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2025.11.22 06:00
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【世界名馬紹介】
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〝エアジハード〟🇯🇵
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父 サクラユタカオー
母 アイシーゴーグル
母父 ロイヤルスキー
生年:1995年
性別:牡馬
毛色:栗毛
生涯成績:12戦7勝 [7-2-1-2]
主な勝ち鞍:安田記念、マイルCS、富士S他
エルコンドルパサー、グラスワンダー、
スペシャルウィーク、セイウンスカイ、
キングヘイローらと同期の同世代の
内国産最強マイル王。
グラスワンダーを差し切り安田記念を勝ち、
秋にはマイルCSを盤石の強さで制し、
春秋マイル王に輝いた、名マイラーであった。
1999年6月13日――。
その日の東京競馬場はたった一頭に全ての焦点が当てられていた。
怪物グラスワンダー、彼の勝ち方、その一点のみにファインダーは絞られていた。
安田記念のステップレース、京王杯SCを33秒3という豪烈脚で他馬を地平線の彼方まで沈静させてしまった後のこのレースでは、そうした境遇に取り巻かれるのも至極当然の向きではあった。
しかし、サンスポ佐藤洋一郎はレース前、自信満々にこう言い放っていた――
「グラスワンダーで絶対ではない」と――。
そして当日、安田記念スタートから秒針が1分30秒台に差し掛かった時、万民は悟った。
それが〝預言〟であり、そしていま、まさに眼前へとその光景広がりつつあることを――。
マル外全盛時代・それも最強のマル外にして“怪物”とまで謳われたグラスワンダーへと真っ向から反旗を翻し、内国産種牡馬の内国産馬による底力をダイナマイトのごとく掲げ、突進。
〝マルガイ〟という名のエンブレムを爆破せんとばかりに思いの丈を咆哮し、ハナ差へと凝縮させた「あの」シーンは、今でも驚愕であり、安田記念史の一端を目映く照らす一ページとして多くの民草の眼奥に焼きついているはずだ。そう、絶対であったはずのグラスワンダーの安田記念制覇を覆したエアジハードの歴史的聖戦を。
エアジハードは北海道は千歳、名門中の名門・天下の社台ファームに生まれ、スクスクと育っていった。父サクラユタカオーは倭国の中距離で驚異的強さとスピードを見せ付けた馬で、中距離においてはサクラローレルより強いと境勝太郎氏が太鼓判を押すほどの馬であった。著名な評論家たちの評価も高くい父の毛色をそのまま受け継ぎ、そっくりなところもあって期待は高まったが、生まれつき膝が反り返っており、あまりの負荷をかけることは危険だと判断され、薄氷を踏むように慎重に調整されていった。これは伊藤正徳厩舎に所属するようになってからも変わらず、伊藤氏も「あまり無理追いはさせられない」と語っている。
デビュー戦は中山芝1,200mで、武騎手を背に3馬身半差の大楽勝。つづくカトレア賞も快勝し、スプリングSへ挑戦。惜しくも4着と敗れ、次戦ではNHKマイルCへと参戦。ここは生涯唯一となる8着と大敗を喫したが、以降崩れを知らぬ名馬へと成長を遂げてゆく。
休養明けから900万下、奥多摩S、富士Sと三連勝。特に初重賞制覇となった富士Sはクビ差であったものの、非常に強く、また余裕のある内容で、東京1,400mならこの世代でもナンバーワンなのではないかとさえ感知するものも多かった。ちなみにこの世代、すでに登場しているグラスワンダーをはじめ、エルコンドルパサー、スペシャルウィーク、セイウンスカイ、キングヘイロー、アグネスワールド、マイネルラブ、ツルマルツヨシといった強豪・豪傑・名馬・名脇役…揃いもそろった天下無双のいわゆる“黄金世代”であったことを付言しておこう。この三連勝に伊藤調教師は「タイキシャトルの後継になれる」と発したが、その確信を証明するまでにはもう一年の歳月を要することになる。
それしても、この世代はマル外が強かった。グラスワンダー・エルコンドルパサーの両巨翼の他に世界を制するアグネスワールド、タイキシャトルに引導を渡すマイネルラブ、有馬記念2着で世間をあっと言わせるアメリカンボスのほか、シンコウエドワード、スギノキューティー、ロードアックス、ミラクルタイム、トキオパーフェクト…大成できなかった大物もフィガロやラウンドスペクターなど、多士済々。
有力素質馬を挙げるに枚挙に暇がなかった。そんな時代に気を吐いた内国産の星エアジハード。
