え方を諌めたらいいのかよくわからない。
ただ、確かに料理人さんの腕は良い。初めてこの家で食事を食べた時も驚いたが、正直王宮の食事会にも引けを取らない味だと思う。王宮の食事なんて戦勝祝賀会で食べたっきりだけれども。
その大事な公爵家の料理人を引き抜いてしまったのは、もう過去のことだし、俺もしっかり恩恵を受けているから、今更どうしようもないが、その料理人さんが病気だからといって、公爵家から別の料理人を借りてくるのは違うと思う。
特に公爵家は公爵夫妻、ウィリアムの弟のアレン君とその奥さんになった元第二王女、それに子どもたちもいるんだから、人数も多いし、子どもは子ども用の食事の用意が必要だろうし、大人二人暮らしのうちとは全然違う。
「二人でお店に行って適当に食べればいいだろう?」
「でも何日も、ですよ」
ウィリアムは不満そうだ。確かに評判のいいレストランでも、うちの料理人さんや公爵家の料理人に匹敵するような料理は出てこないから、不満なのはわかる。
だがウィリアムは別にそれほど美食家と言うわけではない。
騎士団の訓練施設でも騎士団本部でも、当たり前の顔をして食堂で昼食をとっている。
高位貴族の子弟の中には、昼休みにわざわざレストランに行くものもいるから、それほど貴族の口に合う料理ではないと思うのだけれども。
「じゃあ、俺が作ろうか」
言ったのは半分冗談の思いつきだった。俺は一応男爵家の息子だから、家には料理人がいて調理室で食事を作ったことは一度もないけれども、戦場での日々が長かったから食べられるものを作ることはできる。
戦場に料理人がいるわけがなく、日々の食事の準備は騎士たちが持ち回りで行っていたのだから。
軽い思いつきだったが、ウィリアムが異様に食いついて、
「リシャールの手料理が食べられると言うことですか?」
とか言って興奮しているから、じゃあ久しぶりに作ってみるかとその気になった。
ちょうど次の日は俺は午前中しか授業がなかった。午後から書類整理をする予定だったけれども、早退して準備の時間に充てる。
ここは戦場ではないから、準備に時間がかかると思う。
帰って普段着に着替えた俺は、料理人の見習いさんと庭師さんに頼んで、手伝ってもらうことにした。
市場への買い出しをしてもらって必要なものを買ってきてもらい、庭師さんにお願いして、一緒に穴を掘ったり、岩を組んだりする。
庭師さんはなぜか異様ににこにこしながら、庭木に影響のない場所を教えてくれて、言った通りに穴を掘ってくれた。
俺が料理を作る。なんて言ってみたが、よく考えたら右脚が動かない状態で穴を掘るのもかまどを組むのも難しく、誰かに手伝ってもらうしかなくて申し訳なかったが、普段無口な庭師さんは笑って、
「ウィリアム坊ちゃんがおど、喜びますよ」
と言いながら、上機嫌で手伝ってくれた。
喜んでくれるかな。
王都生まれ王都育ちの公爵令息のウィリアムは戦場飯なんて食べたことがないだろうから、口に合うかどうかはわからないけれども。
リシャールが作ってくれるのなら消し炭でも食べます!
脳内でウィリアムが勝手に言いだして笑ってしまった。
勝手な想像だけれども、いかにもウィリアムが言いそうなセリフだと思う。
俺は掘った穴に落ち葉を敷き詰めると中に皮のついたままの里芋をたくさん入れてさらに落ち葉を乗せたら上からそっと土をかぶせる。
それからさらに上に薪を組んで燃やせば里芋の蒸し焼きができる。里芋は皮が分厚くて硬いから、一つ一つ剥くよりも、蒸してやったほうがずっと簡単に食べられる。それに皮が硬いからちょっとくらい焦げても大丈夫。
俺は火が通るのに時間のかかる里芋の準備をしたら、じゃがいもの準備を始める。
お願いしたとおり小さめのじゃがいもをたくさん買ってきてもらったから、洗って芽をえぐり取っておけばあとは油に放り込むだけ。
料理人の見習いさんが食材を買ってきてくれたあと、不思議そうに俺がすることを眺めていて、恐る恐る手伝いましょうかと言ってくれたから、塩漬け肉を切るのを任せた。
というか、この見習いさんがいるんだから、料理人さんがお休みでも問題なくご飯を作ってもらえたんじゃないかと思ったけど、そう言ってみると、見習いさんはぶんぶんと首を振っている。
まだ最後の仕上げや味の調整が一人ではできないらしい。
そういうものなのか。俺の作るご飯には最後の仕上げも味の調整もなんにもないけれども。
俺はトウモロコシの皮を剥いてスパンスパンと3つに切った。まな板を使わずに手で握ったトウモロコシを切るのが珍しかったらしく見習いさんが目を見開いて見つめてくる。
