1982年9月のある日、毎週会社の帰りに何度か立ち寄っていたESD社でビデオ画像入カシステムDIGISECTORを見て衝撃を受けました。モノクロビデオカメラと分解能 280✕192画素、グレイスケール255レベルといった能力をもったシステムでしたが、本来の目的は形状の判断や距離・面積測定などのため…すなわち研究用でした。例えば発芽のメカニズム解析や結晶成長研究などに実際に活用されていたようです。
コントロールもBASICのプリント文で可能なインテリジェントな製品だったので使いやすかったわけです。
私はこの大変高尚なシステムを「女優の姿などを取り込む」ために使ったのです（笑）。ESD社からは「そんな使い方をされたのは松田さんが初めてでしょう」とからかわれた事を思い出します😝。
このApplellとビデオ入カシステムの相性は大変よく、DIGISECTORを使用する中から多くの新しい発想を得ましたし、当時まだまだ実写のデータをパソコン・マイコン画面に表示する例がほとんどなかったので大いにインパクトのあるグラフィックを作ることに貢献してくれました。そして穿った見方かも知れませんが後年起業してからパソコン（Mac)とビデオ入力といった環境を重視するようになった先駆けでもあったのです。
#mactechlab December 12, 2025

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