1999年の最大目標を安田記念とし、谷川岳Sから始動。手前を替えないまま走り、ここは試走といったところだったか、2戦目ではグラスワンダー相手に正攻法の真っ向勝負。しかし、冒頭で記したように33秒3という極限の切れに屈し、2着と敗戦。この一戦で対グラスワンダーの秘策を練りに練った陣営は、大いなる聖戦を成功さするべく強い思いを胸に、エアジハードを送り出した。
勝負はグラスワンダーが抜け出した後、一瞬の隙を突き、ゴール寸前で交わす…――。
勝ち目は…勝てる可能性は…その一手に賭けるしかなかった。瞬発力もパワーもグラスワンダーには遠く及ばない。しかし、府中の適性と並びかけるまでの一瞬の脚ならそう差はないはずだ…そう師は睨んでいた。蛯名騎手もその想いは重々承知しており、腹を括ってグラスワンダー封じのみを考えていた――。
単勝オッズ1.3倍。
「見たいのはグラスワンダー1着だけ」
そうしたファンの想いを代弁するかのように府中に大歓声とファンファーレが大々的に反響轟かせると、程なくゲートが18頭を吐き出した。グラスワンダーは中団の位置に着けるも、香港馬のムータティールと接触し、順調さを欠く。しかし、それもハンデにすらならないと考えていたファンも陣営も直線は他馬を千切り捨てると確信しきっていた。しかし――
府中の直線、伸びあぐねるグラスワンダーがのた打ち回っていた…。
勝利の確証があるにもかかわらず、まるで金縛りにでもあったように、漸伸しかできない怪物の背後に、一頭の影が迫りつつあった。
エアジハードである。まさに待っていたのはこの瞬間だった。まさかここまでグラスが軌道をずれることは計算外だったが、願ってもない誤算。このチャンスは絶対に逃せない――。〝グラスワンダー〟という外国産の集大成を倭国で生まれた倭国産種牡馬の息子が差し切って見せたのである。ライムライトを浴びたのはまさかまさかの地味な内国産馬。しかしよく見れば光芒たぎらせるその馬体は超一流馬のみが放てるオーラであった。
その後のエアジハードはさらなる進化を遂げ、無敵のマイラーへの階段を歩み始める。
秋の天皇賞はあわやの場面もある3着。史上に残る好メンバーでこの内容ならケチの付けようがなく、真価全開はマイルCS。何の危なげもない、これぞマイラーという先行抜け出しの堂々たる圧勝。
しかし、未来へのパノラマが広がり始めた、その直後の香港遠征で屈腱炎を発症し、ターフを去ることになってしまう。
「タイキシャトルの後継」…その道を歩みはじめた矢先のことだっただけに、遺恨・悔恨の思いは計り知れないものだったに違いない。
『聖戦』と訳される〝ジハード〟には、「内」と「外」、二つのジハードが存在するのだと言う。
「内へのジハード」は「個人内面との戦い」。これはまさにエアジハード自身がかかえた脚元との闘いではなかった。あるいは…内国産種雄馬の当時の惨憺たる立ち位置を物語るものであったのか――。
「外へのジハード」。これこそはまさに時代の潮流に警鐘を鳴らし、マル外帝国へと正々堂々、威風堂々たるスピードを持って制した彼の真骨頂そのままを表象する言葉に他なるまい。
そしてまた〝ジハード〟は、「(イスラーム)世界を拡大、あるいは防衛するための戦い」なのだという。あの日、大衆が目の当たりにした『ジハード』はその後の倭国競馬を予言した一戦ともなった。
マル外馬は衰退の一途を辿り、サンデー系の直仔や孫ばかりとは言え、内国産馬がターフの大レースを疾駆するのも夢物語ではなくなったのだから。
しかし、それでは本当の〝ジハード〟では無い…そんな気がしてならない。
「ジハード」…その語源はアラビア語で「努力する、奮闘する」というものらしい。
エアジハードの活躍は舞台裏で彼を支えた多くの人々の…もちろん彼自身の努力の賜物である。そして、その語義は遠く時空を超え、今に響き渡る――……倭国内国産種牡馬の活躍。
それはエアジハードを筆頭に非サンデー系に課せられた天命であり命題であろう。馬もそして人も奮起・奮闘、日々努力の鍛錬を怠る訳にはいかない。
いつの日かやって来るであろう、その大いなる〝ジハード〟のために。 November 11, 2025
3RP
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今日は仕事で行けなくて残念ですが、帰ってから録画で楽しみます🥰
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DeNA・松尾汐恩「おいしいものも食べさせてあげたい。(普段は)漬物しか食うてない」祖父母孝行を誓う 1200万円増で契約更改 - サンスポ https://t.co/3atbF09nm0 @SANSPOCOMから November 11, 2025
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