こうやって、敵の首もねぇ。
言おうとして、はっと気がついて慌てて口を閉じる。平和な王都での生活のおかげで、だんだん言ってはいけないことが分かってきた。
以前は公爵家の食事会でも、いらないことを言ってしまい公爵家のみなさんを絶句させていたが、最近は何がだめなのか分かるようになっている。
ウィリアムが教えてくれると助かるんだけれども、ウィリアムは俺のすることを全然否定しないから、何の参考にもならない。
かまどを3個作ってもらい、一つには油の入っている鍋をかけ、一つにはお湯、最後のところには串をかけておけるところを作って肉を焼く。
これにその日手に入った生野菜や淡水魚があれば、なかなか豪華な食事が出来上がる。
ウィリアムは夕方に帰ると言っていたから時間に合わせて、料理を始めた。熱した油に丸ごとのジャガイモを放り込んでいき、お湯の中にはトウモロコシ、それに串に刺した塩漬け肉も焼き始める。
熱した油と肉が焼けるいい匂いがしてきた。
薪の燃える匂いとパチパチ爆ぜる音も懐かしい。
「リシャール!!何をやっているんですか!?」
ものすごく慌てた声とともに、ウィリアムが門から駆け込んできた。
何をって。ご飯を作っているんだけど。
朝約束したし、驚くようなことはしていないはずだけども。
ウィリアムはどうやら走ってきたらしく、息が乱れているし髪も乱れている。俺はウィリアムに近寄って乱れた髪を直そうとして、ウィリアムから少し遅れてザイルが入ってきたのに気がついた。
「あ、ザイルも食べに来たの?」
「ええ、ザイル騎士団長がとても強引でっ。絶対自分が食べる分くらいあるだろうし、魚を差し入れするからって言ってついてきたんですっ」
ウィリアムは不服そうに言うけれども、それはザイルの言う通りだ。
戦場飯は少しだけなんて作れない。基本が20人分だから、俺も20人分か40人分しか作れない。
使用人全員と俺とウィリアムで食べたとしても絶対余ると思う。
余ったら取っておいて次の日の朝に食べようも思っていたけれども、出来立てを食べたほうが美味いに決まっている。というか次の日は正直不味い。
それにザイルが籠いっぱい持ってきたものは、この国の淡水に一番多く住んでいる魚で、内臓を取って塩を振って串に刺して焼いたらとても美味しい。
傷みやすいからあまり市場には出回らないけれども、懐かしい戦場のごちそうだった。
ザイルはなぜか笑いをこらえたような顔をしながら魚を俺にくれて、ウィリアムは呆然としたまま俺と庭の様子を見回している。
「あ、ごめん。もしかして穴とか掘っちゃだめだった?」
一応庭木や花壇に影響のないところにしたけれども。
「い、いえ。大丈夫。ですけれども。ええと、これは肉ですか?塩漬け?こちらはトウモロコシ。じゃがいもと、この地面が燃えているのは?里芋、あ、はい。ええと、あ、とても、豪快というか、はい。おいしそうですね」
何故かウィリアムがどもっているけれども、俺は料理の仕上げがあるからそれどころではなかった。
ちょうどいい火の通り具合で、火からおろさなければ。
俺は茹でたトウモロコシを大皿に盛り付けて、別の皿に揚げたジャガイモを乗せて、塩を振りかけた。
肉はそのまんま串から食べてもいいけれども、焦げるといけないから火の真上からは少しずらして、
館の中から使用人さんたちが出てきて、手際よく皿やフォークを配ってくれた。
俺が全員分あるというと、なぜかお互い顔を見合わせていたが、自分たちも皿とフォークの準備をし始めた。見習いさんは調理室から飲み物を持ってきてグラスに注いで、メイドさん達はどこからか、テーブルや椅子を運んできてくれる。
そうか。みんな地べたに座って食べたりはしないのか。
戦場飯がガーデンパーティーみたいになって、俺は楽しくなってきた。
「リシャール、騎士団本部にアルバート王宮警備長もいるけれども、呼んできてもいいか?」
ザイルに言われて俺は頷いた。
この家の使用人はそれほど多くないから、食べ物は十分足りるはずだ。
ウィリアムは何か言おうとしたみたいだったけれども、結局は何も言わなかった。
メイドさん達を手伝って、テーブルと椅子の用意をしている。
俺はもうそろそろ出来上がった頃合いの里芋を掘ることにした。
庭師さんからスコップを借りて掘ろうとすると、ウィリアムがすっとんできて、代わりに掘ってくれた。
表面が真っ黒焦げになった丸っこい里芋がゴロゴロ出てくるのをウィリアムは困惑した表情で見つめている。
