Crossing 芸能人
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2025.12.16 06:00
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《鈴木瑶子トリオ》 at The Moment Jazz Club
#鈴木瑶子(pf) #小美濃悠太(b) #北沢大樹(ds)
▶ジャズピアニスト・作編曲家 鈴木瑶子さんのリーダーライヴが、成城学園The Moment Jazz Clubで開催されました。鈴木さんのオリジナル曲、スタンダード曲を演奏されました。
▶鈴木さん、小美濃さん、北沢さんがステージへ登場し、これまでのライヴとは少し異なる緊張感が漂う中、鈴木さんが強い一音を響かせ、パワフルにピアノを弾き進みます。両手を鍵盤の上で滑らせるように弾いていくと、小美濃さんのベースの温かい音色が、北沢さんの残響の綺麗な涼やかなシンバルの音が続きます。
▶鈴木さんのピアノソロになり、しなやかな動作で生き生きとした音色を響かせ弾いていきます。軽快に速度と強度を上げていくと、北沢さんがドラムスで大きく演出します。鈴木さんの動きが大きくなり、さらに勢いを増して弾き進み、一曲目から大迫力の演奏になります。
▶小美濃さんが速度感豊かにベースソロを弾いていきます。二本の指の腹で軽快に弦を弾き、速弾きを見せると、北沢さんが声を上げます。鈴木さんのピアノが大きく前に出て、独特の抑揚で弾いていくと、北沢さんが豪快にドラムスを叩き、その強い振動が床を伝わってきます。大きな音であるのに、しなやかさを感じるのは、北沢さんならではのドラムサウンドです。セットリストの半分が新曲という特別なライヴは、♪The Wingbeats(羽ばたき)という一曲目に相応しいタイトルの曲で始まりました。
▶続けて、「永遠に裏返る」という♪Eternal Reversal、「ランチの時間」の♪Time For Lunch!と、発想豊かな新曲を立て続けに演奏します。
▶組曲としてお披露目された曲の3曲目を独立させた♪Defyに続き、♪The Nearness of Youを挟み、お馴染みの♪3 MAKIs For 4を、これまでに聴いたことが無いアレンジで演奏し、1st stageを結びます。
▶2nd stageは、組曲の元の曲♪I Am Meの演奏から始まりました。鈴木さんがボストンから倭国に帰国する飛行機の中で書いた曲と伺ったことがあり、ブルーノートプレイスに初出演されたときに、一曲だけソロ演奏で披露されたことを覚えています。自分自身を見つめているような精神性の高い演奏で、激しい気持ちと静かな想いが交差する中にあって、魅力的な旋律が聴こえてくるのが印象的なソロ演奏でした。その曲が組曲になり、改めて独立した一曲となって、トリオ演奏でのご披露となりました。
▶鈴木さんは、代表作「私と小鳥と鈴と」で著名な詩人の金子みすゞさんの「大漁」という作品がお好きだそうです。「大漁で浜辺はお祭り騒ぎだが、海の中では一体何万のイワシの弔いをしているのだろう」という描写が書かれていて、いつかこの詩をモチーフに曲を書いてみたかったと話します。鈴木さんのピアノソロでは、北沢さんのリムショットと小美濃さんのベースが、太鼓の音のように並走します。鍵盤の上で指が飛び跳ね、音も踊ります。華やかな演奏が進み、最後はミステリアスに弾いていきました。
▶自分用のブラジリアンの曲が欲しくて作ったという♪The X-Crossingは、小さい動物がわちゃわちゃと逃げていく様子を書いたら、スクランブル交差点を歩いているときのイメージに似ていると感じてタイトルにしたそうです。♪A Final Letterは、♪ごめんねというお馴染みの曲のモチーフとなった鳥の四十九日にあたる、綺麗なお天気の日の気持ちを曲にしたとのことでした。
▶楽しい混沌の様子が描かれているような♪Unsolved Cubesから、組曲のタイトル曲で「心機一転」を表す♪Turn Over A New Leafの演奏になりました。複雑なフレーズを弾き、饒舌な演奏でぐんぐん弾いていく鈴木さんのピアノソロ、ベース本体を大きく揺すりながら躍動感豊かに弾いていく小美濃さんのベースソロ、柔らかく繊細なサウンドで速度を上げていき、この日の最大出力で叩く北沢さんのドラムソロで、鮮やかに2nd stageを締めくくりました。
▶アンコールはお店の名前にちなんで、♪The Momentを演奏され、この日の特別なライヴの余韻を残します。
▶2ndアルバム『umi』のリリースツアーを完遂し、新たな活動のフェーズに入ることが予想されたライヴでしたが、6曲もの新曲が披露されました。「羽ばたき」に始まり、「心機一転」で結ぶセットリストで、様々なモチーフで作られた新曲の演奏は、どの曲にも鈴木さんの独特の抑揚が感じられ、新境地を拓こうとする緊張感と達成感が伝わってくるライヴステージになりました。来年はこれらの曲を演奏していく、とのことでしたが、きっとそれぞれの曲が全く違う形に進化していくように感じます。
▶来年2月23日には、昨年に続き、BODY&SOULでバースデーライヴを開催される予定だそうで、とても楽しみです。 December 12, 2025
【踏切】鳥居が映える京阪宇治線の風景⛩🚃京都らしさを感じる瞬間 / Keihan Uji Line Railway Crossing in Kyoto
https://t.co/SHeLkkGDzd December 12, 2025
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