欧州メーカーから見て邪魔者だった倭国製HVを禁止して、開発の簡単なEVで各メーカーゼロからスタートすれば、欧州メーカーに勝機ありと踏んだのでしょう。
しかし、現実はそれほど簡単ではなく、EVの方が自社完結型の製造が可能で、量産効果が高く、テスラ＆中華EVに席巻されたということ。慌てて補助金を減らしたらテスラは減速したけどBYDには影響なし。
そうして気がつけばガソリン車禁止まであと10年。時間稼ぎ必要になり、少しくらいガソリン車も売っても良いことにしたということでしょうね。
倭国車が有利になった訳ではありません。ヤリスやプリウス1台売るためにBEVを9台売らなきゃならないルール案ですからね。 December 12, 2025

欧州が2035年のガソリン車禁止を撤回したと思っている方へ：今回のリリースは、そういう内容ではありません(リンクはEUのソース)。ここでまとめてみたいと思います。提案されている新ルール：2035年時点で、自動車メーカーは2021年に対し、排出を10分の1にすること。例を挙げるなら、90%電気自動車+10%の今まで通りのガソリン車とか、電気自動車ゼロ+平均燃費を10倍に(=100km/Lとか)にするなどです。また10%の排出についても、欧州で精錬された低炭素の鉄を使ったり、価格がガソリンの数倍になると言われているe-Fuelを使ってオフセットすることを要求しています。
例えばヤリスの最新ハイブリッド車はEU基準で88g/km。どこを基準に10分の1にするのか分からないのですが、仮にフォルクスワーゲンの車全体の2021年の平均排出は118.5g/km。これを10で割ると11.85g/kmで、トヨタはヤリスハイブリッドを100%にしても2035年基準の8倍になってしまいます。11.85g/kmというのは、1km走行するために、11.85gのCO2排出しか許されないということ。燃費で言うなら、195km/Lです。
では、ヤリスと電気自動車を組み合わせて販売すると仮定して、EUの新しい2035年基準を満たすための、電気自動車販売比率を計算してみましょう。電気自動車比率をrとすると、

88x(1-r)=11.85
r=86.5%

なので、全部ヤリスで行くなら86.5%を電気自動車に、ハイブリッドのヤリスは13.5%だけ売ることができます。
※プラグインハイブリッド車の排出量の計算方法は複雑なので割愛します。

結論として、今回のEUのリリースはCO2排出削減という点では後退ではあるものの、ガソリン車を今まで通り販売できるわけではなく、過半数を優に超える電気自動車の比率を達成する必要があります。
https://t.co/UwLV7Wg9R7 December 12, 2025

いやいやガソリン回帰はしてないだろ。ウクライナ戦争を契機に世界は米露中の三極体制になって原油が一番豊富なのはロシア＋中東のグループでガソリン車維持できるのはここだけ。アメリカは何とか自給できるが他はEVに行くしかない。特に中国陣営は。 https://t.co/8LXHRqjcBY December 12, 2025

https://t.co/9taZoaHJ9w
【EV用電池の進化とパナソニック エナジーの挑戦】シェアよりも長期的な利益を追求／北米特化戦略の本質／不可能な目標がイノベーションを生む
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パナソニックエナジー北米集中と電池進化の挑戦

🔳事業の中核と渡辺氏のキャリア
パナソニックエナジーは一次電池から二次電池まで長年開発してきた会社で、売上の半分以上が車載用電池。渡辺氏はリチウムイオン電池黎明期から約36年携わり、携帯→PC→車へと用途が変わる中で技術を進化させてきた。

🔳世界シェア低下の見え方と北米での強さ
世界シェアは約6〜7%に見えるが、EV生産の大半が中国で同社が中国車載を手掛けていないことが大きい。一方で北米に集中し、北米ではシェア36%以上で首位級を維持。生産量自体は増えているが「世界シェア」だけを見ると低下に見える。

🔳シェアより重要なのは利益と戦略のフォーカス
競争戦略の観点では、シェアは利益を削れば上げられるため本質指標ではない。重要なのは長期的に儲けながら成長できること。そのために「何をやらないか」を含めたフォーカスが戦略の核で、北米集中はその具体例として語られた。