俺が座り込んで拾おうとすると、手で制して代わりに拾ってくれる。庭師さんから借りた籠に全部拾い上げて立ち上がると、ウィリアムは戸惑った顔をした。
「リシャールが作ってくれるなら消し炭でも食べますけど」
やっぱり。やっぱり言うと思った。俺は楽しくなってくすくす笑いながら、熱々の里芋の皮を剥いてあげた。
さっきからずっとしている作業用の手袋はちょっと汚れているがそれはまあ、問題ないだろう。だって消し炭だって食べるんだから。
焦げた皮に爪を立ててずるんと剥くと中から真っ白でほかほかの里芋が出てきた。
ウィリアムが握っていたフォークに突き刺してあげる。
「ええと?これは何かソースをかけますか?」
ううん。このまんま食べる。
「素材の味を生かすっ」
そう。ウィリアムが連れて行ってくれた高級レストランでシェフが言っていた。素材の味を生かす料理が一番だと。
ウィリアムはなぜか恐る恐る里芋をかじって、残りがフォークから外れて落ちそうになって、慌てて全部を口の中に詰め込んだ。
「あい、おいいいえす」
俺はウィリアムのために料理を盛り付けることにした。
皮を剥いた里芋と、揚げたじゃがいもとトウモロコシ、それに焼いた肉も何枚か。ちょうどいい感じに焼けた魚も乗せてやる。
ウィリアムはなぜか戸惑った顔のまま、テーブルの端っこにある椅子に座った。見習いさんが火の番や料理の分配をしてくれるというので、お願いして俺もウィリアムの隣に座って、一緒に食べ始めた。
ウィリアムはフォークしかないことに困っているようだったが、俺が食べ物の真ん中にフォークを刺して食べ始めると同じ様にした。
「あ、美味しい。美味しいですっ」
ウィリアムの目が輝いた。
だろ!!
俺はにやっとしてしまった。
俺の作るご飯は戦場でも火加減と塩加減が丁度いいって評判だった。仲間たちは笑いながら、リシャールの飯なら最期の晩餐にちょうどいいって言っていたものだ。
と、これも言ってはいけない話題だから黙っておくけれども。
ザイルがアルバート元騎士団長を呼んできて、一緒にいた部下がなぜか戻っていって、騎士団本部から何人も連れてきて、誰が連絡したのか、公爵家から公爵夫妻とアレン君一家がやってきて、さすがに料理が足りなくなると思ったら、食べ終わったザイルとアルバート元騎士団長が部下の騎士たちに指示して食材を買い足して、ご飯を作り始めて、庭はものすごく賑やかになった。
ウィリアムは、なぜか時々こめかみをこすりながらも、その様子を見ながら、俺の作ったご飯を食べてくれた。
そんな感じで、俺たちの家と騎士団と公爵家が参加した食事会になって楽しかったんだけれども、後日ものすごーーく恨めしそうな顔をした国王様に、私も食べたかったと拗ねたように言われて、後日もう一度戦場飯パーティーをすることになり、それから何故か1年に一度騎士団の敷地内に場所を移して戦場飯パーティーが開催されることになって、王都の商店からの出店なんかもあったりして、街の人たちが自由に食べに来られるようになって、結局年に一度の騎士団主催の王都のお祭りになった。 December 12, 2025
@rio_rabbitmama 片栗粉足して焼いて芋もち風、明太子かコンビーフか鮭フレーク混ぜて味変、食パンに乗っけてとろけるチーズも乗っけてトーストしてオープンサンド、マヨとパン粉かけて焼いてスコップコロッケ、ちくわや油揚げに詰める、カレーと一緒に食べる…とか…!
ってもう遅いかな😂 December 12, 2025
どれくらいの時間そうしていたかわからない。気がつけば、大の大人が一人、横たわれそうなくらいの穴が出来ていた。船野さんはそこでようやくスコップを置いて、静かに空を眺めた。彼の、品の良い生地をした着物が揺れる。今年の春に仕立てたそれは、藪椿の花があしらわれていた。彼は何のためらいもなく、穴の中に横たわる。視界の端に緋色が飛ぶ。この島の固有種だという蝶が2羽、青い空の下を舞っていた。
「ずっと、こうしなければいけない気がしていたんです」
船野さんが言う。丸い瞳は空を映していた。自分はその隣に降りて、彼の身体に寄り添うように横になる。掘り固められた土が崩れて、胸元に当たった。船野さわは驚いたように息を呑んだ。
「一人では寂しいでしょう」
そう伝えると、瞳がまた動いて、空を見上げた。そうしてまた、どれくらいの時間か分からない間、自分たちは空を見上げていた。
九月の終わりの、暑さの残るある日のことだ。 December 12, 2025
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