ケニー・オメガ、自身の引退について語る

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「後悔を残したままリングを去ったり、恥をかいたり、自分の評判を落とす形で終わりたくないんだ。

まだ自分の体にある程度の動きが残っているうちに身を引きたい。完全にボロボロになるまで働いて、“昔のケニー・オメガ”とは似ても似つかない姿になって辞めるような終わり方はしたくない」

「そんなタイミングをずっと考えてきたけれど、もう一つ大事なのは、俺がいざ去る時が来ても人に悲しんでほしくないということだ。
変に聞こえるかもしれないが、理想を言えば俺がいなくなったことに誰も気づかないくらいが一番いい。

俺自身が人を育てるか、もしくは会社が十分にスターを生み出していて、その輝きで俺がいなくなることが自然に埋もれるような状況になっていてほしい。

それが一番の喜びだ」 November 11, 2025

ケニー・オメガ、AJスタイルズという存在が自身の人生にどれだけの影響を与えたかを語る

目に見える実績以上に、AJがプロレス界に与えた影響はあまりにも大きすぎると思います。

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ケニー:

AJが俺のキャリアにどれだけ大きな影響を与えてきたか、知っている人間も少なくないだろう。
本人がそれを自覚しているかはわからない。俺にもわからない。けど、AJが関わってくれたことで俺のキャリアが大きく進んだ場面は、少なくとも三つすぐに挙げられる。

俺はWWE育成団体を離れたあと、このままプロレスを続けるべきか本気で迷っていた。あの時見せられた“プロレス界の裏側”は、俺にとってまったく面白くなかった。
インディーで感じていた自由な創造性なんて、あのレベルじゃ通用しない。何もかも細かく管理されて、その管理したものすらさらに管理される。そんな環境じゃ俺は俺でいられないし、俺でいることが一番楽しかったのに、それすら許されないなら戻る意味がないと思った。
インディーに戻って、そのまま静かにフェードアウトするのもありだと考えていたんだ。

そんな時、PCWのアンドリュー・シェルクロスっていう地元のプロモーターが、『大きな大会がある。ファンは今も君を愛してる。AJスタイルズとやってほしい』と言ってくれた。俺は“これが最後の試合になるなら最高だな”と思った。

AJとは事前の絡みもなかった。
でも試合の最中、息の合い方が自然すぎて驚いた。やり取りがかみ合って、化学反応が自然に起きている感じだった。
“これがこのレベルの選手と戦う感覚か。俺は恥をかいてない。完全についていけてるわけじゃないけど、恥をかかずにすんだ。もっと頑張れば、このレベルに到達できるかもしれない”と思えたんだ。

それから俺が新倭国でブレイクした頃、AJはIWGPヘビー級王者で俺はIWGPジュニア王者だった。
AJが持っていたもの、あの雰囲気や存在感の源が知りたかった。“どうやって王者は作られるのか”。その道筋を見たかった。

そして、AJは飯伏幸太との試合に俺を絡めることを許してくれた。そこからゴールデン☆ラヴァーズの物語を復活させる道ができた。
AJの許可がなければ、あの感情の物語を挟むことはできず、ゴールデン☆ラヴァーズ再結成もなかっただろうね。

さらに最後で、そして多分一番大事なのは、AJがWWEに行く前に俺たちがAJを裏切った時のことだ。
あれは誰にも何も言わず、バックスと俺で“これはやるべきだ”と決めて、そのまま実行した。AJはビジネスをよく理解しているから、何が一番良いのかを本能的にわかっていて、完璧に合わせてくれた。AJが背中を見せ、その瞬間を作らせてくれたからこそ、あれが成り立った。

本人は気づいてないかもしれないが、あれがThe Eliteにつながり、BTEにつながり、Hot Topicにつながり、そして最終的にはAEWにつながった。

俺たちの人生にAJが関わってくれたことは、AEWにとっても俺たちにとっても決定的なことだったのは間違いないよ。 November 11, 2025

ケニー・オメガ、ジャック・ペリー、ルチャサウルスが #AEWFullGear でのドン・キャリス・ファミリーとの全面対決に向かいます。

「金で家族は買えないなんて言われるが、ドン。俺が便利じゃなくなった瞬間に、お前が選手を買った時点で、その常識は間違いだと証明してみせたよ。
友情は金で買えないとも言うが、ヤングバックス、お前たちも見事にその間違いを証明してくれた。
ジョシュ・アレキサンダー。お前が飯伏の脚を折り、それを誇らしげに語ったとき。そして中澤に八つ当たりをぶつけたとき。あれですべてが個人的な戦いに変わった。

だから今度の #AEWFullGear で、100万だろうが、200万だろうが、1000万だろうが、いくら積まれたって、俺たちがお前らにすることは変わらない。ドン、お前にもだ。
土曜までによく眠っておくんだな。札束でも数えながら。その時間ももう終わりが近い。
ひとまずお別れだ。フルギアで会おう。 グッバイ・アンド・グッナイ、バン！」

#AEWDynamite
@KennyOmegamanX | @boy_myth_legend | @luchasaurus November 11, 2025