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スケープゴート
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2025.11.25 03:00
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【海外からの声】
欧州宗教社会学者: マッシモ・イントロヴィニエ氏が、古市氏を擁護
弁護士・紀藤正樹氏が、フジテレビ系番組での古市憲寿氏の発言
「テロによって旧統一教会バッシングが加速したのは、社会に深刻な“遺恨“を残した」を批判した。
しかし古市氏が示したのは、社会学でよく知られた概念――モラル・パニックである。メディアや政治が特定集団を“悪”と描き、世論を動員すると、差別や暴力を誘発する。それは安倍元首相暗殺前から存在していた。
にもかかわらず紀藤氏は、社会学者に向かって「”遺恨“では答えにならない」「宗教虐待を放置した社会の問題だ」と迫り、安倍元首相暗殺の原因を“教団側”に結びつけようとする。しかし、これは社会学でも法学でもなく、政治的プロパガンダに近い。
反カルト側の言説はさらに危うい。例えば鈴木エイト氏は、殺人は「許されない」と言いつつも、
「校長がいじめ加害者を褒めたら、恨みが校長に向くのは自然」
という寓話を提示した。ここで「いじめられた生徒=山上」
「校長=安倍氏」。これは暴力を“理解可能”と示唆する極めて危険な論理だ。
山上家の破産は2002年で、献金の半額は返金されている。安倍氏のビデオメッセージも、国内外の政治家が長年行ってきたものと同様で、暗殺の時期を説明できない。では何が変わったのか?
それは、旧統一教会を標的化したモラル・パニックと、執拗なスケープゴート化である。
山上が“憎悪のサブカルチャー”に取り込まれたのは、まさにこの空気の中であり、暴力の誘発源となったのは教団ではなく、この社会的風潮の側だった。
紀藤氏は「社会学者は原因を考えていない」と責めるが、実際には「自分の物語に従え」と要求しているだけだ。通常の社会学的分析が示すのは、
原因は教団ではなく、モラル・パニックそのものである
という点である。
弁護士が社会学者を教示しようとし、社会学者は静かに警鐘を鳴らしている――
スケープゴート化は暴力を生む。紀藤氏が社会学を論じたいなら、まず基本を学ぶべきだ。
https://t.co/8JHF51rGhk
#古市憲寿 #紀藤正樹 #社会学 November 11, 2025
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