ある戦争 映画
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2025.11.25 02:00
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#ブルーボーイ事件
観ました
ケレン味と勢いの濁流にある1960年代が舞台
キャラ立ちまくりの登場人物とやや漫画的な展開に目が離せない
スタートに「NIKKATSU」のロゴで親指が立ちます。そしてその印象は当たります。間違いなく傑作。
観ているうちに気がつきます
これは「ブルーボーイ」(性転換した男娼と言われていた人)の話ではないと。
どこまでも女性になりたかった個人の話
黙っていれば幸せになれる可能性もあっただろうに、
黙ってしまったら自分が幸せになれないという違和感が彼女を動かす
仲間や後世のために世の中を変えたいという思いもあるだろうけど、
自分のために行動する。
個人の行為が世の中を変える可能性があるという奇跡を描いた作品。
そもそも本件が「ブルーボーイ事件」と言われているのが既に世の中に対する見方を表していて、
この映画タイトルそのものが強烈な自己紹介だし皮肉。
当時の性転換した人間に対する好機の目や偏見を象徴していて観終わった後に自分の中の偏見を見透かされていたような気分になります。
メッセージはありますが、小難しい社会派作品ではなくエンタメ要素もばっちりなところが小憎いです
登場人物は誰も素晴らしいですが、アー子を演じた #イズミ・セクシー と難役のメイを演じた #中村中 は印象的
でもMVPは映画初主演の サチを演じた #中川未悠
市井の女性になりたい人間を自然に演じていて、この人に何度泣かされたか。
そして舞台の背後にある戦争の影
国が性別をはっきりさせたい理由として治安維持や富国強兵(産めよ殖やせよ国のために)の意図が見え隠れします。
実は非常に奥行きがある映画
裁判官が証言者に「あなたは今幸せですか」と聞かれた際の彼女の回答がこの映画の全てを表している
観てよかった1本でした。 November 11, 2025
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