🔳北米集中の理由とEV市場拡大の背景
北米集中の起点は米EVメーカーが電気自動車をやりたいと言った際に同社が供給したこと。当時、要求性能を満たせるのが同社だけだった。EV普及の背景は「価格」で、電池性能向上とコスト低下が進み、ガソリン車と競える魅力が出てきたことが大きい。

🔳電池技術の進化は性能3倍・コスト1/50
PC向け電池でエネルギー密度を約3倍に高めつつ、コストは対数軸で見るほど大きく下がり1/50水準まで低下。市場拡大による量産効果と技術進化が同時に効き、電池が「車を買える値段」へ近づいたことが転換点になった。

🔳PC向け開発がEVに転用できた理由と弱点の補完
ノートPCは充電状態で使われる時間が長く、EVも同様に充電状態にある時間が長い。そのためPC用で培った長寿命・劣化抑制の成果が転用できた。一方で低温耐性など弱点もあったが、7000本の電池を積むことで自己発熱で温めるなどシステム設計で補完し、安全性も冗長設計で担保した。

🔳脱炭素の政治リスクと見立て
温暖化自体は科学的事実として疑いにくいという前提の上で、米国では産業基盤やエネルギー安全保障の都合で「減速」が起きていると捉えている。ただし最終的には脱炭素へ戻る可能性が高く、むしろ時間を得た局面として次の手を打ちたいという発想が示された。

🔳ネバダ工場の立ち上げと離職・現場の過酷さ
ネバダ州での工場は顧客工場との近接など供給面の合理性に加え、広大で安価な土地が要因。小さなカジノ街で3000人規模の人材確保が必要で、月に100人以上が辞める状況。倭国から約400人を派遣し、カジノホテル住まいで教育・定着に苦労した。

🔳在庫ゼロに近い直結オペレーションとラスボス介入
電池工場と顧客側の電池パック工程が直結し在庫がほぼなく、止めれば車工場に直撃するため極度のプレッシャーがある。ボトルネックになると顧客トップが毎週のように入り、プロセスを徹底レビューし「スピードを上げろ」と迫る。結果として立ち上げ初期は計画どおりに伸びず大きく苦戦した。

🔳学んだことは不可能目標と人材選別
最も学んだのは目標設定で、まず「不可能な目標」を掲げ、挑む人だけが残る構造を作る。その結果、積み上げ式より高い到達点に行けるという。電池はEVの心臓であり、顧客との距離が極端に近い“一蓮托生”の関係が強烈な学習環境になった。

🔳桁違いの量と改善の体系化
材料コンテナを「1日で使い切る」規模感など、電池産業の資材量の異常さを体感。米国での経験を踏まえ、新工場では500項目以上の改善点を入れ、巨大な設備で集中生産しコスト低下と交渉力を高める発想が語られた。

🔳未来は資源直結のサプライチェーン革新と次世代電池
将来は資源〜材料〜電池までの多段階プロセスを短縮し、よりダイレクトに電池へつなぐことでコストを下げる発想（D2D的な方向性）が重要になる。現状技術で中国に正面から挑むのではなく、資源・リサイクルを含むイノベーションで「より安く」を実現しないとEVは広がらないという見立て。

🔳ガチ固体電池の位置づけと実装ステップ
「固体電池」と呼ばれていても実際には液体が残るものも多く、本当に固体だけのものを区別して「ガチ固体電池」と表現。固体化は目的ではなく価値が出る領域から入るべきで、高温環境など液系が分解しやすい領域でまず社会実装し、量産でコストが下がった後に用途展開していくという段階戦略が示された。

🔳AI時代の電力課題と電池の役割
AIは電力消費が大きく負荷変動も激しいため、発電との間にバッファが必要になり、温度制御が要らない電池は魅力が増す可能性がある。将来、AI周辺の新しいプレイヤーが巨大構想で参入し、過去の北米挑戦で得たノウハウが再び活きる可能性が語られた。

🔳環境と社会へのコミット、そして最後のビジョン
同社は環境を事業の中心に置き、蓄電は産業のポジショニングが良い領域だという認識。パナソニックグループの事業絞り込みでエナジーが中核化する中、国策とも絡む長期戦を「フォーカスしているから諦めない」という筋で進める。最終的な目標は「未来を変えるエナジー」として、会社があったから社会が良くなったと言われる存在になること。 December 12, 2025

テスラは充電設備を作れば車が売れるけど、既存メーカーはEV売れた分ガソリン車が売れないので販売台数が伸びないというジレンマ https://t.co/86IfF0wOel December 12, 2025

実は水素はエネルギーじゃないんです。水素はすぐ他のものにくっついてしまうか、宇宙空間に逃げてしまうかで、単独では存在しません。だから水素を掘ることは出来ないのです。
水素を作るには、化石燃料を半分燃やして作るか、水から作ります。化石燃料は炭素と水素でできているので炭化水素と呼ばれますが、これに地球上の酸素を反応させると燃えて、、いや炭素だけ燃やすと、炭素は二酸化炭素になり、水素を取り出せます。今、倭国国内で利用されているほぼすべての水素はこの方法で作られており、安くできます。
2番目の水から作る場合は、水に電気を流し、酸素と水素に分ける方法が使われます。このときに使う電力は結構多く、当然ですが作った水素は使った電気代より価格が高くなります。例えば石炭で発電した電気で、水を分解して水素を作ると、その水素は石炭より当然高価になります。
さてここで、前者の水素をグレー水素、後者をグリーン水素といいます。グレー水素はあまり脱炭素というか、低排出化に貢献しません。半分燃やしてるからです。そのため、CO2を削減するためには、
・安く、かつ低炭素な電源を大量に用意し
・水から水素を作る
事が必要になります。これを倭国政府は、海外でやって、水素を輸入するつもりのようです。

しかし！！安く低炭素な電源、って倭国にも太陽光があります。それ、そのまま、電気自動車に充電することもできますよね？わざわざ水素を「経由」する理由は何でしょうか？

実は、あまりないのです。
水素を経由することで、水素を使った車の燃料費は、電気自動車の約3倍になると言われています。これを安くする方法はありません。いま、グレー水素ですら1kg 2000円を超えているのに、それより手間のかかるグリーン水素が2000円で収まるわけない。ちなみにキロ2000円で、ガソリンなら13.3L買えますが、水素燃料電池車はだいたい100km走れます。つまりガソリン車でいうとリッター7.5km。これが現実なのです。こんなに燃費が悪いクルマ、買いますか？

実は、倭国国内では再エネに対する反対が強く、政府は再エネの普及をあきらめるかわり、国民に多大な負担を強いて、海外に頼る戦略を持っています。しかしこれは間違いです。電気を水素にして海外からわざわざ買うのではなく、自分で作ればタダなのです。そこに気づくかどうかが、倭国の生き残りを決めるかもしれません。 December 12, 2025

これをどう読んだら欧州はEVを諦めたになるのかわからない。燃費を2021年比率で10倍にするならガソリン車も売っていいよって、物理学的に不可能やろ。
合成燃料でスーパーカー走らせたい金持ちのための抜け穴やろ。倭国メーカーの勝利みたいに盛り上がってるけど倭国に欧州で人気のスーパーカーメーカなんてないやろ。 December 12, 2025

ステップワゴンの30周年特別仕様車は内容が結構良いだけに、e:HEVにしか設定されないのが残念…
やはりハイブリッドをメインで売りたいんだろうね。

でも雪国では、e:HEVはほとんど走っていなくてガソリン車の4WDが大半なんだよねぇ🤔 https://t.co/bi2cq5wq00 December 12, 2025

このツイートこそ1番現実が見えていない。
何一つ倭国のメーカー各社のラインナップ見てないからな。
倭国のメーカーが「ガソリン車しか売っていない」「EVの技術開発も何一つ行っていない」という思い込みの発言。
倭国のメーカーのスタンスは「全部安価で高品質にやる」である。 https://t.co/p6oBdTAvTi December 12, 2025